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顎関節症と栄養|整体師×管理栄養士が解説する再発予防の視点

本日の予約状況

こんにちは、からだ回復センター京都城陽整体院の柴田です。今日は顎の痛みや不調でお悩みの方に、ぜひ知っておいていただきたいことをお伝えします。

「ちゃんと通っているのに、なぜかまた戻ってしまう」
「マウスピースを作ったけど、根本的に変わっている感じがしない」
そんな経験はありませんか?

実際に当院でも、「顎に負担をかけないため、柔らかいものを食べるようにしています」とお話される方が、たくさんいらっしゃいます。その心がけはとても大切なことです。でも、もう一歩踏み込んで考えていただきたいことがあります。

もうひとつ大切なのが、「顎関節症と栄養の関係」です。「何を食べるか」と「その栄養素が体の中で何をしているか」は、実は全く別の話なんです。

管理栄養士でもあり、整体師として20年以上、食と体を専門的に学んできた知識とあわせて、長年多くの方の体に向き合ってきた経験から、今日はこのテーマをできるだけわかりやすくお伝えしていきます。「そういうことだったのか」と感じてもらえたら嬉しいです。

院長:柴田

体の外と内、両方から整えてこそ、再発しない体になれると確信しています

目次

顎関節症に「栄養」が関係するとは、どういうことか

顎関節を支えている組織、軟骨・靭帯・筋肉・神経は、すべて毎日の食事から取り込む栄養素をもとに少しずつ作り替えられています。施術で骨格のバランスを整えることはもちろん大切ですが、修復に必要な素材が体に届いていなければ、体は本来の回復力を発揮しきれません。

「体の外側を整えること」と「内側から修復の材料を補うこと」、この両方が揃って初めて、再発しにくい体ができていきます

これが、整体師として20年以上現場に立ちながら、食と体の両方を学んできた私が確信していることです。施術で体の外側を整えながら、栄養という視点で内側からも体を支える、この両方が重なるとき、患者さんの回復スピードが変わることを、現場で何度も体感してきました。

顎関節症が「治りにくい体」になっている理由

施術を受けてもすぐに元に戻ってしまう、何度通っても症状がぶり返す——そのような方に共通して見えてくることがあります。

それは、体の「修復の材料」が足りていない状態が続いているということです。顎関節を支える軟骨・靭帯・筋肉・神経は、毎日の食事から取り込む栄養素をもとに少しずつ作り替えられています。

どんなに丁寧に施術を行っても、その材料が体に届いていなければ、修復が思うように進まないことがあります。20年以上施術を続けてきた経験から言うと、回復が遅い方には食生活に共通のパターンがあります。

外側からしっかりと整えても、内側の材料が不足している状態では、体は本来の回復力を発揮しきれないのです

ストレスが「栄養の吸収」まで妨げる仕組み

やわらかく温かい食事でリラックス

もうひとつ、見落とされやすい重要なポイントがあります。それが、自律神経と消化吸収の関係です。

ストレスが続くと交感神経が優位になり、胃腸の働きが低下します。食事に気をつけているつもりでも、自律神経が乱れている状態では、栄養素が体に十分に吸収されにくくなります。

せっかく栄養価の高いものを食べていても、体が吸収できていない状態になることがあるのです。

顎関節症とストレスの深い関係についてはこちらの記事でも詳しくまとめていますが、「食事を変えても体調が変わらない」と感じている方は、自律神経のコンディションをあわせて整えることが、栄養を体に届ける近道になります。

顎関節症の改善に欠かせない5つの栄養素

食と体を専門的に学んできた立場から、顎関節の回復に深く関わる栄養素を5つに絞ってご紹介します。

それぞれについて「なぜ顎関節に必要なのか」「不足するとどうなるのか」「どんな食材から摂れるのか」の3点でお伝えしていきます。難しく考えずに、今日の食卓のヒントとして読んでみてください。

【最重要】マグネシウム——筋肉を「緩める」ために必要なミネラル

顎関節症の改善を考えるとき、マグネシウムはすべての栄養素の中で最も優先度が高いものです。その理由は、筋肉の「緩める」という動作に直接関わっているからです。

筋肉は収縮するだけでなく、正しく緩むことが必要です。顎まわりの咬筋や側頭筋は食いしばりや歯ぎしりと深く関係する筋肉で、これらが適切に緩まないと顎関節に慢性的な負担がかかり続けます。

マグネシウムが不足すると、筋肉が必要以上に収縮したまま戻りにくくなり、歯ぎしりや食いしばりが悪化しやすくなります。

ナッツ類・ひじき・納豆・そば・バナナなどに多く含まれています。加工食品や外食が続く生活では、気づかないうちに不足していることが多い栄養素のひとつです。

ビタミンB群——神経を守り、痛みの感受性を整える

顎関節症には、顔まわりの感覚を支配する三叉神経が深く関わっています。ビタミンB群はこの神経の修復と正常な機能をサポートする栄養素で、特にB6はセロトニンやGABAといった神経を落ち着かせる物質の合成を助ける役割を持っています。

B群が不足すると神経の修復が滞るだけでなく、痛みの感受性が高まり、通常なら気にならない程度の刺激でも強い痛みとして感じやすくなることがあります。

慢性的な疲れが抜けない、イライラしやすい、眠りが浅いと感じている方は、B群の摂取状況を振り返ってみてください。自律神経の安定にも深く関わっており、その詳細は顎関節症と自律神経の関係についての記事にまとめています。

豚肉・鶏レバー・マグロ・玄米・納豆などが主な食材です。

タンパク質×ビタミンC——コラーゲン合成には「セット」が必要

顎の関節を支える関節円板や靭帯の主な構成成分は、Ⅱ型コラーゲンです。このコラーゲンを体内で合成するには、タンパク質とビタミンCの両方がそろっていることが条件になります。

タンパク質だけを頑張って摂っても、ビタミンCがなければコラーゲンの合成反応は完成しません。

「タンパク質は意識して摂っているのに体が変わらない」という方は、ビタミンCが不足している可能性があります。肉・魚・大豆製品などのタンパク質と、野菜・果物などのビタミンCを毎食組み合わせて摂ることが、コラーゲン合成の基本です。「主菜のとなりに野菜を一皿」という意識で十分です。

EPA・DHA——炎症を「消す」のではなく「鎮める」働き

顎関節に痛みがある時期、体内では炎症反応が起きています。EPAやDHAは、この炎症を強引に消すのではなく、体の自然な炎症反応を穏やかに調整する働きをします。

現代の食生活では植物油などに多いオメガ6系の脂肪酸が過剰になりやすく、それがオメガ3系(EPA・DHA)との比率を崩して炎症が長引く一因になることがあります。

サバ・イワシ・サンマ・サーモンなどの青魚を週に2〜3回取り入れることを意識してみてください。忙しい日は缶詰を活用するのも、継続しやすくておすすめです。

ビタミンD——骨代謝と筋肉機能の両方に関わる

ビタミンDは骨の代謝だけでなく、筋肉が正常に収縮・弛緩するためにも必要な栄養素です。室内でのデスクワークが多い方や、日中の外出が少ない女性は特に不足しやすいといわれています。顎関節を支える骨格の健康維持という観点でも、見逃せない栄養素のひとつです。

鮭・しらす干し・卵黄・干し椎茸などから摂ることができます。秋から冬にかけては日光による体内合成が減るため、食事から意識して補う季節でもあります。

施術中に感じる“栄養との関係”

これは整体師として長年現場に立ってきた中で感じていることです。患者さんの筋肉に触れていると、運動による一般的な緊張とは少し質の違う硬さを感じることがあります。

20年以上施術を続けてきた中で、触れた瞬間に「栄養の影響も関係していそうだな」と感じる場面があります。もちろん、触れるだけで判断できるものではありません。ただ、食生活をうかがっていくと、タンパク質やミネラルが不足しやすい生活パターンが背景にあると気づくことがあります。

施術後の体の反応の出方にも差が見られます。「以前より体がゆるみやすいですね」と感じる方にお話をうかがうと、「青魚を意識するようにした」「野菜を増やしてみた」など、生活の中でいくつかの変化が重なっていることがあります。

食事だけで急に体が変わるわけではありません。ただ、施術・休養・栄養といった要素が合わさることで、体の反応が整いやすくなる場面があります。

日々の積み重ねが、回復の土台を少しずつ整えていくのだと感じています。

症状のフェーズ別・栄養の優先順位ガイド

顎関節症の症状は時期によって変化します。痛みが強い急性期と、少し落ち着いてきた回復期、そして再発を防ぐ維持期では、体が必要としている栄養素の優先順位が変わってきます。「今の自分はどのフェーズか」を意識しながら、今日の食事から取り入れてみてください。

フェーズ体の状態優先する栄養素食材選びのポイント
急性期(痛みが強い時期)炎症・筋肉の過緊張EPA・DHA、マグネシウム炎症を鎮め、筋弛緩を促すことが最優先。青魚・豆腐・ひじき・バナナを柔らかく調理して摂る
回復期(痛みが落ち着いてきた時期)軟骨・靭帯の修復フェーズタンパク質×ビタミンC、ビタミンDコラーゲン合成の材料を補給。白身魚・鶏むね肉・卵・ブロッコリー・パプリカを組み合わせる
維持・予防期(症状が落ち着いた時期)再発予防・自律神経の安定ビタミンB群、マグネシウム、多様な食材神経機能と筋弛緩を継続的にサポート。豚肉・玄米・納豆・ナッツ・発酵食品を取り入れた食卓を意識する

食べ方の癖や噛み方のバランスについては別の記事で詳しくまとめています。栄養と食べ方の両方を意識することで体の変化を実感しやすくなりますので、顎関節症が治らない人に多い食べ方の癖もあわせて参考にしてみてください。

サプリメントについて、正直にお伝えします

「サプリメントを飲めば改善しますか?」というご質問をよくいただきます。サプリメントは体を回復させる材料を補う、強力なサポート役になります。

ただし、からだ全体のバランスが整っていてこそ効果が出やすくなります。まず土台となるのは毎日の食事で、サプリはその補助として活用するのが理想的な考え方です。

ひとつ注意していただきたいのが、カルシウムのサプリを単独で大量に摂るケースです。

カルシウムとマグネシウムはバランスが重要で、カルシウムだけが過剰になるとマグネシウムの働きを妨げ、かえって筋肉が緊張しやすくなることがあります。「骨のためにカルシウムを飲んでいる」という方は、マグネシウムとのバランスも確認してみてください。

当院では施術とあわせて、食生活についても詳しくお聞きしながらアドバイスをお伝えしています。サプリの選び方も含めて、体のことは何でも気軽に相談してください。

栄養と整体の相乗効果——体の外と内を同時に整える

整体では骨格・筋肉・自律神経のバランスを体の外側から整えます。そして栄養は、体の内側から修復の素材を届けます。この2つの軸が同時に働くことで、体は本来の回復力を発揮しやすくなり、再発しにくい体の土台が作られていきます。

顎の症状は、痛みが出ているときだけでなく、「なんとなく違和感がある」「口を開けると音がする」という段階から対処するほど、回復が早くなります。痛みが強い場合は歯科や口腔外科の受診が必要ですが、慢性的な症状や再発予防のためには、体の外側と内側の両方から整える視点が大切です。

日々の食事や生活習慣を見直すだけでも、回復のスピードや体の安定感が変わります。特別な制限や高価なサプリを使わなくても、自宅でできる食事や生活習慣の工夫で、体の調子を整えやすくなります。

よくあるご質問

顎関節症はサプリだけで治りますか?

サプリメントは体を回復させる材料を補う、強力なサポート役になります。ただし、からだ全体のバランスが整っていてこそ効果が出やすくなります。当院では施術とあわせてサプリの活用もアドバイスしていますので、何を選べばいいかわからないときはそのまま相談してください。

どの栄養素から取り入れればいいですか?

迷ったらまずマグネシウムを意識してみてください。顎まわりの筋肉の緊張とも関わりが深い栄養素で、現代の食生活で不足しやすいミネラルでもあります。ただし、マグネシウムを摂ったからといって、すぐに体感できる変化が出るわけではありません。体の中では神経や筋肉の働きを支える反応が起こっていますが、それはゆるやかな変化です。

ナッツ・納豆・バナナ・ひじきなど、日常的に取り入れやすい食材から少しずつ始めてみてください。ナッツ類はマグネシウムが豊富ですが、痛みがある時は無理のない範囲で取り入れてくださいね。

食事改善だけで顎関節症は改善しますか?

食事を変えると、体が変わり始めるスピードが上がります。施術と食事改善を同時に進めることで、より早く楽になる方が多いです。どちらか一方より、両方を同時に整えることで体の変化を実感しやすくなります。

顎関節症に悪い食べ物はありますか?

急性期(痛みが強い時期)は、スルメ・フランスパン・硬いキャンディなど顎に強い負担がかかる食品は控えることをおすすめします。またカフェインの摂りすぎは交感神経を刺激して食いしばりを誘発しやすく、アルコールは睡眠の質を低下させて夜間の歯ぎしりを悪化させることがあります。「やめる」ではなく「減らす」という意識で、無理なく調整してみてください。

院長からのメッセージ

顎の症状で長く悩んでいるのに、なかなか改善しない。そんな方が当院に相談に来られることがあります。お話をうかがうと、施術は続けていたけれど、食事のことまではあまり意識していなかった、という方もいらっしゃいます。

どこに相談しても変わらなかった、という方にお伝えしたいのは、「これまでの取り組みが無意味だったわけではない」ということです。

体が回復していくためには、整えることと同時に、支える土台も必要です。外側から整えるだけでなく、内側から支える視点が加わることで、これまでの努力が活きてくる場面があります。

遠方の方で通院が難しい場合でも、今日からできることはあります。まずは栄養の視点を日常に少し取り入れてみてください。

体は、丁寧に向き合えば少しずつ応えてくれます。対面でのサポートが必要だと感じたときには、お近くの信頼できる専門家に相談してみてください。体の変化を一緒に見守ってくれる存在がいることは、きっと心強いはずです。

※本記事の栄養素に関する情報は、厚生労働省「日本人の食事摂取基準」および公的機関の情報をもとにしています。

この症状について、もう少し知りたい方へ

症状別ページでは、医療機関との役割の違いや当院の考え方、実際のご相談例なども紹介しています。「もしかしたら自分のことかもしれない」と感じる部分があれば、無理のない範囲で読んでみてください。

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からだ回復センター京都城陽整体院

院長 柴田 孝史(整体師・管理栄養士)

臨床の現場で、自律神経の乱れや慢性的な不調に悩む方のご相談を多く受けてきました。

体の外側(姿勢・緊張・動き)だけでなく、体の内側(美味しく食べながら体を支える食事や生活習慣)にも目を向けながら、無理のないサポートを大切にしています。

からだ回復センター京都城陽整体院には、城陽市・宇治市・京田辺市を中心に、京都府南部にお住まいの方が多く来院されています。

病院の検査では大きな異常が見つからなかったものの、不調が続いて不安を感じている方や、からだ全体を整えながら改善を目指したいとお考えの方からご相談をいただくことが多い整体院です。

アクセス・通いやすさについて

  • 近鉄京都線「富野荘駅」から徒歩4分
  • 京奈和自動車道「城陽インター」から車で約5分
  • アルプラザ城陽から車で約5分
  • 駐車場2台完備(お車でのご来院も便利です)

※京都市内や奈良県からお越しの方もいらっしゃいます。対応エリア外にお住まいの方も、どうぞお気軽にご相談ください。


院長:柴田

どんなお悩みもお気軽にご相談ください

住所
京都府城陽市枇杷庄島ノ宮5-15
電話番号
0774-55-5488
定休日
日曜・祝日
ご予約・お問い合わせ
050-3645-3688
24時間受付中

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