過換気症候群

過換気症候群（過呼吸）とは

過換気症候群（過呼吸）とは、必要以上に呼吸が速く深くなってしまうことで、血液中の二酸化炭素が減り、息苦しさや手足のしびれ、めまいなどさまざまな症状が現れる状態を指します。ストレスや不安、緊張など心の状態が大きく関わっていることが多く、身体に異常がない場合でも発症します。

日本では推定で人口の10％前後が一生のうちに過呼吸発作を経験するとされ、特に若い女性に多く見られます。

当院では、他の症状で通院されている方の中に、過換気症候群のような症状についてお話くださる方もいらっしゃいます。

過換気症候群を放置すると、さまざまな悪影響が生じる可能性があります。

この症状を放置してしまうと、発作への恐怖から外出や仕事が困難になったり、日常生活に大きな支障が出ることがあります。さらに進行すると、社会的な孤立やうつ状態に陥るケースもあり、心身ともに悪循環に陥る危険性があります。

過換気症候群って整体で良くなるの？

過換気症候群（過呼吸）の多くは、ストレスや不安、自律神経の乱れが背景にあると考えられています。整体ではこうした身体の緊張や姿勢のゆがみ、自律神経の働きに着目し、呼吸のしやすい状態へと導くサポートを行います。

ただし、過呼吸そのものを整体だけで「治す」ことは簡単ではありません。精神的な要因や長引く不安を伴う場合は、心療内科などとの併用が必要になることもあります。

それでも整体では、

呼吸に関わる筋肉（胸・背中・首まわり）の緊張をゆるめる

猫背や巻き肩など、呼吸を浅くする姿勢を整える

体のバランスを整えて、自律神経の働きをサポートする

といった身体面からのアプローチによって、「呼吸が楽になった」「不安感が軽くなった」と感じる方もいらっしゃいます。

薬に頼りたくない、できることから整えていきたい。そんな方にとって、整体は心と体を整える選択肢の一つとなり得ます。

過換気症候群（過呼吸）の原因

一人ひとりの背景や体の状態によって、過換気症候群（過呼吸）の原因はさまざまです。ストレスや姿勢の崩れ、呼吸に関わる筋肉の緊張、自律神経の乱れなど、複数の要因が重なって症状があらわれていることが多いようです。

過換気症候群（過呼吸）の原因として次のものが挙げられます。

過呼吸はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

原因は一つとは限らず、個人によって異なります。だからこそ、しっかりと検査を行い、あなた自身の原因を丁寧に見極めることが大切です。

一人ひとりの状態に合わせた対応が必要なため、改善には丁寧な検査が何より重要になります。

まずはお話をじっくりとお伺いし、一緒に改善への道筋を探していきます。あなたの体と心に寄り添いながら、しっかりとサポートいたします。

病院とはここが違います

過換気症候群（過呼吸）を改善するために

まずはお話をじっくりとお伺いし、あなたの過換気症候群（過呼吸）の原因を丁寧に明らかにしていきましょう。

当院では、多角的な視点から複数の検査を行い、過換気症候群（過呼吸）の根本的な原因を探ります。検査結果に基づいた明確な根拠をもとに、一つひとつ丁寧に施術や対策を進めてまいります。

当院の特徴

20年以上の施術経験を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当いたします。過呼吸の症状にもこれまでしっかりと対応してきましたので、どうぞ安心してお任せください。

姿勢や筋骨格系の歪みの検査だけでなく、自律神経機能やストレスレベル、栄養状態など多角的な検査を実施しています。

患部だけを見るのではなく、これらの総合的な検査・体質チェックにより、一人ひとりに最適な改善プランが提案でき、栄養と身体の両面に精通したプロフェッショナルだからこそ実現できる、根本からのトータルケアが当院の特徴です。

過呼吸改善には現在の身体状態を正確に把握することが最も重要であり、だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

この一貫性が、高い治療効果を生み、豊富な改善実績につながっています。

薬に頼っている方や、整骨院・整体・マッサージで効果が得られなかった方も、どうぞ諦めずにご相談ください。

過換気症候群（過呼吸）のQ＆A

過換気症候群の原因は何ですか？

精神的ストレスや不安、環境的な緊張、姿勢の崩れ、体の疲労など、複数の要因が絡み合って症状があらわれます。

過換気症候群は自然に良くなりますか？

過呼吸は、原因や体の状態によって異なりますが、多くの場合は適切なケアや対処法で改善が期待できます。放置せず、早めの対策が大切です。

過換気症候群の症状がある場合、してはいけないことはありますか？

無理に呼吸を止めたり、焦って深呼吸を繰り返すことは避けましょう。落ち着いてゆっくりと呼吸を整えることが大切です。

過呼吸のときに紙袋を使うのは良いですか？

かつては過呼吸の対処法として紙袋呼吸法がよく使われましたが、現在では注意が必要とされています。過呼吸の原因は人それぞれで、必ずしも二酸化炭素不足によるものとは限らず、心臓や呼吸器に問題がある場合は危険になることもあります。自己判断での使用は避け、医師や専門家の指導を受けることが大切です。

日常生活でできるセルフケアはありますか？

正しい姿勢を保ち、深呼吸やリラックス法を取り入れることが効果的です。ストレスをためすぎないよう適度な運動や休息も心がけましょう。

治療を受ける際に気をつけることはありますか？

施術中や日常生活での体調変化や気になることは、遠慮せずにその都度お伝えください。無理のない範囲で継続して通っていただくことで、より良い改善が期待できます。疑問や不安はいつでもご相談ください。

過換気症候群（過呼吸）でいろいろ悩まされていた皆さまも、当院で整体の施術を受けて、このような変化がありました。

脊柱の生理的な弯曲に働きかけ、体幹を整える当院の「脊柱軸整法」は、姿勢の改善を通じて呼吸の安定をサポートする手技です。過呼吸の症状をお持ちの方にも、呼吸がしやすくなったと感じられるケースがあります。

「脊柱軸整法」は、古武術の身体操作にヒントを得て発展させた独自の施術で、脊柱の自然なカーブや体幹の軸、関節のアライメントを整えることを目的としています。神経と運動機能の連動にも着目し、姿勢と動作の質を高めながら、身体全体の調和を図ることを目指します。

過換気症候群（過呼吸）は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなりますので、我慢は禁物です。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。