
院長:柴田お気軽にご相談ください!

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こんにちは、整体師×管理栄養士の柴田です。最近、「胃の調子が悪い」「食欲がわかない」「お腹が張ってスッキリしない」という悩みで来院される方が、以前よりも増えている印象があります。
しかも多くの方に共通しているのが、「病院で検査を受けたけれど、異常はないと言われた」という経験です。異常がないのに不調が続く。これほど不安で、もどかしいことはないですよね。
そういった方の体をみていると、かなりの確率で自律神経の乱れが関係しています。胃腸の不調を「胃だけの問題」として見ていると、なかなか原因にたどり着けないことがあるのです。
今日は、胃腸の不調と自律神経がどうつながっているのか、そしてからだ全体を整えることでなぜ改善に向かえるのかを、できるだけわかりやすくお伝えしていきます。


20年以上の臨床で、胃腸の不調には自律神経の乱れが関わっていると感じています。胃腸だけでなく、からだ全体を整えることが回復への近道です
この記事を読むとわかること
胃腸の不調が続いているのに、検査では「異常なし」。そんなときに見落とされがちな原因が、自律神経の乱れです。
体の構造と食事の両側から整えることで、多くの方が「楽になった」と実感されています。この記事では、その仕組みと対処のヒントをお伝えします。
胃腸の不調といっても、その症状は人によってさまざまです。ひとつだけ当てはまる方もいれば、いくつかが重なって出ている方もいます。まずは自分の症状と照らし合わせながら読んでみてください。
よくご相談いただく症状としては、食後にしばらくしても胃が重たい・もたれる感じが続くこと、吐き気がある・食欲がさっぱりわかないこと、下痢と便秘を繰り返すこと、お腹が張る・ガスがたまりやすいこと、食べた後にすぐお腹が痛くなることなどがあります。
これらの症状に共通しているのが、「検査では異常が見つからないのに、不調だけが続いている」という状態です。検査で問題がないなら安心できるはずなのに、症状がなくなるわけじゃない。そのギャップに、多くの方が戸惑いを感じています。


私たちの体を24時間コントロールしているのが、自律神経です。意識しなくても心臓を動かし、体温を保ち、食べたものを消化してくれる。その全てを担っているのが、交感神経と副交感神経という2種類の神経のバランスです。
胃腸の動きは、このうち副交感神経が優位なときにしっかり機能します。食べものを送り出す蠕動運動も、消化液の分泌も、副交感神経のもとで活発になります。ところが、ストレスや疲労、睡眠不足などで交感神経ばかりが優位になると、胃腸の動きはにぶくなり、消化がうまく進まなくなるのです。


「緊張するとお腹が痛くなる」という経験は、多くの方にあるのではないでしょうか。あれはまさに、脳と腸が神経を通じて互いに影響し合っている証拠です。脳がストレスを感じると腸に影響が出て、逆に腸の状態が悪いと脳の働きにも影響する。これを「脳腸相関」と呼びます。
腸には非常に多くの神経細胞があり、「第二の脳」とも呼ばれるほどです。腸と神経は切っても切れない関係にあるからこそ、自律神経の乱れは胃腸症状として現れやすいのです。
姿勢と自律神経のつながりについては、こちらでも詳しく解説しています。
→ 「姿勢」と「自律神経」はなぜつながっているのか
整体の現場で多くの方の体をみてきた経験から、自律神経が乱れたときの胃腸の不調には大きく4つのパターンがあると感じています。どのパターンに当てはまるかによって、体へのアプローチが変わってきます。自分がどのタイプに近いか、確認しながら読んでみてください。


仕事や人間関係のプレッシャーで交感神経が過剰に働き続け、胃の動きが落ちているタイプです。食後のもたれ感や胃痛が出やすく、食欲不振が続くことも多いです。「忙しい時期が続くと必ず胃がおかしくなる」という方は、このパターンが多いです。休日になると少し楽になるのが特徴です。


長期間の疲労やオーバーワークで、副交感神経がうまく機能しなくなっている状態です。「ちゃんと休んでいるはずなのに、胃腸が回復しない」と感じる方はこのタイプを疑ってみてください。体が休息のスイッチを入れられなくなっているサインかもしれません。
腸内細菌のバランスが崩れ、下痢と便秘が交互に繰り返されたり、お腹の張りが続いたりするパターンです。食事の偏り、睡眠不足、慢性的なストレスなどが引き金になることが多いです。
腸内環境の乱れはそのまま自律神経の乱れにもつながるため、悪循環に陥りやすいのが特徴です。
自律神経を正常に働かせるための神経伝達物質は、食事からとった栄養素を材料にして作られています。食事が偏っていたり、胃腸が弱って消化吸収がうまくいかない状態が続くと、材料そのものが不足してしまいます。
「食事に気をつけているつもりなのに改善しない」という方は、吸収の問題まで含めて見直す必要があります。
この4つのパターンは、どれか一つだけということは少なく、複数が重なっているケースも多いです。自分がどのタイプなのかを知るだけでも、対策の方向性がぐっと変わってきます。
「整体で胃腸が良くなるの?」と驚かれる方は多いです。でも実際に、整体を受けて「胃腸の調子が変わった」とおっしゃる方は少なくありません。体の仕組みを知ると、その理由が見えてきます。


背骨や骨盤のゆがみは、そこを通る神経の働きに直接影響します。特に胸椎(背中の真ん中あたり)のバランスが乱れると、胃腸を支配する神経にも影響が及びやすくなります。からだ全体の骨格を整え、神経の通り道を正常に保つことが、胃腸機能の回復につながります。
また、猫背や前かがみの姿勢が続くと横隔膜の動きが制限され、その下にある胃への圧迫が生じます。当院では横隔膜のこわばりをゆるめ、深い呼吸ができる体に整えることも大切にしています。呼吸が深くなると副交感神経が優位になりやすくなり、蠕動運動も回復しやすくなるのです。


整体で体の構造を整えながら、もう一つ大切にしているのが食事と栄養の視点です。胃腸が弱っているときは、消化酵素の働きをサポートする食材が助けになります。大根・キャベツ・山芋などは、胃腸への負担を減らしながら消化を助けてくれます。
腸内環境を整えるうえでは、発酵食品(味噌・ぬか漬け・納豆など)も腸内細菌のバランスをサポートするうえで、取り入れる価値のある食材です。ただし、発酵食品も「合う・合わない」が個人によって異なります。「体に良いと言われているのになぜか合わない」と感じたら、それは体からのサインかもしれません。
自律神経を支える神経伝達物質の材料となる栄養については、より詳しくこちらで解説しています。
→ 自律神経の不調を”あなたに合わせて”整える理由
「まず自分でできることを試したい」という方のために、今すぐ始められる3つのことをお伝えします。難しいことは何もありません。ハードルが低いものから始めるのが、続けるコツです。


副交感神経を活性化するもっとも手軽な方法が、ゆっくりとした腹式呼吸です。鼻から4秒かけてお腹をふくらませながら吸い、口から8秒かけてゆっくり吐く。これを5回繰り返すだけで、体の緊張がほぐれてきます。朝起きたとき、食後のひとやすみ、寝る前など、ルーティンに組み込んでみてください。


胃腸が弱っているときは、いきなり食事の内容を大幅に変えようとするより、食べ方の基本を整えるほうが先です。冷たいものを避けて温かいものをとる、よく噛んでゆっくり食べる、決まった時間に食べる習慣をつける。それだけで消化への負担はかなり変わります。「食事のことも相談したい」という方は、来院時にお気軽にどうぞ。


夜間のスマートフォンやパソコンのブルーライトは交感神経を刺激し、副交感神経への切り替えを妨げます。就寝の1時間前にスクリーンを手放す習慣をつけると、翌朝の胃腸の調子が変わってくる方は少なくありません。「わかっていてもやめられない」という方、まず30分だけ試してみてください。


20年以上、整体の現場で多くの方の体をみてきて気づいたことがあります。胃腸の不調で悩んでいる方の体を調べると、ほぼ例外なく、からだ全体のバランスが崩れているということです。
胃腸だけが悪いのではなく、姿勢が崩れていて横隔膜が固まっている。呼吸が浅くて副交感神経が働けていない。首や背中の緊張が強く、神経の流れが滞っている。そういった体全体の問題が重なって、胃腸症状として現れているケースがほとんどです。
だから当院では、「胃腸だけを治す」という考え方をしていません。姿勢・骨格・神経・呼吸、そして食事や生活習慣まで含めてからだ全体を把握したうえで、その方に必要なアプローチを考えます。
たとえば、30代の女性で「食後の胃もたれと吐き気が3ヶ月続いていた」という方がいました。内科で検査をしても異常なし。胃薬を飲んでも改善しない。体をみてみると、胸椎の可動域が極端に低下していて、横隔膜もかなり固まっていました。施術で体のバランスを整え、呼吸の深さを取り戻していくうちに、胃腸の症状も少しずつ落ち着いていきました。もちろん体の状態は一人ひとり違いますが、からだ全体をみることで見えてくるものがある、ということを実感した事例です。
胃もたれについてより詳しく知りたい方はこちら。
→ 胃もたれにお困りの方へ
「検査では異常なし」と言われた胃腸の不調については、こちらもご覧ください。
→ 機能性ディスペプシアについて
実際に来院される前に「聞いてみたい」と思われることをまとめました。気になることがあれば、来院時にも遠慮なく聞いてください。
A.
背骨や骨盤の状態は、自律神経の働きに影響すると考えられています。特に胸椎(背中の真ん中)の動きが低下すると、胃腸に関わる神経の働きにも影響しやすくなります。
「整体=肩こりや腰痛」というイメージを持たれる方も多いですが、体の構造を整えることで、胃腸の働きが整いやすくなるケースもあります。当院では、まず体の状態をしっかり確認したうえで、その方に合った方法を一緒に考えていきます。
A.
はじめての方も、まったく気負わなくて大丈夫です。「どこが悪いのかよくわからない」「いくつか症状が重なっている」という方がほとんどです。今の症状・いつ頃から続いているか・これまでに受けた検査や治療のこと、このくらいを話していただければ十分です。
食事や生活習慣についてもお聞きすることがありますが、これも話せる範囲で大丈夫です。話しながら、一緒に整理していきましょう。
胃腸の不調って、周りに話してもなかなか伝わりにくいですよね。「気のせいじゃない?」「ストレスなんじゃない?」と言われてしまうこともある。検査で異常がなければ、なおさらです。
でも、症状があるということは、体が何かを訴えているサインです。それを「気のせい」で片づけるのではなく、きちんと体と向き合ってほしいと思っています。
当院では、体の状態をしっかりと確認したうえで施術を行います。骨格・神経・呼吸の状態はもちろん、食事や生活習慣についても一緒に考えることができます。「整体のことも、食事のことも相談できる場所がある」と感じてもらえたら、それがいちばんうれしいです。
一人で抱え込まないでください。「こんなこと相談していいのかな」という内容でも、どうぞ遠慮なく声をかけてください。あなたの体のことを、一緒に考えさせていただきます。
胃腸の不調が続いているのに、検査では何も出ない。その経験は、決して「気のせい」ではありません。自律神経の乱れが、胃腸の動きや消化機能に影響しているサインかもしれません。
この記事のポイント
「まず自分でできることから始めてみよう」という気持ちが湧いてきたなら、それで十分なスタートです。それでも改善しない、もっと根本から整えたいと感じたとき、ぜひ当院に相談してください。体のことも、食事のことも、一緒に考えます。
監修:からだ回復センター京都城陽整体院 院長 柴田孝史




からだ回復センター京都城陽整体院
からだ回復センター京都城陽整体院には、城陽市・宇治市・京田辺市を中心に、京都府南部にお住まいの方が多く来院されています。
病院で「異常はない」と言われたものの、体の不調が続いて不安を感じている方や、薬だけに頼らず、体の状態を整えていきたいと考えている方からご相談をいただくことが多い整体院です。
アクセス・通いやすさについて
※京都市内や奈良県からお越しの方もいらっしゃいます。少し遠くにお住まいの方も、どうぞお気軽にご相談ください。
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