
院長:柴田お気軽にご相談ください!

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病院で検査を受けても「異常なし」と言われたのに、体のだるさや頭痛、動悸が続いている。こんな経験をされたことはありませんか。実はこうした不調の背景には、心と体の深いつながりが隠れていることが多いのです。検査では見つからない不調に悩んでいる方にこそ、知っていただきたい大切なお話があります。
当院には、まさにこのような自律神経失調症の症状で悩まれている方が数多く来院されています。そして、心と体のつながりを理解し、適切なアプローチを行うことで、多くの方が元気を取り戻されているのです。


病院で異常なしと言われても、あなたの体が感じている不調は決して気のせいではありません


心と体が互いに影響を及ぼし合っているという事実は、医学的にも明らかにされています。私たちの体には自律神経という大切な神経系が備わっており、この自律神経が心と体をつなぐ架け橋のような役割を果たしているのです。
自律神経は交感神経と副交感神経の二つから成り立っており、呼吸や心拍、消化、体温調節など、私たちが意識しなくても自動的に働いてくれる機能をコントロールしています。
ストレスや不安といった心の状態が続くと、この自律神経のバランスが崩れ、体にさまざまな不調として現れてくるのです。
整体院を開院して18年以上になりますが、これまで多くの患者さんと向き合ってきました。その中で気づいたのは、体の不調を訴える方の多くが、何らかの心理的なストレスを抱えておられるという事実でした。
仕事のプレッシャー、人間関係の悩み、将来への不安など、心にかかる負担が知らず知らずのうちに体を蝕んでいたのです。
自律神経のバランスが崩れると、体にはどのような変化が起こるのでしょうか。
交感神経が過剰に働き続けると、常に緊張状態が続くため、血管が収縮して血流が悪くなります。その結果、肩こりや頭痛、冷え性といった症状が現れやすくなるのです。
また、消化器系にも大きな影響を及ぼします。
胃腸の働きは副交感神経が優位になることで活発になるため、交感神経が過剰に働いている状態では消化機能が低下し、胃もたれや便秘、下痢といった症状が出やすくなります。当院に来られる方の中にも、長年の胃腸の不調に悩まされている方が少なくありません。
さらに睡眠にも影響します。
本来、夜間は副交感神経が優位になって体がリラックスモードに入るはずですが、ストレスによって交感神経が過剰に働き続けると、眠りが浅くなったり、夜中に何度も目が覚めたりすることがあります。睡眠の質が低下すると、疲労が蓄積して日中のパフォーマンスにも影響してしまいます。
病院で血液検査やレントゲン、MRIなどの検査を受けても異常が見つからないのに、体の不調が続く。こうした状態を経験されている方は本当に多いのです。では、なぜ検査では異常が見つからないのでしょうか。
それは、自律神経の乱れは数値や画像として捉えにくいからなのです。
血液検査では臓器の炎症や感染症、血糖値や脂質などの数値を確認できますが、神経のバランスや働き具合を直接測定することは難しいのです。
また、心理的なストレスが体に及ぼす影響も、目に見える形で現れにくいものです。ストレスホルモンであるコルチゾールの値が一時的に上昇することはありますが、それも検査のタイミングによっては正常範囲内に収まってしまうこともあります。
医学の世界には「心身症」という概念があります。これは、心理的な要因が大きく関わって体に症状が現れる状態のことを指します。心身症の代表的な症状としては、以下のようなものがあります。
これらの症状は、検査では異常が見つからないことが多く、「気のせい」「ストレスのせい」と片付けられてしまうこともあります。
しかし、症状を感じている本人にとっては、日常生活に支障をきたすほどつらいものなのです。
私自身、治療家として多くの患者さんと向き合ってきた中で、このような不調を抱えている方々の苦しみを目の当たりにしてきました。真面目で責任感が強い方ほど、「これくらい我慢しなければ」と自分を追い込んでしまう傾向があります。


実は、心と体のつながりを考える上で見逃せないのが「姿勢」なのです。長時間のデスクワークやスマートフォンの使用によって、現代人の多くが前かがみの姿勢になっています。
この姿勢の歪みが、自律神経の乱れを引き起こす一因になっていることをご存知でしょうか。
背骨には脊髄という重要な神経組織が通っており、この脊髄から枝分かれして全身に神経が張り巡らされています。背骨が歪むと、神経の通り道が圧迫されたり、神経への血流が滞ったりして、自律神経の働きに影響を及ぼすのです。
当院で行う姿勢検査では、多くの方に脊柱のアライメント異常や骨盤の歪みが見られます。
こうした体の歪みを整えることで、神経の働きが改善され、結果として心身の不調が和らいでいくケースを数多く経験してきました。


姿勢の歪みは呼吸にも影響します。前かがみの姿勢では胸郭が圧迫され、深い呼吸ができなくなります。浅い呼吸が続くと酸素供給が不十分になり、交感神経が優位な状態が続きやすくなるのです。
呼吸は自律神経に直接働きかけることができる数少ない方法の一つです。深くゆっくりとした腹式呼吸を行うことで、副交感神経が優位になり、心身ともにリラックスした状態を作ることができます。


心と体のつながりを考える上で、日々の生活習慣も非常に重要です。睡眠、食事、運動といった基本的な生活習慣が、自律神経のバランスに大きく影響しているのです。
特に睡眠不足は自律神経の大敵です。睡眠中は副交感神経が優位になり、体の修復や回復が行われます。
十分な睡眠が取れないと、この回復のサイクルが十分に機能せず、疲労が蓄積していきます。夜更かしや不規則な睡眠時間は、体内時計を狂わせ、自律神経の乱れにつながります。
食事も重要な要素です。管理栄養士としての経験から申し上げると、現代人の食生活には多くの問題があります。
加工食品や外食が多く、栄養バランスが偏りがちです。特にビタミンB群やマグネシウム、鉄分といった神経の働きに必要な栄養素が不足しがちです。
私は家庭でも、発酵発芽玄米や雑穀米、白米を主食にし、一汁三菜を基本とした食事を心がけています。これは単に栄養バランスを整えるだけでなく、家族の健康を守り、心身ともに安定した状態を保つためです。食事は体を作る材料であると同時に、心の安定にも深く関わっているのです。


適度な運動は、自律神経のバランスを整える効果があります。
運動中は交感神経が優位になりますが、運動後には副交感神経が働いて体をリラックスさせます。このメリハリが自律神経の調整能力を高めるのです。
ただし、激しすぎる運動は逆効果になることもあります。疲労が蓄積しすぎると、かえって自律神経のバランスを崩してしまうこともあるのです。ウォーキングやヨガ、ストレッチといった軽めの運動を継続的に行うことが理想的です。
心と体のつながりを理解したうえで、日常生活の中で実践できることがあります。まず大切なのは、自分の体の声に耳を傾けることです。
疲れているのに無理をしていないか、ストレスを溜め込んでいないか、定期的に自分自身を振り返る時間を持つことが重要です。
次に、生活リズムを整えることです。毎日決まった時間に起床し、食事を取り、就寝するという規則正しい生活が、自律神経のリズムを整えるのに役立ちます。特に睡眠時間を確保することは、心身の回復に欠かせません。
そして、リラックスする時間を意識的に作ることです。趣味の時間を楽しんだり、好きな音楽を聴いたり、温かいお風呂にゆっくり浸かったりすることで、副交感神経が優位になり、心身の緊張がほぐれていきます。
また、信頼できる人に話を聞いてもらうことも大切です。悩みや不安を一人で抱え込まず、誰かに話すだけでも心が軽くなることがあります。専門家に相談することも、決して恥ずかしいことではありません。


心と体は密接につながっているため、心理的なアプローチだけでなく、体からのアプローチも非常に有効です。当院で行っている整体施術は、まさにこの考え方に基づいています。
体の歪みを整え、神経の働きを正常化することで、自律神経のバランスが改善されていきます。すると、心理的なストレスに対する耐性も高まり、同じストレスを受けても以前ほど症状が出にくくなるのです。
私が開院して18年以上になりますが、「どこに行っても良くならなかった」という方が、整体によって心身ともに楽になられる姿を数多く見てきました。体が整うことで心も軽くなり、前向きな気持ちを取り戻される方が本当に多いのです。


心と体の不調は、一つの原因だけで起こることは稀です。姿勢の歪み、生活習慣の乱れ、栄養の偏り、心理的ストレス、ホルモンバランスの変化など、複数の要因が複雑に絡み合っていることがほとんどです。
だからこそ、多角的な視点から原因を見極め、一人ひとりに合ったアプローチを行うことが大切なのです。当院では、姿勢分析や各種検査を通じて、あなたの不調の根本原因を特定し、最適な施術プランをご提案しています。
「これくらい我慢しなければ」「どこに相談していいかわからない」そう思って一人で抱え込んでいませんか。あなたの体が発しているサインを、どうか見逃さないでください。
早めに適切な対処をすることで、症状の慢性化を防ぎ、本来のあなたらしい生活を取り戻すことができるのです。
私は管理栄養士として、そして治療家として、心と体の両面から皆さまの健康をサポートしたいと考えています。検査では異常が見つからなくても、つらい症状に悩んでいる方は、どうか一人で悩まず、私にご相談ください。
あなたの心と体が本来の調和を取り戻せるよう、全力でサポートさせていただきます。

