機能性ディスペプシア

機能性ディスペプシアとは

機能性ディスペプシアは、胃もたれやみぞおちの痛み、食後すぐに満腹になるといった症状が続いているにもかかわらず、胃カメラや血液検査などの検査では異常が見つからない状態を指します。

ストレスや生活習慣の影響を受けやすく、慢性的に胃の不快感が続くことが多いのが特徴です。

日本では成人のおよそ10～15％、推定1,000万人以上が悩んでいるとされており、決して珍しい症状ではありません。

当院にも、こうした機能性ディスペプシアに悩む患者さまが来院されています。

機能性ディスペプシアを放置すると、さまざまな悪影響が生じる可能性があります。

何もせずに我慢していると、食事が楽しめなくなり、外出や仕事に支障が出てきます。症状が長引くことで体重が減ったり、気分が落ち込んだり、不眠など心身両面への影響も現れやすくなります。最悪の場合、社会生活や人間関係にも悪影響が及ぶこともあるため、早めの対策が大切です。

機能性ディスペプシアは整体で良くなるの？

機能性ディスペプシアは、胃の不快感や膨満感が続いているにもかかわらず、病院での検査では明らかな異常が見つからない状態を指します。「異常がないのに苦しい」というつらさは、まわりに理解されにくく、ストレスや不安を増幅させてしまうことも少なくありません。

このような症状の背景には、内臓の働きをコントロールする自律神経の乱れや、胃や横隔膜まわりの筋緊張、さらには猫背や肋骨の可動性の低下など、身体的な要因が複雑に絡んでいることがあります。

当院では、背骨や肋骨・横隔膜の動きを改善しながら、自律神経のバランスを整える施術を行うことで、胃の動きや消化の働きを本来のリズムに戻すお手伝いをしています。

さらに、全身の姿勢や呼吸の浅さ、身体の緊張状態も評価することで、機能性ディスペプシアを引き起こしている「からだの内側の負担」を減らし、無理なく自然な改善へと導いていきます。

機能性ディスペプシアの原因

開院以来、当院には機能性ディスペプシアでお困りの方も来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、機能性ディスペプシアの原因が一つではないということです。胃の働きをコントロールする自律神経の乱れ、横隔膜や肋骨の動きの悪さ、姿勢の崩れ、内臓の緊張状態など、いくつかの要因が複雑に絡み合って症状を引き起こしています。

機能性ディスペプシアの原因として考えられること。

機能性ディスペプシアは、複数の原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

人によって原因はさまざまで、単純に薬を飲むだけでは根本的な解決につながらないこともあります。だからこそ、まずは自分の身体がどのような状態なのかを正しく知ることが、改善への第一歩です。

病院やほかの治療院で思うような結果が出なかったとしても、あきらめる必要はありません。一人ひとりに合わせた丁寧な検査と施術で、改善の道を一緒に探していきましょう。

病院とはここが違います

医療機関での一般的な対処法。

生活習慣や食事の見直し

一般的な指導にとどまり、具体的な方法まで詳しく指導してもらえるケースは少ないのが現状です。

消化管運動改善薬・胃酸分泌抑制薬

長期間の服用が必要になることが多く、副作用や効果の個人差も大きいです。

抗不安薬・抗うつ薬

根本的な体質改善にはつながりにくく、薬への依存が心配になる方もいます。

機能性ディスペプシアを改善するために

まずは、あなた自身の機能性ディスペプシアの原因を明らかにすることから始めましょう。原因を正しく捉えられていないままでは、たとえ薬や対処法で一時的に症状が落ち着いたとしても、根本的な改善にはつながりにくいのです。

当院では、多角的な視点から身体の状態を検査し、機能性ディスペプシアの本当の原因を丁寧に探っていきます。そして、その検査結果に基づいた明確な根拠のもとで、一人ひとりに合わせた施術や対策を進めていきます。

当院の特徴

20年以上の施術経験を持ち、機能性ディスペプシアの改善も得意とする院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、姿勢や筋骨格系の歪みの検査にとどまらず、自律神経の働きやストレスの影響、栄養状態など、身体を多角的に評価しています。

胃や腹部の不快感だけに注目するのではなく、全身のバランスや体質を丁寧にチェックし、一人ひとりに合わせた最適な改善プランをご提案できるのが当院の特徴です。

また、栄養と身体の両面に精通しているため、内側からも整えられ、自然治癒力を最大限に引き出すことが可能です。その結果、回復までのスピードも早まることが期待できます。これが他にはない当院の強みです。

機能性ディスペプシアの改善には、今の身体の状態を正確に把握することも大切です。

そのため当院では、検査から施術までをすべて院長が一貫して担当し、わずかな身体の変化や症状の波も見逃さない丁寧な対応を心がけています。

こうした一貫したケア体制が高い改善効果を生み、多くの方に喜ばれてきました。

薬に頼っている方や、病院や他の治療院で効果を感じられなかった方も、どうぞあきらめずにご相談ください。

機能性ディスペプシアのQ＆A

機能性ディスペプシアは自然に良くなりますか？

一時的に症状が落ち着くことはありますが、体質や生活習慣の影響が残っていると再発しやすい傾向があります。慢性化を防ぐためにも、根本的な改善を目指すことが大切です。

どれくらいの期間で良くなりますか？

体質や症状の程度によって異なりますが、早い方では数回の施術でも変化を感じられることがあります。一般的には2～3か月程度を目安に通っていただくことが多いです。

病院と整体では、どんな違いがありますか？

病院では主に検査と薬による対処が中心ですが、当院では姿勢や自律神経の乱れ、内臓の動きや働きなど、身体全体のバランスを整えることで、症状の根本改善を目指します。

機能性ディスペプシアの方がしてはいけないことはありますか？

食べすぎ・早食い・強いストレス・睡眠不足などは症状を悪化させる要因になります。姿勢が悪く胃を圧迫してしまうことも注意が必要です。

日常生活でできるセルフケアはありますか？

姿勢を正しく保ち、よく噛んでゆっくり食べる、深呼吸や軽い運動でリラックスするなどが効果的です。当院では体質に合ったセルフケア指導も行っています。

食事の内容はどのようなことに気をつければいいですか？

刺激物・脂っこいもの・冷たい飲み物は避け、消化にやさしいものを選ぶのが基本です。特に就寝前の食事には注意が必要です。

痛みがないときでも通院していいのですか？

はい、むしろ「予防」や「体質改善」のために通院される方も多くおられます。軽い不調のうちに対処することで、回復も早くなります。

機能性ディスペプシアでいろいろ悩まされていた皆さまも、当院で整体の施術を受けて、このような変化がありました。

当院独自の「脊柱軸整法」で、機能性ディスペプシアの根本改善を目指します。脊柱の生理的な弯曲や体幹のバランスが崩れると、自律神経の働きが乱れ、胃腸の動きにも影響が出ることがあります。

当院の「脊柱軸整法」は、古武術の身体操作にヒントを得て発展させた独自の施術法で、脊柱のカーブや関節のアライメント、体幹の軸を整えることで、姿勢と神経の伝達をスムーズにし、内臓への負担を軽減します。

その結果、機能性ディスペプシアのような自律神経と消化機能のバランスが関係する不調にも、高い効果が期待できます。

実際に、薬や食事療法だけでは改善しなかった方からも多くの喜びの声をいただいています。

機能性ディスペプシアは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなりますので、我慢は禁物です。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。