肘部管症候群

肘部管症候群とは

肘部管症候群とは、肘の内側を通る尺骨神経が圧迫されることで、小指や薬指にしびれや痛みが出たり、手の細かい動きがしづらくなる状態を指します。日常生活や仕事、趣味にも影響が出やすい症状です。

日本では人口10万人あたり約25～30人の発症が推計されており、全国で3万人以上が悩んでいると考えられています。当院にも、こうした肘部管症候群に悩む患者さまが多く来院されています。

当院にも、こうした肘部管症候群に悩む患者さまが来院されています。

肘部管症候群を放置すると、さまざまな悪影響が生じる可能性があります。

しびれや痛みが慢性化してしまい、指の感覚が鈍くなったり、手の筋肉がやせてしまうことがあります。進行すると指が変形し、物が持てなくなったり、日常の動作に大きな支障をきたす場合もあります。

それだけではありません。肘部管症候群が悪化すると、仕事や家事など日常の動作が困難になり、活動の制限やストレスの増加を招きます。その結果、生活の質が低下し、精神的な不安やうつにつながるリスクも高まります。

肘部管症候群を軽く考えず、早めに適切なケアを受けることがとても大切です。

肘部管症候群の原因

開院以来、当院には肘部管症候群でお困りの方も来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、肘部管症候群の原因は一つではないということです。いくつかの原因が複雑に絡み合って、症状を形成しているのです。

肘部管症候群の原因として考えられること

肘部管症候群はこのように、姿勢の乱れや体の使い方、神経へのストレス、日常生活での癖など、さまざまな要因が複雑に絡み合って起こる症状です。

不良姿勢や長時間の作業、加齢など、日常生活に潜む様々な要因が肘部管症候群を引き起こします。原因究明には幅広い検査が必要です。

一人ひとり原因が異なるからこそ、画一的な対処ではなく、「なぜその神経に負担がかかっているのか」を丁寧に見極めることが、根本的な改善への第一歩となります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。肘部管症候群は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

医療機関での一般的な対処法。

病院での治療は“対症療法”が中心です

病院では、安静の指導やサポーターの使用、薬の処方、注射といった、症状を一時的に抑える対症療法が中心です。しびれや痛みを「とりあえず和らげる」ことを目的とした対応が多く、時間の制約もあって、日常生活の背景や体の使い方といった根本的な原因まで踏み込めないケースも多いのが実情です。

肘部管症候群を改善するために

まずは、あなた自身の肘部管症候群の原因を明らかにすることから始めます。原因を正しく捉えられていないままでは、たとえ一時的に症状が和らいだとしても、根本的な改善にはつながりません。

当院では、多角的な視点から複数の検査を行い、肘部管症候群の本当の原因を見つけ出します。そして、その検査結果に基づいた明確な根拠のもとで、一つひとつ丁寧に施術や日常生活への対策を進めていきます。

当院の特徴

20年以上の施術経験を持ち、肘部管症候群の改善も得意とする院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、姿勢や筋骨格系の歪みの検査にとどまらず、自律神経の働きやストレスの影響、さらには栄養状態まで含めて、身体を多角的に評価しています。

しびれや痛みの出ている肘や指だけを見るのではなく、全身のバランスや生活習慣を丁寧にチェックすることで、一人ひとりに合わせた最適な改善プランをご提案できるのが当院の特徴です。

さらに、栄養と身体の両面に精通しているからこそ、身体の内側からも整えることができ、自然治癒力を最大限に引き出すことができます。その結果、改善のスピードが早まりやすくなるのです。これこそが、他にはない当院の強みです。

肘部管症候群の改善には、今の身体の状態を正確に把握することが大切です。そのため当院では、検査から施術までを毎回院長が一貫して担当し、わずかな身体の変化や症状の波も見逃さない丁寧な対応を心がけています。

こうした一貫したケア体制が高い改善効果を生み、多くの方に喜ばれてきました。

痛み止めに頼っている方や、整形外科・整骨院・マッサージなどで効果を感じられなかった方も、どうぞあきらめずにご相談ください。

肘部管症候群のQ＆A

肘部管症候群は自然に良くなりますか？

一時的に症状が軽くなることはありますが、原因が残ったままだと再発や悪化を繰り返すことがあります。神経の圧迫が続くと手術が必要になることもあるため、早めのケアが大切です。

どれくらいの期間で良くなりますか？

個人差はありますが、早い方では数回の施術でしびれや違和感の軽減を実感されます。ただし、神経の圧迫が長期間続いていたり、日常生活の癖や体の歪みが根深い場合は、体の土台から整えていく必要があるため、3ヶ月以上を目安に継続的なケアが必要になることもあります。

病院と整体では、何が違うのですか？

病院では検査や薬物療法が中心ですが、当院では原因となっている姿勢の乱れや体の使い方まで丁寧に分析し、根本改善を目指します。リハビリや生活指導の補完として利用される方も多いです。

肘部管症候群の方がしてはいけないことはありますか？

長時間肘を曲げたままにしたり、肘をつく姿勢は神経を圧迫しやすくなります。また、強く腕を使う作業や重い物を持つことも避けた方がよいでしょう。無理のない範囲で肘を休めることが大切です。

日常生活でできるセルフケアはありますか？

肘をなるべく伸ばした状態で休める工夫や、姿勢を正すことがセルフケアにつながります。また、当院では個々の体質に合わせたセルフケア方法もご提案しています。

手術しか方法はないのでしょうか？

重度の場合は手術が必要になることもありますが、多くの方は姿勢の改善や生活習慣の見直しによって症状の軽減が期待できます。まずはご自身の状態を正確に把握することが大切です。

どんな人が来られていますか？

パソコン作業の多い方や、家事・育児に忙しい主婦の方、工具を使う職人さん、運転手の方など、幅広い方が来院されています。「手術は避けたい」「薬に頼りたくない」という根本から改善したい方が多く来られています。

肘部管症候群でいろいろ悩まされていた皆さまも、当院で整体の施術を受けて、このような変化がありました。

脊柱の生理弯曲に働きかけ、体幹を整える当院の脊柱軸整法は、姿勢を整えることで肘や肩まわりの余分な負担を軽減できるため、肘部管症候群との相性が非常によく、劇的に改善するケースも見られます。

「脊柱軸整法」は、古武術の身体操作にヒントを得ながら、脊柱の生理的弯曲・体幹の軸・関節のアライメントを整える手技です。神経と運動機能の連動にも着目し、姿勢と動作の質を高めることで、肘部管症候群を根本改善へと導きます。

肘部管症候群は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなりますので、我慢は禁物です。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。