掌蹠膿疱症

掌蹠膿疱症とは

掌蹠膿疱症は、手のひらや足の裏に膿を持った小さな水ぶくれが繰り返しできる皮膚疾患です。かゆみや痛みを伴い、膿疱が消えてもまた現れることが多く、爪や関節にも症状が及ぶことがあります。他人にうつることはありません。

日本では約13万6千人の患者がいると推定され、30～50代の女性に多い傾向です。

当院にも、こうした掌蹠膿疱症に悩む患者さまが来院されています。

※掌蹠膿疱症は他の皮膚疾患、特に白癬（水虫）や手湿疹と似た症状が出ることがあります。症状が見分けにくい場合も多いため、初診の方はまず皮膚科などの専門医で正確な診断を受けてから当院へお越しください。

掌蹠膿疱症を放置すると、さまざまな悪影響が生じる可能性があります。

症状が慢性化し、手足の皮膚が赤くなったりカサカサになったり、爪が変形することもあります。さらに進行すると関節痛や骨の炎症を引き起こし、日常生活に大きな支障をきたす場合もあります。家事や仕事、趣味にまで影響が及ぶことも少なくありません。

掌蹠膿疱症は整体で良くなるの？

はい、掌蹠膿疱症は整体によって改善が期待できる場合があります。

ただし、「整体だけで完全に治る」というよりも、体の内側からの回復力を高め、改善と再発しにくい体づくりをサポートする手段と考えるのが現実的です。

整体で掌蹠膿疱症の改善が期待できる理由

なぜ私の掌蹠膿疱症は良くならないのか？

開院以来、当院には掌蹠膿疱症でお困りの方も来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から、ひとつだけはっきりと言えることがあります。それは、掌蹠膿疱症の原因は一つではないということです。

実際には、いくつかの原因が複雑に絡み合い、互いに影響し合いながら症状を引き起こしています。そのため、表面的な対処だけではなかなか改善せず、再発を繰り返してしまう方が多いのです。

掌蹠膿疱症の原因として次のものが挙げられます

掌蹠膿疱症は、いくつもの要因が複雑に絡み合って起こる症状です。

人によって原因はまったく異なり、体の状態や生活習慣、過去の病歴などが影響している場合もあります。

そのため、ただ薬を塗ったり、炎症を一時的に抑えるだけでは、根本的な改善につながらないことも少なくありません。

だからこそ、私はまず「原因を見極めること」、つまり丁寧な検査と評価を大切にしています。

体の中でどのような不調の連鎖が起きているのかを読み解くことで、ようやく本質的な対策が見えてくるのです。

これまで病院や治療院をいくつも回っても改善しなかったという方も、あきらめる必要はありません。あなたに合った改善の道を、一緒に見つけていきましょう。

病院と整体それぞれの役割があります

医療機関での一般的な対処法。

掌蹠膿疱症の改善には、身体からのアプローチも有効です

掌蹠膿疱症の治療は、医療機関では塗り薬や飲み薬、生活習慣の改善指導が中心になることが多いです。もちろん、症状を落ち着かせるために大切な方法ですが、どうしても「症状を抑える対症療法」にとどまりやすいのが現実です。

短い診察時間の中では、姿勢や体の歪み、首や肩のこり、呼吸の浅さ、腸や内臓の緊張、さらには日常生活でのストレスや食生活の乱れといった、皮膚の免疫や代謝に関わる要因まで丁寧に見ていくことは難しい場合もあります。

そのため、
「薬を使っても手のひらや足の裏の皮膚が荒れてつらい」「良くなったと思っても、また繰り返してしまう」といった悩みを抱える方も少なくありません。

掌蹠膿疱症は皮膚だけの問題ではなく、体の内側からのサインでもあります。自律神経の乱れ、腸内環境や栄養バランス、姿勢や呼吸のクセなど、身体の状態が症状の出やすさに大きく関わっているケースもあるのです。

当院では、まず体の緊張をやさしくゆるめ、姿勢や呼吸を整えることで、自律神経や免疫が安定しやすい状態をつくります。

さらに、生活リズムや栄養の工夫も取り入れながら、無理のない形で回復をサポートしています。

「薬だけに頼るのは不安」
「根本から体を整えていきたい」

そんな方にこそ、身体からのアプローチを取り入れることが、掌蹠膿疱症改善の大切な一歩につながります。

あなたの体からのサインを、一緒に読み解いていきましょう

まずは、あなたの掌蹠膿疱症の本当の原因を一緒に見つけていきましょう。原因を取り違えてしまうと、いくら対処を重ねても根本的な改善には結びつきません。

当院では、多角的な視点から複数の整体的検査を行い、掌蹠膿疱症の原因を丁寧に見つけ出します。そして、その検査結果という明確な根拠に基づいて、施術を進めていきます。

「もっと早く来ればよかった」その声には、選ばれる理由があります

20年以上の施術経験をもとに、掌蹠膿疱症の体質的な背景や姿勢の乱れを丁寧に見極め、再発しにくい体づくりをサポートします。検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、手や足に出る皮膚症状だけを見るのではなく、姿勢や体の歪み、自律神経の働き、ストレスや生活習慣など、身体を多角的に評価しています。

皮膚に現れる症状は、体の内側からのサインであることも少なくありません。そのため、表面的な炎症だけに注目するのではなく、全身のバランスや体質を丁寧に見極め、一人ひとりに合わせた最適な改善プランをご提案できるのが当院の特徴です。

必要に応じて栄養面からのサポートも行い、免疫や代謝の働きを助けることで、内側からの回復力を引き出します。身体の状態に合わせた施術と組み合わせることで、改善までのスピードも期待できます。

掌蹠膿疱症の改善には、まず「今の身体の状態を正確に把握すること」が大切です。

そのため当院では、検査から施術までをすべて院長が一貫して担当し、わずかな変化や症状の波も見逃さない丁寧な対応を心がけています。

こうした一貫したケア体制が高い改善効果を生み、多くの方に喜ばれてきました。

薬を続けてもなかなか改善しない方や、再発を繰り返してお困りの方も、どうぞあきらめずにご相談ください。

掌蹠膿疱症のQ＆A

掌蹠膿疱症はどんな原因で起こるのですか？

慢性炎症（扁桃炎や歯周炎）、喫煙、金属アレルギー、ストレス、遺伝的要因、姿勢や体の歪みなど、複数の原因が複雑に絡み合って発症すると考えられています。

掌蹠膿疱症は自然に良くなりますか？

掌蹠膿疱症は慢性的な疾患であり、自然に完全に治ることは少ないですが、症状が軽減したり一時的に落ち着くことはあります。適切な対処と生活習慣の改善が大切です。

掌蹠膿疱症はどれくらいで良くなりますか？

改善には個人差があります。軽症であれば数か月で症状が和らぐこともありますが、慢性化している場合は数年かかることもあります。根気強く体質改善を続けることが重要です。

病院と整体の違いは何ですか？

病院では主に薬物療法や光線療法など症状を抑える治療が中心です。整体では、姿勢や筋骨格の歪み、自律神経のバランス調整など体の根本的な機能改善を目指し、再発しにくい体づくりをサポートします。

掌蹠膿疱症かどうかわかりませんが、相談してもいいですか？

はい、もちろんご相談いただけます。ただし掌蹠膿疱症は、水虫（白癬）や手湿疹などと見分けがつきにくい場合もあります。感染症の可能性も考慮し、まずは皮膚科での診断を受けていただくことをおすすめしております。ご本人と他の患者様の安全のため、ご理解いただけますと幸いです。

掌蹠膿疱症の方がしてはいけないことは？

悪化を招く恐れがあるため、過度な手足の洗浄や刺激、自己判断での強い薬の使用は避けましょう。また、ストレスや喫煙は症状を悪化させることがあるので控えることが望ましいです。

日常生活でできるセルフケアはありますか？

体を冷やさない、バランスの良い食事を心がける、適度な運動で血行を促すことが基本です。また、ストレスをためない工夫や十分な睡眠も大切です。具体的な方法は、施術の中で一人ひとりに合わせて丁寧にご案内していますので、ご安心ください。

掌蹠膿疱症でいろいろ悩まされていた皆さまも、当院で整体の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の「脊柱軸整法」は、脊柱の生理的弯曲に働きかけ、体幹の安定を図る施術です。姿勢や自律神経のバランスに着目したこの手法は、体の内側からの回復力を引き出すことを目的としており、掌蹠膿疱症の改善に向けた土台づくりとして活用しています。

実際に、姿勢や自律神経の乱れを整えることで、症状の軽減を実感された方もいらっしゃいます。

「脊柱軸整法」は、古武術の身体操作（たとえば体幹を無駄なく使う動き）にヒントを得ながら、脊柱の生理的弯曲・体幹の軸・関節のアライメントを整える独自の手技です。神経と運動機能の連動にも着目し、姿勢と動作の質を高めることで、掌蹠膿疱症の改善を内側からサポートします。

掌蹠膿疱症は、早期に対処することで改善までの道のりが短くなる傾向があります。我慢せず、お一人で抱え込まずに、まずはお気軽にご相談ください。