胃食道逆流症

胃食道逆流症とは

胃食道逆流症は、胃の中の酸や食べたものが食道に逆流することで、胸やけや喉の違和感、酸っぱいものがこみ上げるなどの不快な症状が現れる病気です。日本人の4～20％がこの症状に悩んでいるとされ、食生活の変化や加齢によって患者数は増加傾向にあります。

放置すると、食道の粘膜が傷つき、出血や吐血、まれに食道がんへ進行するリスクもあります。慢性的な痛みや不快感で生活の質が大きく低下することも少なくありません。

当院にも、こうした胃食道逆流症に悩む患者さまが来院されています。

胃食道逆流症を放置すると、さまざまな悪影響が生じる可能性があります。

症状をそのままにしておくと、食事のたびに不快感が続き、夜も眠れなくなることがあります。食道の粘膜が傷つき、出血や潰瘍を起こすことも。

さらに、バレット食道という前がん状態や、食道がんへ進行する可能性も否定できません。日常生活の楽しみが減り、外出や人付き合いを避けるようになる方もいます。

胃食道逆流症は整体でよくなるの？

胃食道逆流症は、整体によって症状の軽減や再発予防が期待できるケースがあります。特に、猫背などの姿勢不良や、ストレスによる自律神経の乱れが関係している場合は、体のバランスを整えることで、胃への圧迫や胃酸の逆流を防ぎやすくなります。

また、当院では呼吸や肋骨・横隔膜の動きにも注目し、内臓まわりの緊張をやわらげる施術も行っています。

ただし、胃食道逆流症は医療的な対応が必要なケースもあるため、病院での診断・治療との併用をおすすめしています。

薬の服用で一時的に症状が改善しても、体の歪みや生活習慣の根本が変わらなければ再発しやすいため、整体による根本的なアプローチが役立つことも多いのです。「薬だけではすっきりしない」「検査では異常がないけれど不調が続く」といったお悩みをお持ちの方は、お気軽にご相談ください。

胃食道逆流症の原因

開院以来、当院には胃食道逆流症でお困りの方も来院されています。

これまでの検査結果や施術経験からはっきりと言えるのは、胃食道逆流症の原因は決してひとつではないということです。生活習慣や姿勢、ストレス、自律神経の乱れなど、いくつもの要因が複雑に絡み合い症状を引き起こしているケースが多く見られます。

胃食道逆流症の主な原因として次のものが挙げられます。

これらの要素が重なることで、胃酸の逆流が起こりやすくなり、食道の粘膜が刺激されてさまざまな症状が現れます。

一人ひとりの生活習慣や体質によって原因は異なるため、薬や食事の見直しといった医療的な対応もとても大切です。

そのうえで、姿勢や自律神経のバランスなど体のしくみ全体を整える視点を加えることで、より根本的な改善につながる場合があります。だからこそ当院では丁寧な検査と体の状態の見極めを行い、症状の背景にある要因にしっかりアプローチしていきます。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。胃食道逆流症のお悩みは、これまでにも多くご相談をいただいており、当院では一人ひとりの体の状態に合わせた丁寧な施術で、改善を目指しています。

病院とはここが違います

医療機関での一般的な対処法。

生活習慣の改善指導

病院では時間の都合で、生活習慣まで丁寧に説明されないこともあります。

薬物療法

長期服用が必要になることが多く、薬をやめると再発しやすい傾向があります。

内視鏡や外科的手術

体への負担や費用がかかり、誰でも受けられるわけではありません。

胃食道逆流症を改善するために

まずは、あなた自身の胃食道逆流症の原因を明らかにすることから始めましょう。原因が正しく捉えられていないままでは、たとえ薬で一時的に症状が落ち着いたとしても、根本的な改善にはつながらないことが多いのです。

当院は多角的な視点から体の状態を丁寧に検査し、胃食道逆流症の背景にある本当の原因を見極めます。そして、その結果に基づく明確な根拠のもと、姿勢や自律神経のバランスなどに対する施術や生活習慣の見直しを、一つひとつ丁寧に進めていきます。

当院の特徴

20年以上の施術経験を持ち、胃食道逆流症の改善も得意とする院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、姿勢や筋骨格の歪みだけでなく、自律神経のバランスやストレスの影響、栄養状態など身体の内側の働きも含めて、胃食道逆流症の原因を多角的に検査・評価しています。

胃や食道周辺の筋肉の緊張や姿勢の悪さだけでなく、全身のバランスや体質を見極め、一人ひとりに合わせた根本的なアプローチを行います。

これは、栄養面と施術の両方から自然治癒力を引き出し、症状の早期改善へと導く、当院ならではの“トータルケア”の考え方です。

栄養面と身体機能の両方に精通した専門家だからこそ、表面的な対処に終わらず、本当に必要なケアを見極めることができます。

また、検査から施術までをすべて院長が一貫して担当することで、わずかな身体の変化や症状の波も見逃さず、「昨日より楽になった」と感じられる変化を積み重ねていきます。

薬や一般的な治療だけではなかなか改善しなかった方も、どうかあきらめずに一度ご相談ください。

胃食道逆流症のQ＆A

胃食道逆流症は自然に良くなりますか？

胃食道逆流症は、軽度の場合は生活習慣の改善などで自然に症状が和らぐこともあります。しかし、症状が続く場合は適切な治療やケアが必要です。早めに原因を見つけて対処することが大切です。

どれくらいで症状は良くなりますか？

症状の重さや原因によって個人差がありますが、整体と生活習慣の見直しを組み合わせた場合、数週間から数ヶ月で改善が見られることが多いです。継続的なケアが重要です。

病院での治療と整体はどう違いますか？

病院では主に薬物療法や検査を行い、症状のコントロールや原因の診断を行います。整体では姿勢や体の歪み、自律神経のバランスに着目し、身体の根本的な調整を目指します。両者を併用することでより効果的な改善が期待できます。

胃食道逆流症の人がしてはいけないことはありますか？

脂っこい食事や刺激物の過剰摂取、過食や早食い、寝る直前の食事、喫煙や過度の飲酒は症状を悪化させる可能性があるため控えましょう。

日常生活でできるセルフケアにはどんなものがありますか？

食事はゆっくりよく噛んで食べる、寝る時は上半身を少し高くする、姿勢を正しく保つ（特に猫背を避ける）、ストレスをためすぎないよう心がける、適度な運動をするなどがあげられます。

薬を飲んでも症状が改善しない場合はどうしたらいいですか？

薬で効果が見られない場合は、医師に相談のうえ他の治療法を検討しましょう。また、整体などの身体のバランスを整えるケアを併用することで改善するケースもあります。

治療を受ける頻度や期間はどのくらいが目安ですか？

症状の程度や体の状態によりますが、最初は週に1〜2回程度の施術を数週間続け、その後は体の調子に合わせて間隔をあけていくことが一般的です。長期的な生活習慣の見直しも重要です。

胃食道逆流症でいろいろ悩まされていた皆さまも、当院で整体の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の「脊柱軸整法」は、脊柱の生理的な弯曲に働きかけ、体幹を整えることで姿勢を改善します。これにより、胃食道逆流症との相性が非常に良く、劇的に改善するケースも見られます。

この手技は、古武術の身体操作にヒントを得ており、脊柱の生理的弯曲、体幹の軸、関節のアライメントを整えます。さらに、神経と運動機能の連動にも着目し、姿勢と動作の質を高めることで、胃食道逆流症の根本的な改善へと導きます。

胃食道逆流症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなりますので、我慢は禁物です。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。