姿勢に気をつけても緊張型頭痛が繰り返される理由

デスクワーク中に頭が重くなり、気づけば夕方には締めつけられるような痛みが出てくる。姿勢に気をつけているつもりなのに、また同じ頭痛を繰り返してしまう。

薬を飲めば一時的にはラクになるけれど、翌日にはまた戻ってしまう。「ちゃんと休んでいるはずなのに、なぜ…？」そんな疑問を抱えながら、我慢を続けている方も多いのではないでしょうか。

実は緊張型頭痛は、姿勢そのものが悪いから起こるわけではありません。仕事中の体の使い方、無意識の癖、日々の積み重ね――いくつもの要素が重なって、知らないうちに体が“緊張し続ける状態”になっていることが多いのです。

緊張型頭痛が「繰り返されやすい」本当の理由

緊張型頭痛を改善しようとして、姿勢を正したり、肩を揉んだり、ストレッチをしたりと色々試してみたけれど、なかなか良くならない。それどころか、一時的にラクになってもまたすぐに戻ってしまう。このような経験をお持ちの方が当院にも数多く来院されています。

実はこの頭痛、一度の原因ではなく「毎日の積み重ね」によって起こっていることがほとんどです。痛みが出た時だけ対処していても、根本の原因が残ったままでは、体は同じパターンを繰り返してしまいます。

体は慣れた使い方をやめられないという性質があるため、無意識の緊張は自分では気づきにくいのです。

仕事中の姿勢が頭痛を招くメカニズム

デスクワークやパソコン作業をしていると、画面を見るために自然と頭が前に出てしまいます。この時、首や肩、後頭部の筋肉は常に緊張した状態になっているんです。

頭の重さは成人で約5キロもあるため、頭が前に出れば出るほど、首や肩にかかる負担は何倍にも増えていきます。

この状態が長時間続くと、筋肉は硬くなり、血流が悪くなります。

すると酸素や栄養が十分に届かなくなり、老廃物も溜まりやすくなるため、締めつけられるような頭痛が出てくるのです。問題なのは、筋肉そのものではなく、力が抜けない状態が続いてしまっていることです。

「姿勢に気をつけている人」ほど頭痛が治りにくい理由

ここが非常に重要なポイントなのですが、実は姿勢を意識しすぎている方ほど、緊張型頭痛が治りにくい傾向があります。背筋を伸ばそうとして逆に力が入ってしまい、良い姿勢が緊張した姿勢になってしまっている方がとても多いのです。

本来、正しい姿勢というのは体に無理な力が入らず、リラックスした状態で保てるものです。しかし、多くの方は「良い姿勢=背筋をピンと張った状態」だと思い込んでおられます。

その結果、常に筋肉が緊張し、自律神経が休めない状態が続いてしまうのです。正しい姿勢とラクな姿勢は必ずしもイコールではありません。

無意識の癖・力みが首と頭を緊張させる

仕事に集中している時、無意識に歯を食いしばっていたり、肩をすくめていたりしませんか。画面を見つめていると息が浅くなり、気づいたら呼吸が止まっていることもあります。こうした無意識の癖や力みが、実は緊張型頭痛の大きな原因になっているんです。

歯を食いしばると顎周りの筋肉が緊張し、その緊張は側頭部や後頭部にまで広がります。肩をすくめる癖があると首から肩にかけての筋肉が常に緊張状態になり、血流が悪くなります。

呼吸が浅くなると体全体が酸素不足になり、自律神経のバランスも乱れてしまいます。自律神経が乱れると、体は常に緊張モードになり、リラックスすることができなくなるため、頭痛が慢性化しやすくなるのです。

マッサージやストレッチをしても、頭痛が繰り返されやすい理由

肩や首が凝っているからと強めのマッサージを受けたり、自分で首をグイグイ押したりしていませんか。確かに一時的にはラクになった気がするかもしれませんが、翌日にはまた元に戻っている、あるいは前よりひどくなっているということはないでしょうか。

実は強い刺激を与えると、体は「守らなければ」と反応して、余計に緊張してしまうことがあります。人によっては逆効果になることもあるんです。

大切なのは、筋肉を無理やりほぐすのではなく、緊張できない体に戻してあげることです。体が本来持っている自然治癒力を発揮できる状態に整えることで、自然と筋肉の緊張も解けていきます。

繰り返す頭痛ほど「体の使い方」から見直す

何度も繰り返す緊張型頭痛を根本から改善するには、姿勢矯正やバキバキするような施術だけでは不十分です。大切なのは、体の軸や力の抜け方を丁寧に見ていくこと。

当院では、姿勢分析ソフトをはじめとした5種類の独自検査で、あなたの体がどのような状態になっているのか、どこに負担がかかっているのかを詳しく調べます。

施術では、脊柱の生理的弯曲や体幹の軸を整えることで、無理なく良い姿勢が保てる体に導いていきます。

古武術の身体操作にヒントを得た当院独自の「脊柱軸整法」は、神経と運動機能の連動にも着目しており、姿勢や動作の質を高めることで、緊張型頭痛との相性も良く、比較的早い段階で回復を実感される方も多くいらっしゃいます。

一方で、回復のペースがゆっくりな場合には、体が回復しやすい状態になっているかという視点から、必要に応じて体の内側の状態も含めて確認していきます。

緊張型頭痛は性格や根性の問題ではありません

緊張型頭痛が繰り返されるのは、あなたの性格が真面目すぎるからでも、根性が足りないからでもありません。毎日の仕事での体の使い方、無意識の姿勢の癖、そして日々の積み重ねが原因です。だからこそ、体の状態をしっかりと検査して、自分では気づけないところを一緒に確認していくことに価値があるのです。

薬に頼り続けている方、整骨院や他の整体、マッサージなどで効果が感じられなかった方も、どうか諦めないでください。緊張型頭痛は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、いつでも気軽にご相談いただければと思います。

あなたが毎日を快適に過ごせるよう、全力でサポートさせていただきます。

この症状について、もう少し知りたい方へ

この記事を読んで、「自分の頭痛も当てはまるかもしれない」そう感じた方もいらっしゃるかもしれません。

症状別ページでは、緊張型頭痛が起こりやすい体の状態や、当院がどこを見て施術を考えているのかを、分かりやすくまとめています。まずはご自身の状態を整理するための参考として、無理のない範囲でご覧ください。

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からだ回復センター京都城陽整体院

からだ回復センター京都城陽整体院には、城陽市・宇治市・京田辺市を中心に、京都府南部にお住まいの方が多く来院されています。

病院で「異常はない」と言われたものの、体の不調が続いて不安を感じている方や、薬だけに頼らず、体の状態を整えていきたいと考えている方からご相談をいただくことが多い整体院です。

アクセス・通いやすさについて

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