
院長:柴田お気軽にご相談ください!

院長:柴田お気軽にご相談ください!


こんにちは。からだ回復センター京都城陽整体院の柴田です。今日もこのブログを読んでくださって、ありがとうございます。
突然の動悸や息苦しさに襲われるパニック障害について、なぜ自分がこのような状態になったのだろうと、その原因を知りたいと感じている方は少なくありません。
検索で情報を集めるうちに、かえって不安が大きくなってしまうこともあるかもしれません。
ここでは、現在の研究でパニック障害との関係が指摘されている3つのメカニズムについて、できるだけわかりやすくお伝えしていきます。一つずつ丁寧に見ていきましょう。
監修・執筆:柴田 孝史(整体師・管理栄養士/からだ回復センター京都城陽整体院 院長)



体の不調にはさまざまな背景があります その背景を知ることが前へ進む一歩になります
この記事でわかること
パニック障害と聞くと、心が弱いから起こるものだと考えてしまう方もいるかもしれません。しかし、パニック障害の原因は一つに決まっているわけではなく、脳の働きや遺伝的な要因、生活環境、ストレスなど、さまざまな要因が関係すると考えられています。
決して気持ちの問題だけで起こるものではありません。
ここでは、パニック障害に関係すると考えられている要因を、3つの視点からわかりやすく見ていきます。
脳内には、気分や体の反応に関わるセロトニンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質が存在します。
パニック障害では、こうした脳内の神経伝達物質の働きや脳の生物学的な仕組みが関係している可能性があると考えられています。ただし、その仕組みがすべて明らかになっているわけではありません。
治療では、症状や状態に応じてSSRIなどの薬が用いられることもあります。薬物療法が必要かどうかは、医師が症状や経過を確認したうえで判断します。
強い不安や恐怖を感じると、体は危険に備えるように心拍数を上げたり、呼吸を速めたりします。このような反応には、自律神経が関わっています。
本来は身を守るための自然な反応ですが、パニック発作では実際に差し迫った危険がない場面でも、突然、激しい動悸や息苦しさ、発汗、震え、めまいなどの身体症状が現れることがあります。
実際に当院へご相談いただく方からも、強い緊張が続いていた、体が休まらない感じがする、眠りが浅いといったお話を聞くことがあります。
パニック障害になりやすさには、遺伝的な要因が関係している可能性があると考えられています。家族の中にパニック障害の方がいる場合に発症しやすい傾向も報告されています。
ただし、遺伝的な要因があるからといって必ず発症するわけではありません。遺伝子の働きは、食事や運動、ストレスなどの生活環境から影響を受けることも分かってきています。
パニック障害についても、遺伝だけで決まるのではなく、脳の働きや生活環境、ストレスなど、さまざまな要因が関係すると考えられています。
体質だからと決めつけるのではなく、食事や睡眠、運動など日々の過ごし方を見直し、心身の状態を整えていくことも大切です。


パニック発作は、強いストレスなどをきっかけに起こる場合もありますが、はっきりとした原因やきっかけが分からないまま突然起こることもあります。
そのため、「これが原因だった」と一つに決めつける必要はありません。一方で、強いストレスや疲労、睡眠不足などが重なっている時期に体調の変化を感じる方もいます。
ここからは、日常生活の中で体調との関係を振り返るときに確認しておきたい3つの場面を見ていきます。
大切な人との別れや仕事上の問題、人間関係のトラブル、生活環境の大きな変化など、強いストレスがパニック障害に関係する場合があります。
ただし、強いストレスを経験したから必ずパニック障害になるわけではなく、明確なきっかけが見当たらない方もいます。
心の負担が続いているときには、気持ちの変化だけでなく、睡眠や食欲、体の緊張などにも目を向けてみることが大切です。
忙しい毎日が続き、十分な休息や睡眠が取れていないと、心身の調子を崩しやすくなります。
睡眠不足や疲労が続いている場合は、発作だけに目を向けるのではなく、まず生活の中で十分に休めているかを振り返ってみることも大切です。
睡眠時間だけでなく、就寝時間が不規則になっていないか、休みの日にも仕事のことを考え続けていないかなど、日々の過ごし方を確認してみましょう。
パニック発作を経験すると、「また発作が起きたらどうしよう」「外出先で起きたら困る」と不安になることがあります。
こうした発作への強い不安が続くと、電車に乗る、人混みに出る、一人で外出するといった行動を避けるようになることもあります。
不安を感じること自体を責める必要はありませんが、日常生活に支障が出るほど不安や回避が続く場合は、早めに医療機関へ相談することが大切です。
パニック障害は誰にでも起こる可能性がありますが、発症しやすさにはさまざまな要因が関係していると考えられています。
ここでは、性格だけで原因を決めつけないことを前提に、日常生活の中で振り返っておきたい点や、発症年齢、男女差について見ていきます。
責任感が強く、何事もきちんとやり遂げようとする方の中には、知らないうちに自分自身へ負担をかけている方もいます。
ただし、「まじめだからパニック障害になる」「完璧主義だから発症する」と単純に考えることはできません。
大切なのは性格を変えようとすることではなく、無理を続けていないか、疲れているときに休めているか、自分の状態を振り返ってみることです。
パニック障害は若い年代から成人期に発症することが多いとされていますが、年齢にかかわらず起こる可能性があります。
進学や就職、結婚、転職など生活環境が大きく変わる時期にはストレスを感じることもありますが、こうしたライフイベントだけが発症の原因になるわけではありません。
年齢だけで判断せず、動悸や息苦しさ、強い不安などが繰り返される場合は、症状に応じて医療機関へ相談してください。
パニック障害は、男性より女性に多くみられることが報告されています。
ただし、なぜ男女差が生じるのかについては一つの理由だけで説明できるものではありません。生物学的な要因だけでなく、心理的・社会的な要因など、さまざまな可能性が研究されています。
男性でも女性でも症状が続く場合は、性別にかかわらず適切な医療機関へ相談することが大切です。


「季節の変わり目になると調子が悪い」「天候が変わる時期に不安を感じやすい」というお話を、施術の中で伺うことがあります。
ただし、気圧や湿度、季節そのものがパニック障害を直接引き起こすと決めつけることはできません。天候が変化する時期には、睡眠や活動量、気温、体調など、さまざまな条件も同時に変化します。
そのため、天気だけを原因と考えるのではなく、自分の場合はどのような状況で体調が変化しやすいのかを振り返ることが大切です。
季節の変わり目には、気温や湿度、日照時間などが変化します。それに伴って睡眠時間や活動量、食事の取り方など生活リズムが変わることもあります。
特定の季節に症状が出やすいと感じる場合は、気圧だけに注目するのではなく、睡眠、疲労、食事、活動量なども含めて振り返ってみると、自分の体調の傾向をつかみやすくなります。
暑さや寒さが厳しい時期には、睡眠が浅くなったり、食欲が落ちたり、外出や運動の量が変わったりすることがあります。
また、暑い時期には水分不足にも注意が必要です。めまいや動悸など、パニック発作と似た身体症状が別の原因で起こることもあるため、「いつもの症状だろう」と自己判断しすぎないことも大切です。
パニック発作は、特定の時間帯だけに起こるものではありません。
ただ、自分自身の傾向を知るために、症状が出た時間、その日の睡眠、食事、疲労、カフェインの摂取、仕事や人間関係での出来事などを簡単に記録しておく方法があります。
「夕方に多い」「寝不足の翌日に気になりやすい」など自分なりの傾向が見えてきた場合は、医療機関へ相談するときにも状況を伝えやすくなります。
A. パニック障害が疑われる場合は、心療内科や精神科が主な相談先です。ただし、動悸や胸の痛み、息苦しさ、めまいなどは、心臓や呼吸器をはじめとする身体の病気でも起こることがあります。
初めて強い症状が出た場合や、これまでとは違う胸の痛み、強い息苦しさなどがある場合は、自己判断せず医療機関で確認することが大切です。
A. パニック障害の診断や治療は、医療機関で受けることが基本です。当院は医療機関ではなく、パニック障害そのものを診断したり治療したりする場所ではありません。
当院では、首や肩まわりの緊張、姿勢、睡眠や食事など、日常の体調管理という視点から体を整えるサポートを行っています。医療機関で治療を受けている方も、必要に応じて治療と併用しながらご相談いただけます。



まずは自分を責めず、体と心を休ませる時間も大切にしてください
ここまでお伝えしてきたように、パニック障害は一つの原因だけで起こるものではなく、脳の働きや遺伝的な要因、生活環境、ストレスなど、さまざまな要因が関係すると考えられています。
ですから、「気持ちが弱いから」と考える必要はありません。
当院では、体の緊張や姿勢、呼吸のしやすさなどを確認しながら、心身が少しでも落ち着いて過ごしやすい状態を目指して体を整えていきます。
また、管理栄養士として、日々の食事や生活習慣についてもお話を伺うことができます。睡眠や食事、運動などは、パニック障害だけに限らず、日々の体調を整えるうえで大切な要素です。
主訴となる不調だけでなく、普段どのように過ごしているのか、食事や睡眠で気になることはないかなども含めて相談できる場所でありたいと考えています。
パニック発作を繰り返している場合や、不安によって外出や仕事など日常生活に支障が出ている場合は、まず医療機関へ相談してください。そのうえで体調管理の一つとして整体も取り入れたいという場合は、ご相談いただければと思います。

