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パニック障害の薬|漢方・湿布・市販薬は効く?

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こんにちは。パニック障害の治療を考え始めると、「どんな薬を使うのだろう」「漢方でも改善できるのだろうか」と、気になることが増えますよね。

パニック障害の治療に使われる薬には、いくつかの種類があります。また、動悸や胸の痛みがあると、湿布や痛み止めで対応できないかと考える方もいらっしゃると思います。

この記事では、病院で使われる薬の種類、漢方薬という選択肢、市販薬でできることとできないことについてお伝えします。

どの薬を使うかは、必ず医師の診察と処方に基づいて判断してください。この記事は薬の使用を推奨したり、自己判断での服薬を勧めたりするものではありません。受診先の選び方は「パニック障害は何科?迷わない受診先の選び方」をご覧ください。

監修・執筆:柴田 孝史(整体師・管理栄養士/からだ回復センター京都城陽整体院 院長)

院長:柴田

薬のことは自己判断にせず わからないことは遠慮なく主治医や薬剤師に確認してください

この記事でわかること

  • 病院で処方される薬(SSRI・ベンゾジアゼピン系)の役割と違い
  • 漢方薬という選択肢と、西洋薬と併用する際の注意点
  • 動悸・胸の痛みに湿布や市販の痛み止めが効かない理由
  • 注射や点滴が行われるのはどのような場合か
  • パニック障害に手術が適応にならない理由
目次

病院で処方される薬の種類と役割

パニック障害の薬物療法では、いくつかの種類の薬が症状や治療の段階に応じて使い分けられます。同じ薬でも、効き方や副作用の出方には個人差があります。

ここでご紹介するのは、一般的に知られている薬の位置づけです。実際にどの薬を使うか、どのくらいの量をどれくらいの期間服用するかは、症状や体質、他の病気の有無などを踏まえて、医師が判断します。自己判断で薬の種類や量を変えないようにしてください。

SSRI(抗うつ薬)が第一選択になる理由

SSRIは、脳内でセロトニンという神経伝達物質の働きを整える薬で、うつ病だけでなくパニック障害の治療にも使われています。国内外の治療の考え方において、パニック障害の薬物療法の中心に位置づけられている薬の一つです。

SSRIは、比較的副作用が少なく、長期的な治療に用いやすいとされています。ただし、飲み始めに吐き気や胃の不快感が出ることがあり、効果を実感するまでに時間がかかる場合もあります。

自己判断で服用を中断すると、症状が不安定になることがあるため、やめたいと感じたときも必ず主治医に相談してください

ベンゾジアゼピン系抗不安薬の使い方と注意点

ベンゾジアゼピン系の抗不安薬は、比較的早く効果を感じやすい薬です。強い不安や発作が続くときに、医師の判断で使用されることがあります。

一方で、決められた範囲の量であっても、長期間にわたり漫然と使い続けると、依存が生じることがあると公的な資料でも注意が呼びかけられています。

減量や中止を急に行うと、離脱症状として不調が強く出ることがあるため、量や期間の変更は必ず医師の指示に従ってください

他の医療機関から同じ系統の薬が重複して処方されていないかも、確認しておくと安心です。

薬の効果が出るまでにかかる期間

薬の種類によって、効果を感じ始める時期は異なります。ベンゾジアゼピン系は比較的早く効果を感じやすい一方、SSRIは効果が現れるまでに数週間程度かかることがあるとされています。

「飲み始めてすぐ楽にならない」と感じても、自己判断でやめたり量を増やしたりせず、経過を主治医へ伝えながら治療を続けることが大切です。

体調の変化や気になる症状があれば、次の診察を待たずに相談してよいか、あらかじめ主治医に確認しておくと安心です。

漢方薬という選択肢

漢方薬は、体質や自律神経の状態に合わせて選ばれる治療の選択肢の一つです。西洋薬による治療と組み合わせて用いられることもあります。

ただし、漢方薬もれっきとした医薬品です。「自然なものだから安全」と自己判断で購入し、他の薬と自由に組み合わせることは避けてください。

不安や緊張の症状に漢方薬が用いられることがある

不安や緊張、動悸などの症状に対して、自律神経のバランスを整える目的で漢方薬が用いられることがあります。体質や症状の現れ方によって、選ばれる処方は異なります。

漢方薬にも副作用や、体質に合わない場合があります。医師や薬剤師に相談したうえで、自分の状態に合うかどうかを確認しながら使用しましょう。

漢方と西洋薬を併用する際の注意点

すでにSSRIや抗不安薬を服用している方が漢方薬を追加したい場合は、必ず事前に医師や薬剤師へ相談してください。

市販の漢方薬であっても、処方されている薬との飲み合わせによっては、体に影響が出ることがあります。

自己判断で薬を組み合わせず、今飲んでいる薬をすべて伝えたうえで相談することが大切です

発作時の身体症状に市販薬は効くのか

パニック発作では、動悸、胸の痛み、息苦しさなど、体に強い症状が現れます。そのため、「痛み止めや湿布で楽にならないか」と考える方もいらっしゃいます。

パニック発作による動悸、息苦しさ、胸の違和感などは、筋肉や関節の炎症とは異なる仕組みで起こると考えられています。そのため、湿布や市販の鎮痛剤は、パニック発作そのものの不安や動悸を抑える目的には向いていません。

動悸・胸の痛みに湿布や痛み止めが効かない理由

湿布や外用の消炎鎮痛剤は、主に筋肉や関節の炎症、こりによる痛みに使われるものです。パニック発作による胸の痛みは、自律神経の急激な変化によって起こると考えられており、湿布を貼っても症状の仕組みには作用しません。

胸の痛みが続く、初めて経験する強い痛みがある、いつもと違う症状があるという場合は、湿布で様子を見るのではなく、医療機関で心臓や肺などの病気がないかを確認することを優先してください。

鎮痛剤で症状を抑えようとするリスク

市販の鎮痛剤は、頭痛や発熱など特定の症状に対して使うものであり、パニック発作の不安や動悸そのものを抑える薬ではありません。

症状がつらいからといって、自己判断で鎮痛剤を頻繁に使用すると、胃腸への負担や、本来必要な受診が遅れる可能性があります。

体の痛みや不調が続く場合は、鎮痛剤で対応し続けるのではなく、医療機関に相談し、原因を確認することが大切です。

注射・手術が必要になるケースはあるか

パニック障害そのものに対して、注射や手術が標準的な治療として行われることは一般的ではありません。ただし、症状が非常に強い場合や、他の病気が疑われる場合には、医療機関で必要な処置が行われることがあります。

発作時に点滴・注射を行う場合とその目的

救急外来などで、強い症状により脱水や体調不良が疑われる場合、点滴などの処置が行われることがあります。これはパニック障害そのものを治療する注射ではなく、その場の体調を整えるための対応です。

どのような処置が必要かは、診察を行った医師がそのときの状態を見て判断します。自己判断で「注射をしてほしい」と考えるのではなく、まずは症状を正確に伝えることが大切です。

手術が適応にならない理由

パニック障害は、脳や自律神経の働きに関わる不調と考えられており、外科的な手術によって治療する対象ではありません。

体の症状が強く、他の病気が隠れている可能性がある場合は、まず内科的な検査で原因を確認することが優先されます。パニック障害としての治療は、薬物療法や精神療法が中心になります。

院長からのメッセージ

パニック障害の薬は種類が多く、どれが自分に合うのか、いつまで続けるのか、不安に感じる方も多いと思います。薬についての判断は、必ず医師の診察のもとで行われるべきものであり、インターネットの情報だけで自己判断しないことが何より大切です。

当院は医療機関ではないため、薬の処方や量の調整、漢方薬の選定を行うことはできません。そのうえで、医療機関での治療を大切にしながら、体の緊張や姿勢、睡眠、食事など、日常生活の面から回復を支えるお手伝いをしています。

薬のことだけでなく、体のこと、生活習慣のことまで、一人で抱え込まず、いつでもご相談ください。医療機関での治療を土台にしながら、あなたらしい生活を取り戻す過程を支えていきます。


院長:柴田

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