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パニック障害の症状一覧|動悸・めまい・しびれ・前兆サインと見分け方

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こんにちは。急に胸がドキドキしたり、息が吸いにくくなったりすると、「体に何か重大なことが起きているのでは」と不安になりますよね。

パニック障害でみられる症状には、動悸や息苦しさのほか、めまい、手足のしびれなど、さまざまな体の反応があります。

ただ、似た症状が出る病気もあるため、ネットの情報だけで決めつけるのはおすすめできません。今の状態を整理し、必要な受診につなげるための目安としてお読みください。

監修・執筆:柴田 孝史(整体師・管理栄養士/からだ回復センター京都城陽整体院 院長)

院長:柴田

症状を一人で抱え込まず まずは体からのサインを整理してみましょう

この記事でわかること

  • パニック発作で起こりやすい動悸・めまい・しびれなどの身体症状
  • 発作の前に感じやすい違和感と、予期不安が広がっていく理由
  • 過呼吸症候群・心臓疾患・自律神経失調症など似た症状との見分け方
  • 症状の重さをセルフチェックし、受診を検討する目安
目次

パニック発作で現れる身体症状一覧

パニック発作では、突然、強い恐怖や不安とともに体にさまざまな変化が現れることがあります。発作の最中は「このまま倒れるのではないか」「命に関わるのではないか」と感じるほどの苦しさになる場合もあります。

症状の出方や強さ、続く時間には個人差があります。同じ人でも、その日の疲れや周囲の状況によって感じ方が変わることがあります。ここでは、よくみられる身体症状を確認していきましょう。

動悸・胸の痛み・息苦しさの特徴

心臓が急に速く打ち始める、胸が締め付けられるように感じる、空気が十分に入ってこない気がするといった症状は、パニック発作でよく聞かれる訴えです。

安静にしていたのに突然始まることもあり、これまで心臓に問題がなかった方ほど、強い驚きにつながるかもしれません。

一方で、胸の症状は心臓や肺の病気でも現れます。初めて経験する強い胸痛、冷や汗、失神、症状の悪化がある場合は、パニック発作と決めつけず、医療機関や救急への相談を優先してください。

めまい・ふらつき・力が入らない感覚

頭がふわっとする、足元が不安定に感じる、周囲が遠くなったような感覚になることもあります。

「立っていられない」「脚に力が入らない」と感じると、さらに不安が強くなるものです。実際には筋力が急になくなったわけではなくても、強い緊張によって体の感覚が変化している場合があります。

ただし、片側だけの手足が動かしにくい、顔のゆがみ、ろれつの回りにくさ、意識がぼんやりする状態があるときは、緊急性のある病気との区別が必要です。

手足のしびれ・冷感・発汗

指先や口の周りがピリピリする、手足が冷たくなる、汗が止まらないといった変化も起こることがあります。

寒くないのに震えたり、反対に体が熱くなったりする方もいらっしゃいます。体が自分のものではないように感じて、怖くなることもあるでしょう。

症状の種類が多いからといって、それだけで重い病気やパニック障害だと断定できるわけではありません。いつ、どのような場面で、どんな症状が出たのかを記録しておくことが大切です。

発作前に現れやすい前兆サイン

パニック発作は予告なく起こるように感じられますが、振り返ると発作の少し前に小さな変化を感じていたという方もいます。体の違和感に気づくことは、自己診断のためではなく、状態を医療者へ正確に伝えるためにも役立ちます。

ただし、前兆がない方も珍しくありません。「前触れが分からないからおかしい」と考えなくて大丈夫です。ここでは、比較的よく聞かれる感覚を整理します。

発作の数分前に感じる違和感

胸の奥がざわつく、急に落ち着かなくなる、呼吸が浅くなった気がする、首や肩に力が入るといった、言葉にしにくい違和感から始まることがあります。

「何となくいつもと違う」と感じたものの、そのまま予定を続けていたら症状が強くなったというお話もあります。

そのときの時間帯、場所、睡眠の状態、食事や飲み物などを簡単にメモしておくと、後から振り返りやすくなります。

予期不安(また起こるかもという恐怖)の始まり方

一度強い発作を経験すると、「また同じ場所で起きたらどうしよう」「次は助からないかもしれない」と考えるようになることがあります。これを予期不安と呼びます。

発作が起きていない時間にも不安が続くため、電車、人混み、会議、買い物など、以前は問題なかった場面を避けるようになる場合があります。

発作そのものだけでなく、発作への不安によって行動範囲が狭くなっていることも、相談時に伝えてほしい大切な情報です

似ている病気との見分け方

動悸、息苦しさ、めまい、しびれは、パニック障害以外でも起こり得ます。症状の感じ方だけで「これはパニック障害だ」と判断することはできません。

医療機関では、症状の経過を聞きながら、必要に応じて心臓、呼吸器、甲状腺などの身体的な病気が隠れていないかを確認します。ここではあくまで、受診時に伝えるための違いの目安としてご覧ください。

過呼吸症候群との違い

過呼吸症候群では、速く浅い呼吸が続き、手足や口の周りのしびれ、めまいなどが現れることがあります。

パニック発作の最中にも呼吸が乱れることがあるため、二つを自分で完全に見分けることは困難です。

呼吸だけの問題と決めつけず、強い恐怖感、動悸、胸の違和感、発作を繰り返すことへの不安なども含めて、医療機関へ伝えましょう。

心臓疾患(不整脈・狭心症)との違い

不整脈や狭心症などでも、動悸、胸の圧迫感、息苦しさは起こります。症状の出方が似ているため、「いつもの不安だろう」と我慢することは危険です。

特に、運動時に強くなる胸痛、長く続く圧迫感、左腕やあごへ広がる痛み、冷や汗、吐き気、失神などがある場合は、早急な評価が必要です。

初めての強い胸痛や、普段と明らかに違う症状は、パニック発作と思い込まず医療機関へ相談してください

自律神経失調症との違い

自律神経の乱れによる不調では、だるさ、頭痛、胃腸の不調、眠りにくさ、めまいなどが長く続くことがあります。

パニック発作のように突然強い恐怖を伴う場合もありますが、症状はきれいに分けられるものではありません。自律神経の不調と不安が重なっていることもあります。

当院では、医療機関で必要な確認を受けたうえで、首肩の緊張、呼吸のしにくさ、睡眠や生活リズムなど、日常で気になる体の状態を丁寧にうかがっています。

症状の重さのセルフチェック

症状の重さを確認する目的は、自分を「軽い」「重い」と決めることではありません。以前と比べて暮らしにどの程度影響が出ているかを知り、必要な相談につなげることが目的です。

発作の回数が少なくても、恐怖が強ければ生活が苦しくなることがあります。反対に、症状があっても普段通りに過ごせる日もあるでしょう。ご自身を責めず、生活の変化を一つずつ見ていきましょう。

軽症の特徴(発作の頻度が少ない・回避行動が少ない)

発作が起きる頻度が少なく、発作の後も仕事、家事、通学、外出などを大きく避けずに過ごせている場合があります。

ただし、頻度が少ないから受診不要とは限りません。不安で眠れない、次の予定が怖い、体の違和感を常に気にしてしまう場合も、相談する価値があります。

重症化のサイン(外出できない・仕事に行けない)

外出先で発作が起きることが怖くなり、電車やバスに乗れない、人混みを避ける、一人で出かけられないといった状態になることがあります。

仕事や学校を休む日が増えたり、家事や育児に手が回らなくなったりしているなら、心身がかなり負担を抱えているサインかもしれません。

一人で何とかしようとせず、家族や信頼できる人にも状況を伝えながら、専門の相談先を探してください。

症状が重いと感じたら次にすべきこと

症状が繰り返される、発作への不安で生活が変わってきた、外出や仕事が難しくなっている場合は、精神科や心療内科などへの相談を検討しましょう。

まず内科で体の病気がないか確認することが適した場合もあります。受診先で迷うときは、かかりつけ医に相談して紹介を受ける方法もあります。

どの科に行けばよいのか、初診では何を伝えればよいのかについては、次の記事「パニック障害は何科?受診先の選び方と受診前の準備」で詳しくご案内します。

よくある質問

Q. 発作が起きたとき、その場でできる対処はありますか?

A. 発作が起きたときは、まず安全な場所を確保することが大切です。座れる場所があれば座り、壁や柱に軽く背中をつけると、体を支えやすくなります。

呼吸が浅く速くなっているときは、口をすぼめてゆっくり息を吐くことを意識すると、呼吸のリズムが整いやすくなるといわれています。「このまま倒れるのでは」と感じても、発作は時間とともに落ち着いていくことが多いため、無理に立ち去ろうとせず、その場でやり過ごすことも一つの方法です。ただし、症状が長引く、悪化する、初めての強い症状があるときは、自己対応にとどめず医療機関へご相談ください。

Q. 発作はどのくらいの時間で治まりますか?

A. 多くの場合、発作の症状は数分から数十分程度でピークを迎え、その後は自然に落ち着いていくといわれています。長時間ずっと同じ強さで続くことは少ないとされていますが、症状の感じ方や持続時間には個人差があります。

発作の最中は「いつまで続くのか」という不安も加わり、実際よりも長く感じられることがあります。落ち着くまでの時間は人によって違うことを知っておくだけでも、次に発作が起きたときの安心材料になります。症状が治まらない、繰り返し起こる場合は、早めに医療機関へご相談ください。

院長からのメッセージ

院長:柴田

不安に振り回されない毎日を 一緒に目指していきましょう

動悸や息苦しさ、めまいなどは、周りから見えにくいだけに、「こんなことで相談してよいのだろうか」と我慢してしまいやすい症状です。

しかし、体が出しているサインを放置してよいわけではありません。まずは医療機関で必要な確認を受け、重大な病気を見逃さないことを大切にしてください。

当院は医療機関ではないため、パニック障害の診断や薬の調整を行うことはできません。そのうえで、医療機関での治療と並行しながら、体の緊張、呼吸のしにくさ、首肩のこわばり、生活リズムなどを見直したい方のお力になりたいと考えています。

体の状態だけでなく、毎日の食事や休息についても、無理な方法ではなく続けやすい形を一緒に考えていきます。症状が落ち着いた後も、再び不安に振り回されず、やりたいことを楽しめる毎日を目指していきましょう。

一人で抱え込まず、必要な医療を大切にしながら、いつでもご相談ください。


院長:柴田

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