手のむくみ

手のむくみとは

手のむくみとは、手や指に余分な水分がたまって腫れぼったく感じる状態です。血液やリンパの流れが滞ることで水分が皮下にしみ出し、指の曲げ伸ばしや細かな動きがしづらくなります。

厚生労働省の調査では成人の約30％が日常的にむくみを自覚しており、そのうち20〜30％が手に症状を感じるとの報告があります。推計すると200万人超が手のむくみに悩んでいる計算です。

当院にも、こうした手のむくみに悩む患者さまが来院されています。

手のむくみを放置すると、さまざまな悪影響が生じる可能性があります。

指関節のこわばりや握力の低下が進むと、ボタン掛けや箸使いが難しくなることもあります。さらに放置すれば、神経や腱の圧迫によって痛みやしびれが慢性化する可能性もあります。

また、むくみの背景には、体の冷えや自律神経の乱れだけでなく、ホルモンバランスの崩れや内臓機能の低下が関係していることもあります。

手のむくみを軽く考えず、早めに適切なケアを受けることがとても大切です。

手のむくみの原因

当院には、手のむくみを感じている方も数多く来院されています。とはいえ、最初から「手のむくみ」を主な悩みとして挙げられる方は多くありません。

実際には、肩こりや首まわりの不調、しびれや自律神経の乱れなど、別の症状をきっかけに来院され、その中で「手のむくみも気になっていて…」とお話しくださるケースが多く見られます。

これまでの検査結果や施術経験からはっきりと言えるのは、手のむくみの原因は一つではないということです。いくつかの要因が複雑に絡み合い、症状を引き起こしているケースが少なくありません。

むくみは、体内の余分な水分がうまく排出されず、皮膚の下にたまってしまうことで起こります。

手のむくみの場合は、首や肩、鎖骨まわりの筋肉やリンパの流れの滞りが関係しているケースが多く見られ、その背景には、次のような原因が考えられます。

【整体で対応できる主な原因】

【病院での診察が必要な原因】

整体で対応できない「内科的なむくみ」も存在します。以下のような場合は、まずは医療機関の受診をおすすめします。

手のむくみは、単に水分が溜まっているだけの一時的な現象ではなく、血液やリンパの流れが滞ることで現れる“体からのサイン”です。

見た目の変化だけで捉えられがちですが、実は「細かい作業がしづらい」「指が重だるい」「朝になるとこわばっている」など、日常生活の不快感や不調の背景に“むくみ体質”が潜んでいることも少なくありません。

その背景には、肩や首まわりのこわばり、猫背や巻き肩といった上半身の姿勢の乱れ、長時間のデスクワーク、筋力のアンバランス、自律神経の不調、ストレスや冷えなど、日常生活のさまざまな要因が複雑に絡み合っています。

だからこそ、丁寧なカウンセリングと整体的な検査を通じて、体全体の歪み・生活習慣・筋肉や関節の使い方までしっかり確認することが重要です。

むくみの出方や感じ方は人によってさまざま。一人ひとり異なる原因を見極め、「なぜ手にむくみが出ているのか」「なぜ慢性的に続いているのか」を丁寧に探ることが、根本改善への第一歩になります。

病院で検査を受けても異常が見つからず、薬やマッサージで一時的に良くなっても、すぐ戻ってしまう、そんなお悩みがあっても、あきらめる必要はありません。

当院では、整体的な視点から手のむくみにアプローチし、姿勢・循環・神経の働きを整えながら、内側からスッキリとした身体を目指します。

病院とはここが違います

医療機関での一般的な対処法

病院での治療は”対症療法”が中心なことも

病院では、手のむくみの原因がはっきりしない場合、利尿剤の処方や弾性スリーブの使用、安静の指導など、むくみ軽減を目的とした対症療法が行われることが一般的です。

また、心臓・腎臓・肝臓などの内臓疾患や、甲状腺機能の異常、リンパ浮腫などが疑われる場合は、それらに対する内科的な管理や精密検査が優先されます。

こうした医療的な対応はもちろん重要ですが、診察時間や検査の範囲には限りがあり、姿勢・筋肉の使い方・生活習慣といった日常的な要因にまで深く踏み込んだサポートが難しいケースも少なくありません。

そのため「検査では異常なしと言われたけれど、むくみはずっと続いている」「何度も同じようにむくみを繰り返している」といった慢性的なお悩みをお持ちの方には、体のバランスや筋肉・神経の働き、生活習慣のクセに着目した整体的なアプローチが有効になることがあります。

手のむくみを改善するために

まずは、あなた自身のむくみの原因を明らかにすることから始めます。原因を正しく捉えられていないままでは、たとえ一時的に症状が和らいだとしても、根本的な改善にはつながりません。

当院では、多角的な視点から複数の検査を行い、むくみの本当の原因を見つけ出します。そして、その検査結果に基づいた明確な根拠のもとで、一つひとつ丁寧に施術や日常生活への対策を進めていきます。

当院の特徴

20年以上の施術経験を持ち、手のむくみに対しても丁寧に対応いたします。検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

手のむくみ改善には、全身のバランスを見ることが大切です。当院では、姿勢や骨格のゆがみだけでなく、自律神経の働きやストレスの影響、さらには栄養状態まで含めて、身体を多角的に評価しています。

手のむくみだけに注目するのではなく、全身の循環状態や首・肩まわりの筋肉の緊張、リンパの流れ、姿勢バランス、そして日常の動作や生活習慣まで丁寧にチェックすることで、一人ひとりに合った最適な改善プランをご提案できるのが当院の強みです。

さらに、当院では身体と栄養の両面に精通したアプローチを行っており、体の内側からも自然治癒力を引き出すサポートが可能です。その結果、回復までのスピードが早まる方も多く、同じようなむくみを繰り返さなくなる方も少なくありません。

手のむくみを本気で改善していくためには、まず「なぜ今、その状態が起きているのか」を正しく知ることが大切です。

当院では、検査から施術まですべて院長が一貫して担当し、わずかな変化も見逃さず、毎回丁寧に対応しています。

こうした、全身を整える技術と、一人ひとりに寄り添うサポート体制によって、これまでにも多くの方が「もっと早く相談すればよかった」と安心の声を寄せてくださっています。

病院の検査では異常がないと言われた

利尿剤を飲んでも改善が見られない

整骨院やマッサージでは一時的な軽減しか得られなかった

そんなお悩みをお持ちの方も、どうかあきらめずにご相談ください。

手のむくみのQ＆A

手のむくみは自然に良くなりますか？

一時的なものであれば自然に引くこともありますが、何度も繰り返す・朝晩で変化がない・片手だけむくむなどの場合は、筋肉のこわばりや循環不良、自律神経の乱れが関わっていることがあり、自然回復は難しいこともあります。

どれくらいで良くなりますか？

個人差はありますが、軽度のむくみであれば数回の施術で変化を実感される方もいらっしゃいます。慢性的なケースや複数の不調を伴う場合は、2〜3ヶ月を目安に全身のバランスから整えていく必要があります。

病院と整体ではどう違うのですか？

病院では検査や薬の処方など医療的な対処（内臓疾患・リンパ浮腫など）が中心です。一方整体では、姿勢・筋肉・神経・生活習慣などの身体機能面からのアプローチを行い、再発しにくい体づくりを目指します。

左右どちらかだけむくむのはなぜですか？

片側だけのむくみは、筋肉の使い方や姿勢のクセ、神経やリンパの圧迫などが関係していることがあります。まれに病気が原因となっているケースもあるため、早めの確認が大切です。

手のむくみがある方がしてはいけないことはありますか？

むくんでいる手を強く揉んだり、きついアクセサリーを長時間つけたりすることは避けた方がよいでしょう。また、長時間の同じ姿勢（パソコン作業・スマホ使用）もむくみを助長します。

どんな食事を心がければいいですか？

カリウム豊富な野菜・発酵食品・良質たんぱくを意識し、塩分と加工食品を控える食事が基本です。

むくみ以外の症状も一緒に診てもらえますか？

はい、もちろんです。肩こり・首のこわばり・自律神経の乱れ・しびれ・だるさなどを併発している方も多く、当院では全身の状態を確認したうえで、複数の不調を同時にケアします。

手のむくみでいろいろ悩まされていた皆さまも、当院で整体の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の「脊柱軸整法」は、古武術の身体操作にヒントを得て発展させた整体技術です。脊柱の生理的弯曲、体幹の軸、関節のアライメントを整えることで、姿勢と動作の質を高め、血液やリンパの循環、自律神経の働きを整えていきます。

特に手のむくみにおいては、姿勢の崩れや体幹の歪みが関係しているケースも多く、脊柱軸整法との相性は非常に良好です。巡りが整うことで、早期に改善が見られる方も少なくありません。

手のむくみは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなりますので、我慢は禁物です。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。