
院長:柴田お気軽にご相談ください!

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こんにちは、からだ回復センター京都城陽整体院の柴田です。今日も一日、本当にお疲れさまでした。夜中に何度も起こされて、朝が来るのが怖いと感じることはありませんか。
「寝ているはずなのに全然疲れが取れない」「眠りが浅くてすぐに目が覚めてしまう」。そんな声を、私は施術の現場で本当によく耳にします。
育児中の不眠は、単なる寝不足として片付けられがちですが、実は体の内側からのサインであることも少なくありません。この記事では、その正体と向き合い方について、整体師としての視点からお話ししていきます。


子育て中の眠りの浅さは、体からの大切なサインです。一緒にその原因を紐解いていきましょう
監修・執筆:柴田 孝史(整体師・管理栄養士 / からだ回復センター京都城陽整体院 院長)→ 院長紹介はこちら
📋 この記事でわかること
「母親なんだから、これくらい平気なはず」。そう思い込もうとして、しんどさを飲み込んでいませんか。疲れを感じるのは、母性が足りないからではありません。それは、体が限界に近づいているサインなのです。まずはそのことを、ここで一度お伝えしておきたいと思います。


赤ちゃんのお世話をしていると、睡眠が細切れになるのは当然のことです。ただ、それだけでは説明できないほど眠りが浅いと感じる方もいらっしゃいます。ここでは体の仕組みという視点から、その背景を一緒に紐解いていきましょう。
赤ちゃんの物音や気配に敏感になっていると、体は知らないうちに戦闘モードのスイッチが入りっぱなしになります。本来、夜は副交感神経が優位になってゆったり休むはずの時間です。それなのに気を張り続けているせいで、交感神経が優位な状態が続いてしまうのです。
この緊張状態が長引くと、たとえ横になる時間があっても、脳や体が休息モードにスムーズに切り替わりません。結果として、眠りが浅く途中で覚めやすい体質へと変化していくことがあります。「子どもが最優先だから」と自分の不調を後回しにし続けた結果、体は休むことすら忘れてしまうのです。
抱っこの姿勢、授乳のときの前かがみの姿勢。どちらも体にとってはかなりの負担です。特に首や肩、背中まわりの筋肉が硬くなると、血の巡りが悪くなります。
血流が滞ると、疲労物質がうまく流れていかず、体の緊張が抜けきりません。寝ている間もこわばりが残ったままだと、深い眠りに入ることが難しくなってしまうのです。
睡眠の質は、体の緊張状態と密接に関わっているということを、まず知っておいていただきたいと思います。
眠りの浅さがなかなか改善せず、日常生活にも支障が出てきていると感じる場合、背景に自律神経の乱れが関わっていることがあります。
目安の一つとして、体の不調が2週間以上続いている場合や、眠れない日がずっと続いていて家事や育児にも影響が出ている場合は、単なる寝不足ではなく体のサインとして受け止めてあげてほしいと思います。
生活リズムの崩れや、休む間もない緊張の連続が積み重なることで、自律神経そのもののバランスが崩れてしまうのです。「そのうち良くなるはず」と様子を見ているうちに、なかなか改善しない状態へと進んでしまう方も少なくありません。
期間の長さだけでなく、「つらさがどれくらい続いているか」「日常生活にどれだけ影響しているか」という視点で、ご自身の状態を振り返ってみてください。
育児中の睡眠トラブルは、すべて「寝不足」の一言でまとめられがちです。しかし、ここに見落としてはいけない落とし穴があります。原因を正しく見極めることが、適切な対処への第一歩になるからです。
単純に睡眠時間が足りていないだけなら、まとまった時間眠れれば体は回復していきます。ところが、寝る時間を確保できても浅い眠りが続き、途中で何度も目が覚めてしまう場合は、話が変わってきます。それは中途覚醒を伴う不眠の傾向であり、睡眠時間を増やすだけでは根本的な解決に至らないことが多いのです。
もし赤ちゃんが夜通し眠るようになったのに、あなた自身の眠りだけが相変わらず浅いままだとしたら、それは体からの重要なメッセージだと受け止めてあげてください。
「私だけがこんなに眠れないのはおかしいのかな」と不安になる必要はありません。それは、あなたが弱いからではなく、体がずっと頑張り続けてきた証でもあるのです。


難しいことをする必要は全くありません。育児で手一杯な毎日だからこそ、無理なく続けられる小さな工夫から始めることが何より大切です。「自分の時間なんて贅沢」と思わずに、ほんの数分でいいので体を緩める時間を持ってみてください。
例えば、抱っこや授乳の合間に、肩をすくめるようにぐっと持ち上げてから、ストンと一気に脱力してみてください。これを3回ほど繰り返すだけで、肩まわりの緊張がふっとゆるむのを感じられるはずです。寝る前には、鼻から4秒かけて息を吸い、口から8秒かけてゆっくり吐き出す呼吸を5回ほど繰り返してみましょう。吐く時間を吸う時間より長くすることが、副交感神経を優位にするポイントです。
以前、生後6ヶ月のお子さんを育てているお母さんが来院されたことがあります。「寝る時間は増えたのに、目を閉じても頭が冴えて眠れない」というご相談でした。
肩から首にかけての筋肉が驚くほど硬くなっており、施術で緊張をゆるめたところ、その日の夜は久しぶりに途中で目が覚めずに眠れたと、次の来院時にとても嬉しそうに話してくださいました。体の緊張がほどけるだけで、眠りの質はこれほど変わるのだと、私自身も改めて実感した出来事です。
短い時間でも横になれるタイミングがあれば、目を閉じて体の力を完全に抜いてみてください。朝はできるだけ日の光を浴びることも忘れないでください。体内時計がリセットされ、夜の眠りの質にも良い影響を与えてくれます。
そしてもう一つ、意外と見落とされがちなのが食事との関わりです。眠りの質は、日々の食事内容とも深くつながっているということを、ぜひ知っておいていただきたいのです。
神経の働きを支える栄養素や、体の緊張をゆるめる食材を意識的に取り入れることで、内側から睡眠をサポートすることができます。私自身、日々の食事づくりに関わる中で、食と体の状態が想像以上に密接に結びついていることを実感してきました。
整体で体の外側からアプローチしながら、食事という内側からの視点も一緒に相談できる。そんな心強い選択肢があることを、ぜひ覚えておいていただければと思います。
ここまでお伝えした工夫を試しても、なかなか眠りの浅さが改善しないという方もいらっしゃると思います。そういうとき、体のどこかに根本的な原因が隠れている可能性があります。
不眠がなかなか改善しないと感じたときは、一人で我慢を続けるのではなく、専門的な視点から体の状態を確認してもらうことも大切な選択肢の一つです。
ご自身の感覚だけで「まだ大丈夫」と判断せず、体が発しているサインにしっかり耳を傾けてあげてほしいと思います。誰かに頼ることは、決して母親失格の証ではありません。


ここでは、育児中の眠りの浅さについて、施術の現場でよくいただくご質問にお答えします。同じような悩みを抱えている方の参考になれば嬉しいです。
個人差が大きいため、一概に「いつまで」とお伝えすることは難しいのが正直なところです。夜間授乳が落ち着く生後半年前後で改善を感じる方もいれば、夜泣きや生活リズムの変化によって、それ以降も浅い眠りが続く方もいらっしゃいます。大切なのは期間そのものよりも、日中の生活に支障が出るほどつらい状態が続いていないかという点です。「そのうち良くなるはず」と我慢を重ねるより、つらさが続くようなら早めに体のケアを検討することをおすすめします。
目が覚めてから30分ほどで再び眠りにつける場合は、育児期にはよく見られる状態であり、過度に心配しすぎなくても大丈夫なことが多いです。ただし、30分以上眠れない状態が続く、あるいは眠れないことへの不安自体が強くなっている場合は、体や心のコンディションが影響している可能性があります。中途覚醒が続くようであれば、一人で抱え込まずに専門家へ相談してみてください。
育児中の眠りの浅さは、決して「気合が足りない」とか「あなたの甘え」ではありません。それは体が発している、とても正直なサインです。「子どもが一番、自分は二の次」。そう思って頑張ってきたお母さんほど、実は体がぎりぎりのところで踏ん張っています。
部分的な対処療法ではなく、からだ全体のバランスを整えることこそが、根本的な回復への一番の近道だと、私は20年以上の臨床経験を通じて強く実感してきました。体のことも、睡眠のことも、どうか一人で抱え込まずに気軽に相談してください。
あなたが少しでも早く、穏やかな夜を取り戻せるように。私は、全力でそのお手伝いをさせていただきます。
この記事では、「眠っているはずなのに疲れが取れない」「眠りが浅くてすぐに目が覚めてしまう」という育児中の不眠について、自律神経や体の緊張という視点からその背景を整理してきました。しんどさを感じているのは、あなたが弱いからでも、母親として足りていないからでもありません。
症状別のページでは、不眠の見分け方や当院での考え方についても詳しく紹介しています。「もしかして自分もそうかもしれない」そう感じる部分があれば、ぜひ参考にしてみてください。

