
院長:柴田お気軽にご相談ください!

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朝はなかなか体を起こせないのに、午後になると少し動けるようになる。そんな様子が続くと、怠けているのではないか、気持ちの問題ではないかと、本人もご家族も不安になるかもしれません。
からだ回復センター京都城陽整体院の柴田です。起立性調節障害がなぜ起こるのかを知ることは、本人を責めず、今の体調を受け止めるための大切な出発点になります。
すでに朝のつらさや立ち上がるときの不調が気になっている方は、起立性調節障害の症状ページもあわせてご覧ください。ここでは、体質や成長、生活背景との関わりを中心にお伝えします。
監修・執筆:柴田 孝史 整体師 / 管理栄養士
からだ回復センター京都城陽整体院 院長


原因を一つに決めつけないでください
この記事でわかること


起立性調節障害は、横になっていた体を起こしたときの血液の流れに、体の調節が追いつきにくくなる状態と考えられています。単に朝が弱いという話ではなく、循環と自律神経の働きが関わります。
寝ている状態から座る、立つという動きでは、重力の影響で血液が足のほうへ集まりやすくなります。本来は血圧や脈拍を変化させ、頭や体に必要な血流を保つ仕組みがすぐに働きます。
ところが、この切り替えがうまく進まないと、起き上がった直後や立ち続けたときに体調を崩しやすくなります。朝に特につらさが出る背景には、横になっていた時間が長いことも関係します。
自律神経は、意思とは関係なく血圧、心拍数、血管の収縮などを調節しています。起立性調節障害では、この循環の調節が十分に働かず、立った姿勢に体が適応しにくくなることがあります。
本人の気合いや意思だけで起こる不調ではありません。周囲から元気そうに見える時間があっても、起立時の体調変化は本人にとって大きな負担になっている場合があります。
起立性調節障害は、誰か一人の行動や家庭環境だけで説明できるものではありません。もともとの体質に、成長期の変化や日々の生活リズムが重なって、調節の乱れが表れやすくなることがあります。
家族の中に立ちくらみや朝の起きにくさを経験した方がいる場合など、体質的な傾向が関係することも考えられています。ただし、家族に同じ経験があれば必ず起こる、という意味ではありません。
思春期は身長や体格が急に変わり、ホルモンの変化も重なる時期です。体が大きく変化する途中では、血圧や心拍数を調節する仕組みが不安定になりやすいという見方があります。
夜更かしだけが原因になるわけではありませんが、睡眠時間が不足したり、就寝と起床の時刻が日ごとに大きくずれたりすると、自律神経のリズムにも影響が及ぶことがあります。
体調が悪くて日中の活動が減り、夜に眠れず、翌朝さらに起きにくくなることもあります。このように、体調不良と生活リズムの乱れが互いに影響し合うケースも少なくありません。
日常の負担や環境の変化は、起立時の不調を強めるきっかけになることがあります。原因を本人の性格や努力不足に結びつけるのではなく、どのような条件で体調が揺れやすいかを考えることが大切です。
学校、仕事、家庭、人間関係などで緊張が続くと、自律神経の働きにも影響することがあります。ストレスは本人が言葉にできるものだけではなく、疲れが抜けにくい状態として表れる場合もあります。
また、長い時間立ったままでいることや、横になった状態から急に起き上がることは、循環の切り替えに負担がかかりやすい場面です。体位が変わる瞬間に不調が強まるという見方もできます。


汗をかきやすい暑い時期、食欲が落ちて飲食量が少ない日、発熱や下痢などで体から水分が失われやすいときは、循環する血液量が減り、立ったときの不調につながることがあります。
天候の変化と体調の揺れを感じる方もいますが、気圧だけで症状の原因を説明することはできません。暑さ、睡眠、疲労など、その時期に重なった条件も含めて考えることが大切です。
起立性調節障害は思春期に多く見られるとされますが、体調の現れ方や困りごとは年齢によって異なります。成長期の急な変化が関わりやすい一方で、大人の起立時の不調を同じ名称だけで判断することはできません。
子供や思春期では、朝の時間帯と学校生活の予定が合わず、本人も家族も焦りを抱えやすくなります。体調に波があるため、できる日と難しい日の差が周囲には理解されにくいこともあります。
大人では、通勤、朝礼、立ち仕事などが負担として表れる場合があります。成人の立ちくらみやだるさには別の病気が隠れていることもあるため、子供の頃と同じ不調だと自己判断しないことが欠かせません。
思春期では女性に多いとする報告もありますが、性別だけで発症の有無や重さを決めることはできません。成長の時期、月経を含む体調変化、生活リズム、心理的な負担など、個人ごとの背景を丁寧に考える必要があります。
性別や年齢だけで本人のつらさを判断しないことが大切です。同じように見える不調でも、困っている場面や体調が崩れやすい時間帯には一人ひとり違いがあります。
起立性調節障害は、自律神経による循環調節を土台に、体質、思春期の成長、睡眠、疲労、ストレス、暑さなどが重なって表れることがあります。誰かのせい、生活習慣だけのせいと決めつけないことが大切です。
立ちくらみや倦怠感などは、起立性調節障害以外でも起こり得ます。貧血、心臓、甲状腺などに関わる病気を含め、ほかの原因との区別が必要になることもあるため、症状名だけで判断しないようにしましょう。
朝の起きにくさや立ちくらみが続く、失神しそうになる、日常生活や学校・仕事に支障が出ているといった場合は、まず小児科や内科などの医療機関に相談し、体に別の原因がないかを確認することが大切です。
「なぜこんなに体がつらいのだろう」と感じる日が続くと、ご本人もご家族も不安になるものです。原因を一つずつ確かめていくことは、体調に合った対応を考えるための第一歩になります。どうか、ご本人もご家族も自分を責めすぎないでくださいね。
医療機関での確認を受けたうえで、日々の体の負担や無理のない過ごし方について相談したい方は、からだ回復センター京都城陽整体院までお気軽にお声がけください。

