TFCC損傷

TFCC損傷とは

FCC損傷は、手首の小指側にある三角線維軟骨複合体（TFCC）が傷つくことで、手首の安定性が損なわれ、痛みや動かしづらさが現れる状態です。転倒やスポーツ、繰り返しの動作、加齢による変性などが主な原因です。

厚生労働省の統計に基づく詳細な患者数は公表されていませんが、スポーツ愛好者や手首をよく使う職業の方を中心に、年々増加傾向にあります。

当院にも、こうした手首の痛みに悩む患者さまが多く来院されています。

そのままにしておくと、慢性化し治療に時間がかかるだけでなく、様々な問題へと発展する恐れがあります。

TFCC損傷を放っておくと、手首の痛みや不安定感が慢性化し、ドアノブを回す・物を持つなどの日常動作がますますつらくなります。悪化すると、手首の関節が変形したり、可動域が狭くなってしまうこともあり、最終的には変形性関節症へと進行するリスクもあります。早めに適切なケアを受けることが、悪化を防ぎ、手首の機能を守るために大切です。

TFCC損傷の原因

開院以来、当院には手首の痛みでお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験からはっきりしていることは、TFCC損傷の原因はひとつではないということです。いくつかの原因が複雑に絡み合って、症状を形成しているのです。

TFCC損傷の原因として次のものが挙げられます

TFCC損傷は、複数の要因が重なって発症することも少なくありません。

これらの要因が複合的に作用することで発症します。特に現代では職場環境の変化により、従来のスポーツ選手以外の一般職種の方々の発症が急増しています。

単なる局部の炎症ではなく、全身の姿勢バランスや動作パターンが深く関与しているため、表面的な治療だけでは根本解決が難しい特徴があり、原因究明には幅広い検査が必要です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善には丁寧な検査が何よりも重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかった方も、決して諦める必要はありません。手首の痛みは豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

医療機関での一般的な対処法。

薬物療法

薬や湿布は一時的な効果にとどまり根本治療にならない。

サポーターや固定

長期間の使用で筋力低下を招くことがあります。

手術療法

手術は身体的・経済的負担が大きく、リスクや長いリハビリ期間を伴う。

TFCC損傷を改善するために

TFCC損傷の改善には、まず原因を正確に見極めることが欠かせません。施術だけで一時的に症状を和らげることはできますが、原因にアプローチしなければ根本からの解決にはなりません。

当院は、多角的な視点による複数の検査で、TFCC損傷の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元に施術を進めていきます。

当院の特徴

20年以上の施術経験を持ち、TFCC損傷の改善も得意とする院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、姿勢や筋骨格系の歪みだけでなく、自律神経の働きやストレスの影響、栄養状態なども含めて、多角的にお身体を検査・評価します。

患部の手首周辺のみにとらわれず、体全体と体質を総合的に捉えることで、一人ひとりに最適な改善の道筋を導き出します。

施術・栄養・運動の三方向からアプローチすることで、身体本来の自然治癒力を高め、体が元気になり、根本からの回復を後押しします。これは、栄養と身体の仕組みに精通したプロフェッショナルだからこそ実現できる、当院ならではのトータルケアです。

また、TFCC損傷の改善には現在の身体状態を正確に把握することも重要であり、だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

この一貫性が、高い治療効果を生み、豊富な改善実績につながっています。

痛み止めに頼っている方や、整骨院・整体・マッサージで効果が得られなかった方も、どうぞ諦めずにご相談ください。

TFCC損傷のQ＆A

どれくらいで良くなりますか？

症状の程度や生活習慣によって回復の期間は異なります。軽度の損傷であれば数週間ほどで改善することもありますが、痛みをかばいながら無理を続けていると、数か月以上かかることもあります。早期の対処と安静が、回復への近道になります。

整形外科と整体院の違いは何ですか？

整形外科では画像診断や薬の処方、サポーターの使用、場合によっては手術など医学的な処置が中心になります。一方、整体院では手首に負担をかけている体の使い方や姿勢のクセに着目し、筋骨格のバランスを整えることで再発を防ぎ、自然な回復を促すサポートを行います。

自然に治ることはありますか？

軽度の損傷であれば、安静にして手首への負担を避けることで自然に良くなる場合もあります。ただし、痛みが長引く場合や日常生活に支障が出ている場合は、放置せずに適切な評価とケアを受けることが大切です。

手術が必要になるケースはありますか？

保存療法で改善しない場合や、靭帯の損傷が大きい場合は、関節鏡による手術が検討されることもあります。ただし、多くの症例では早期の対応と日常生活の見直しによって、手術を避けられるケースがほとんどです。

湿布や痛み止めで治るのでしょうか？

湿布や痛み止めはあくまで一時的に症状をやわらげる「対症療法」です。根本的な原因が改善されなければ、再発したり慢性化するリスクがあります。症状の背景にある身体の使い方や歪みへのアプローチも重要です。

日常生活で気をつけることはありますか？

無理に手首を使い続けることは避けましょう。特にタオルを絞る、重いものを持つ、手をつくといった動作は痛みを悪化させることがあります。また、スマートフォンやパソコン作業など同じ姿勢の長時間継続にも注意が必要です。

どうすれば再発を防げますか？

一時的に痛みを抑えるだけでなく、手首に負担をかける体のクセや姿勢、生活動作を見直すことが再発予防につながります。当院では、体全体のバランスや習慣にも着目し、再発しにくい体づくりをサポートしています。

TFCC損傷でいろいろ悩まされていた皆さまも、当院で整体の施術を受けて、このような変化がありました。

手首の痛みは、使いすぎや局所的な炎症だけが原因とは限りません。一見、手首だけの問題に見えても、実は背骨や肩、肘、さらには姿勢の乱れなど、全身の連動が深く関わっていることが多いのです。

特に現代では長時間のデスクワークやスマートフォン操作によって、頭や肩が前に出る姿勢になりやすくなっています。その結果、腕から手首にかけての動きにも歪みや負担がかかりやすくなってしまいます。姿勢の崩れが慢性化すると、手首の関節や腱にストレスがたまり、痛みやしびれの原因となることもあります。

当院で行う「脊柱軸整法」は、こうした姿勢の乱れに注目した整体法です。

脊柱の生理的な弯曲を回復し、体幹の軸と関節の位置関係を整えることで、身体全体のバランスを根本から立て直します。この手技は古武術の身体操作を応用しており、神経と運動機能の連動にも働きかけます。そのため、姿勢と動作の質が大きく改善し、手首への負担も自然と軽減されていきます。

実際に、他院で改善しなかった手首の痛みが「脊柱軸整法」で劇的に良くなった例もございます。

早めの対処が回復の鍵となりますので、少しでも不調を感じたら、どうぞ我慢せずにお気軽にご相談ください。

再びロードバイクに乗ることができました