月経前症候群（PMS）

月経前症候群（PMS）とは

月経前症候群（PMS）とは、月経が始まる3～10日前から現れる心と体のさまざまな不調のことです。イライラや気分の落ち込み、頭痛、腹痛、むくみ、眠気など200種類以上の症状があり、月経が始まると症状が軽くなったり消失したりするのが特徴です。

厚生労働省の調査によると、月経のある女性の約70～80％が月経前に何らかの症状を経験しています。そのうち日常生活に支障をきたすほど症状が重い中等症以上のPMSは約5.3％で、推定患者数は約180万人とされています。特に精神症状が強く現れるPMDD（月経前不快気分障害）は約1.2％の女性が経験しており、20代に多い傾向があります。

症状の種類や程度は人によって大きく異なり、同じ人でも月によって変わることがあります。当院では、生理痛や月経前症候群（PMS）を主訴として来院される方は多くありませんが、骨盤のゆがみや自律神経の乱れを整えることで、生理にまつわる不調がやわらいでいくケースも少なくありません。

男性施術者であるため、「生理のことは相談しにくい…」と感じられる方もいらっしゃるかと思います。もちろん、無理にお話しいただく必要はありません。

当院では、どのようなお悩みに対しても、骨盤を含めた全身のバランスを丁寧に整えていきます。その過程で、生理前後の不調や生理痛が自然と軽くなっていくことも多く見られます。

気になる症状がある方は、ほかのお悩みをきっかけにご来院いただいても構いません。どうぞ安心してお越しください。

月経前症候群（PMS）を放置すると、さまざまな悪影響が生じる可能性があります。

症状が徐々に悪化し、日常生活や社会生活に深刻な影響を与える可能性があります。職場での人間関係の悪化、家族との関係性の破綻、学業や仕事の成績低下などが起こりやすくなります。

それだけではありません。精神症状が重篤化してPMDD（月経前不快気分障害）に発展する場合があり、うつ病や不安障害などの精神疾患を併発するリスクも高まります。また、慢性的なストレスにより免疫力が低下し、他の疾患にかかりやすくなることもあります。

月経前症候群（PMS）を軽く考えず、早めに適切なケアを受けることが大切です。

月経前症候群（PMS）の原因

開院以来、当院には月経前症候群（PMS）でお困りの方も来院されています。

これまでの検査結果や施術経験からはっきりと言えるのは、月経前症候群（PMS）の原因は一つではないということです。いくつかの要因が複雑に絡み合い、症状を引き起こしているケースが多く見られます。

月経前症候群（PMS）の原因として考えられること

月経前症候群（PMS）は、単なる「ホルモンの乱れ」だけが原因ではありません。

ホルモンバランスの変動に加え、日常生活に潜むストレス、骨盤や姿勢のゆがみ、栄養の偏り、体の冷えや血行不良など、さまざまな要因が複雑に絡み合って起こる心身の不調です。

だからこそ、丁寧なカウンセリングと整体的な検査を通じて、体全体のバランスや自律神経の働き、生活習慣まで総合的に確認することが大切です。

人によって症状も原因も異なるため、画一的な対応ではなく、「なぜその不調が現れているのか」を丁寧に見極めることが、改善への第一歩となります。

病院では異常がないと言われた方や、薬の効果を感じられなかった方も、どうか諦めないでください。当院では、整体的な視点から体の状態を丁寧に見極め、月経前のつらさの背景にある本当の原因にアプローチしていきます。

病院とはここが違います

医療機関での一般的な対処法。

病院での治療は”対症療法”が中心です

病院では、薬の処方や生活指導といった、症状を一時的に抑える対症療法が中心です。症状の軽減を優先した対応が多く、時間の制約もあって、日常生活の背景や体の使い方といった根本的な原因まで踏み込めないケースも多いのが実情です。

そのため、「何度も繰り返す」「症状の原因が分からない」とお悩みの方ほど、体全体のバランスや自律神経の調整に着目する整体的なアプローチが必要になるケースも多いのです。

月経前症候群（PMS）を改善するために

まずは、あなた自身の月経前症候群（PMS）の原因を明らかにすることから始めます。原因を正しく捉えられていないままでは、たとえ一時的に症状が和らいだとしても、根本的な改善にはつながりません。

当院では、多角的な視点から複数の検査を行い、月経前症候群（PMS）の本当の原因を見つけ出します。そして、その検査結果に基づいた明確な根拠のもとで、一つひとつ丁寧に施術や日常生活への対策を進めていきます。

当院の特徴

20年以上の施術経験を持つ院長が、月経前症候群（PMS）に対しても丁寧に対応いたします。検査から施術まで責任をもって行いますので、安心してご相談ください。

当院では、姿勢や骨格のゆがみだけでなく、自律神経の働きやストレスの影響、さらには栄養状態まで含めて、体を多角的に評価しています。

症状だけにとらわれず、全身のバランス、そして生活習慣まで丁寧にチェックすることで、一人ひとりに合った最適な改善プランをご提案できるのが当院の特徴です。

さらに、栄養と身体の両面に精通しているからこそ、体の内側からも整えることができ、自然治癒力をしっかり引き出すサポートが可能です。その結果、回復までのスピードが早まる方も多く、症状の再発も防ぎやすくなります。

月経前症候群（PMS）の改善には、まず今の体の状態を正しく知ることが大切です。

当院では、検査から施術までをすべて院長が一貫して担当し、わずかな変化も見逃さず、毎回丁寧に対応しています。

こうした全身を整える技術と一貫したサポート体制によって、これまで多くの方が「もっと早く来ればよかった」と喜んでくださっています。

薬だけに頼っている方や、婦人科・心療内科・漢方薬局で思うような効果が得られなかった方も、どうかあきらめずにご相談ください。

月経前症候群（PMS）のQ＆A

月経前症候群（PMS）は自然に良くなりますか？

PMSは適切なアプローチにより改善可能です。ホルモンバランスを整える生活習慣の改善や、自律神経の調整により症状の軽減が期待できます。

月経前症候群（PMS）の人がやってはいけないことは？

過度なストレス、睡眠不足、カフェインの過剰摂取、アルコール、喫煙は症状を悪化させるため控えることが重要です。

PMSとPMDDの違いは何ですか？

PMS（月経前症候群）は身体的・精神的症状の総称で、PMDD（月経前不快気分障害）は特に精神症状が重篤で日常生活に著しい支障をきたす状態を指します。

月経前症候群（PMS）は遺伝しますか？

遺伝的要因もありますが、生活習慣や環境要因の影響も大きく、適切な対策により改善が可能です。

月経前症候群（PMS）の症状はいつから始まりますか？

一般的に排卵後の月経前3～10日間に症状が現れ、月経開始とともに軽快します。

月経前症候群（PMS）は年齢とともに悪化しますか？

個人差がありますが、ストレスや生活習慣の乱れにより悪化することがあります。早期の対策が重要です。

月経前症候群（PMS）に効果的な食べ物はありますか？

マグネシウムやビタミンB6を含む食品、発酵食品、良質なタンパク質が症状改善に役立ちます。管理栄養士でもある院長が個別に食事指導も行います。

月経前症候群（PMS）でいろいろ悩まされていた皆さまも、当院で整体の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の「脊柱軸整法」は、月経前症候群（PMS）のケアにも相性のよい整体法です。脊柱の生理的な弯曲に働きかけ、体幹から全身のバランスを整えることで、自律神経やホルモンバランスの乱れをやさしく調整していきます。姿勢や骨盤のゆがみにもアプローチするため、PMSにともなうイライラ・頭痛・眠気・倦怠感などの不調が和らいでいくケースも多く見られます。

この技法は、古武術の身体操作をヒントに発展した手技で、脊柱のカーブ、体幹の軸、関節のアライメントを整えることを目的としています。神経と運動機能の連動にも着目し、姿勢や動作の質を高めることで、月経前の心身の不安定さが起こりにくい状態をサポートします。

月経前症候群（PMS）は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなりますので、我慢は禁物です。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。