
院長:柴田お気軽にご相談ください!

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デスクワークの後、頭が締め付けられるように痛むことはありませんか?
「夕方になると毎日同じように頭が重くなる」「肩こりがひどくなると、必ず頭痛も出てきます」──そんな経験をお持ちの方も多いでしょう。
市販の薬で一時的にしのいでも、また同じ痛みが繰り返される。そんな日々は、本当につらいものです。
実は、緊張型頭痛の原因は一つではなく、身体的・生活習慣・精神面など、さまざまな要因が複雑に絡み合っていることがほとんどです。だからこそ、まずは、なぜ自分の頭痛が起きているのかを知ることが改善の第一歩です。
このページでは、整体院長の視点から、緊張型頭痛の原因について詳しく解説していきます。病院での治療との違いについても触れていますので、最後までご覧いただければと思います。


20年以上の臨床経験から、緊張型頭痛の原因は本当に人それぞれだと実感しています
緊張型頭痛は、頭全体や後頭部、首筋にかけて締め付けられるような重い痛みが続くタイプの頭痛です。ズキンズキンと脈打つような激しい痛みではなく、じわじわと続く鈍い痛みが特徴で、まるでヘルメットをかぶったような圧迫感を感じる方も多くいらっしゃいます。
日本では成人の約2~3割が経験するといわれており、推定2,000万人以上が慢性的な頭痛に悩んでいます。肩や首のこりを伴うことが多く、長時間のデスクワークやストレスが続くと症状が悪化しやすい傾向があります。
片頭痛のように吐き気や光・音への過敏さはあまりみられませんが、集中力が低下して日常生活や仕事に支障をきたすケースも少なくありません。
当院にも、このような緊張型頭痛に悩む患者さまが多く来院されています。「病院では異常なしと言われたけれど、頭痛は続いている」「薬を飲んでも根本的には良くならない」といった声をよく耳にします。
緊張型頭痛には、いくつかの特徴的な症状があります。まず最も多いのが、後頭部から首筋にかけての重だるい痛みです。頭を締め付けられるような圧迫感があり、ひどい時には頭が重くて持ち上がらないような感覚になることもあります。
痛みは片側だけではなく両側に出ることが多く、朝起きた時から頭が重い、夕方になると症状が強くなる、といったパターンがみられます。肩や首のこりと連動して痛みが出やすく、デスクワークやスマホ操作など同じ姿勢を続けた後に悪化する傾向があります。
また、めまいやふらつき、目の疲れ、集中力の低下といった症状を伴うこともあります。睡眠の質が落ちて疲れが取れにくくなったり、気分が沈みがちになったりと、頭痛以外の不調も現れることが少なくありません。これらの症状が重なることで、日常生活全体に影響が及んでしまうのです。
開院以来、当院には緊張型頭痛にお悩みの方が数多く来院されています。これまでの検査結果や施術経験を通じてはっきりと言えるのは、緊張型頭痛の原因は決して一つではないということです。いくつもの要因が複雑に絡み合い、頭痛という症状として現れています。
最も多いのが、長時間の同じ姿勢による筋肉の緊張です。デスクワークやスマホ操作で首や肩の筋肉が緊張し続けると、血流が悪くなって酸素や栄養が十分に届かなくなります。すると、筋肉には疲労物質が溜まり、痛みを引き起こす物質も放出されやすくなるのです。
骨盤や背骨のゆがみも大きな原因の一つです。体全体のバランスが崩れると、首や後頭部に余計な負担がかかり続けます。また、眼精疲労も見逃せません。長時間のパソコン作業やスマホ使用により目が疲れると、目の周りだけでなく頭部全体の筋肉が緊張してしまいます。
噛み合わせの悪さや歯ぎしり、食いしばりの癖がある方も要注意です。顎のゆがみや無意識の食いしばりが、側頭部や首の筋肉に余計な力をかけ続け、頭痛の原因になることがあります。
仕事のプレッシャーや人間関係のストレスも、緊張型頭痛の大きな原因です。ストレスを感じると、無意識のうちに肩や首に力が入ってしまいます。この筋緊張が続くことで血流が悪化し、頭痛につながるのです。
また、ストレスは自律神経のバランスを乱します。交感神経が過剰に働き続けると、筋肉が常に緊張した状態になり、リラックスできなくなってしまいます。不安感や緊張感が続くことで、頭痛がさらに悪化するという悪循環に陥ることも少なくありません。
睡眠不足は、緊張型頭痛を引き起こす大きな要因です。十分な睡眠が取れないと、身体の回復力が低下し、自律神経のバランスも乱れやすくなります。逆に、寝すぎも頭痛の原因になることがあるため、適切な睡眠時間を確保することが重要です。
運動不足も見逃せません。身体を動かさないと血流や代謝が低下し、筋肉の緊張が抜けにくくなります。さらに、冷えや血行不良も頭痛を引き起こします。首や肩まわりの血流が悪くなると、筋肉に必要な酸素や栄養が届きにくくなり、痛みが出やすくなるのです。
管理栄養士としての視点からお伝えすると、栄養バランスの乱れも緊張型頭痛に関係していることがあります。特に、ビタミンB群やマグネシウムなどの栄養素が不足すると、神経や筋肉の働きに影響が出て、頭痛が起こりやすくなります。
また、水分不足や糖質の摂りすぎによる血糖値の乱高下も、頭痛の原因になることがあります。カフェインの摂りすぎや、食事の時間が不規則になることでも、自律神経が乱れて頭痛につながる場合があるのです。
このように、緊張型頭痛は身体・精神・生活習慣・栄養など、さまざまな要因が複雑に絡み合って起こります。だからこそ、まずは丁寧な検査で「何が原因になっているのか」を明らかにすることが、改善への第一歩になるのです。
病院を受診すると、まず問診で頭痛の頻度や痛みの性質、生活習慣などを聞かれます。緊張型頭痛かどうかを見極めるため、片頭痛や群発頭痛など他のタイプの頭痛との区別が行われます。必要に応じて、脳腫瘍やくも膜下出血など危険な病気を除外するために、CTやMRIといった画像検査が実施されることもあります。
治療としては、主に薬物療法が選択されます。痛みを和らげるための鎮痛薬や、筋肉の緊張を緩める筋弛緩薬が処方されることが多いです。慢性化している場合には、抗うつ薬や抗不安薬が使われることもあります。
理学療法として、マッサージやストレッチ、温熱療法などのリハビリが行われる場合もあります。また、ストレスが大きな原因になっている場合には、生活指導やカウンセリングが提案されることもあるでしょう。
ただし、病院での治療は主に症状を抑えることを目的としています。薬で一時的に痛みを和らげることはできても、なぜその頭痛が起こっているのかという根本原因までアプローチできないことも多いのが現状です。
緊張型頭痛を放置すると、さまざまな悪影響が生じる可能性があります。まず、頭痛が慢性化してしまうリスクが高まります。反復性の緊張型頭痛が月15日以上出るようになると、慢性緊張型頭痛と診断され、改善するまでに時間がかかるようになってしまいます。
頭痛が続くことで、集中力や作業効率が低下し、仕事や家事に支障が出るようになります。睡眠の質も悪化しやすく、疲れが取れにくくなるという悪循環に陥ります。さらに、気分の落ち込みや不安感が強くなり、日常生活そのものがつらく感じるようになることもあります。
また、薬に頼り続けることで「薬物乱用頭痛」という新たな問題が生じることもあります。鎮痛薬を月10日以上使用し続けると、かえって頭痛が起こりやすくなり、薬が効きにくくなってしまうのです。
緊張型頭痛が再発しやすい理由は、根本的な原因が解決されていないからです。姿勢の悪さ、ストレス、生活習慣の乱れなど、頭痛を引き起こしている要因がそのままになっていれば、薬で一時的に痛みを抑えても、また同じように頭痛が起こってしまいます。


当院に来られる方の中には、「もう一生この頭痛と付き合うしかないと思っていました」とおっしゃる方も少なくありません。
病院で検査をしても異常なしと言われ、薬を飲みながら様子を見るしかない状態が続くと、この頭痛は治らないものだと感じてしまうのも無理はありません。
しかし当院では、緊張型頭痛を仕方のないものや我慢するしかないものとは考えていません。
緊張型頭痛には必ずその人の身体や生活の中にそうなっている理由があり、姿勢や体の使い方、首や背中の緊張、自律神経の働き、ストレス、睡眠や生活リズム、栄養状態などが複雑に重なった結果として現れていると考えています。
そのため当院では、頭や首だけを見るのではなく、全身の状態を丁寧に確認しながら、なぜこの方に緊張型頭痛が起きているのかを整理していきます。
原因を正しく見極めないままでは、一時的に症状が軽くなったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。
姿勢分析や体のバランスの確認、生活習慣や栄養状態のヒアリングなど、複数の視点から現在の状態を評価したうえで、脊柱の生理弯曲に働きかけ、体の軸と姿勢を整える脊柱軸整法を用い、緊張し続けている身体を少しずつ本来の状態へと導いていきます。
緊張型頭痛は、早めに向き合うことで改善への道筋が見えやすくなります。これまで病院や他の治療院で改善しなかったとしても、「もう仕方がない」と諦める前に、一度ご自身の身体の状態を丁寧に見直してみてください。
緊張型頭痛について、症状別ページでも詳しく解説しています。病院との違いや当院での改善事例、患者さまからの声なども掲載していますので、ぜひご覧ください。


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