
院長:柴田お気軽にご相談ください!

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こんばんは。からだ回復センター京都城陽整体院の柴田です。最近、デスクワークが続くと頭が締め付けられるような痛みに悩まされていませんか。
心配になって病院でCTやMRIの検査を受けたのに「緊張型頭痛ですね、脳には異常ありませんよ」と言われて、でも痛みは相変わらず続いている。そんな経験をされた方は本当に多いんです。
検査で異常がないと言われても、頭痛が続くとやっぱり不安ですよね。本当に大丈夫なのか、何か見落とされているんじゃないかって心配になるお気持ち、とてもよく分かります。
でも実は、緊張型の頭痛には画像検査では写らない原因があって、それを理解すれば「どう付き合っていけばいいか」の道筋が少し見えてきます。


まず医師の診断で危険な病気がないことを確認したうえで、原因に合わせたケアを一緒に考えていきましょう
夕方になると頭がズーンと重くなる、パソコン画面を見続けていると両側のこめかみが締め付けられる感じがする。こういった症状で病院を受診すると、多くの場合は脳の画像検査を受けることになります。そこで脳腫瘍や脳出血といった命に関わる病気がないかをまず確認しますが、画像に異常が見つからなければ「緊張型頭痛の可能性が高いですね」と説明されることがほとんどです。
いわゆる緊張型の頭痛は一次性頭痛と呼ばれるもので、脳そのものに病気があるわけではない頭痛ということです。だから検査で異常なしと言われるのは、命に関わる病気がないという意味では安心できる結果なんですね。
でも問題は、異常がないと言われても痛みそのものは続いているということです。ここがモヤモヤするところだと思います。
実はここに大きなポイントがあります。画像検査で分かるのは「脳の形や構造の異常」だけで、緊張型頭痛の原因である筋肉の緊張や血流の問題、自律神経のバランスの乱れといった機能的な変化は画像には写らないんです。だから「異常なし」と言われても、実際には体のどこかに頭痛を引き起こす要因が隠れているんですね。
大事なのは、こうした頭痛は「気のせい」でも「我慢するしかない」わけでもないということです。原因が画像に写らないだけで、体の使い方や姿勢、ストレス、生活のリズムなどと深く関わっていることが多いんです。ここからは、その具体的な中身を一緒に見ていきましょう。
では、画像検査では見つからない緊張型の頭痛の原因とは具体的に何なのでしょうか。ここでは、多くの方に共通して見られるポイントを分かりやすくお伝えしていきます。ご自身の生活や体の状態と重ねて読んでみてくださいね。


緊張型の頭痛でいちばん多いのが、首や肩まわりの筋肉がガチガチにこってしまっているケースです。長時間のデスクワークやスマホ操作で前かがみの姿勢が続くと、頭を支えている首の筋肉にずっと負担がかかり続けます。人間の頭はボーリングの球くらいの重さがありますから、それを細い首だけで支え続けるのは想像以上に大変なことなんです。
筋肉が緊張して硬くなると、血流が悪くなり老廃物が溜まりやすくなります。そうすると筋肉はさらに硬くなり、痛みを感じる神経が刺激されて頭痛が起こるわけです。特に後頭部から頭頂部にかけて締め付けられるような痛みは、首の後ろ側の筋肉の緊張が関係していることが多いですね。
加えて、猫背やストレートネックといった姿勢の問題も見逃せません。姿勢が崩れると、首や肩の筋肉に常に余計な負担がかかり続けます。実際の現場では、首だけをもみほぐしてもなかなかスッキリしない方の多くに、背骨や骨盤のバランスの崩れが見つかります。
首だけの問題ではなく、体全体の土台から整えていくことが大切なんですね。


仕事のプレッシャーや人間関係の悩み、家のことなど、精神的なストレスも緊張型の頭痛に深く関わっています。ストレスを感じているとき、肩に力が入ったり、歯を食いしばっていたりしませんか。意外と自分では気づいていないことも多いですが、心の緊張はそのまま体の緊張につながります。
また、ストレスは睡眠の質にも影響します。寝つきが悪くなったり、夜中に何度も目が覚めたり、朝起きても疲れが取れていないといった状態が続くと、体の回復力が落ちて頭痛が慢性化しやすくなります。「寝れば治るはず」が「寝てもスッキリしない」に変わってきたら、ストレスと疲労の蓄積サインかもしれません。
自律神経のバランスの乱れも、緊張型頭痛を長引かせる大きな要因のひとつです。自律神経は、心臓の動きや血圧、胃腸の動き、体温調節などをコントロールしている「体の自動操縦装置」のようなもの。活動するときに働く交感神経と、休むときに働く副交感神経のバランスで成り立っています。
現代の生活ではどうしても交感神経が優位になりがちです。常に頭を使い続け、スマホからの情報も途切れない。体も心も「オン」の状態が長く続くと、筋肉が緊張しっぱなしになって血管も収縮し、頭痛が起こりやすくなります。さらに、自律神経が乱れると睡眠の質が落ちたり、胃腸の調子が悪くなったり、疲れが抜けにくくなったりもします。
こうした要因はそれぞれ単独で存在するというよりも、姿勢の崩れと筋肉のこり、ストレス、自律神経の乱れが「セット」で絡み合っていることが多いです。だからこそ、ひとつずつ丁寧にほどいていくようなイメージで向き合うことが大切だと感じています。
病院で異常なしと言われたあと、「とりあえず市販の頭痛薬でしのいでいます」という方も多いと思います。市販薬は上手に使えば心強い味方ですが、使い方を間違えると別の頭痛を生んでしまうことがあるんです。
頭痛薬は痛みを一時的に抑えてくれますが、頭痛の根本的な原因を治しているわけではありません。薬が切れるとまた頭痛が起こって、また薬を飲む。その繰り返しが続くうちに、いつの間にか薬を飲む回数が増えていくことがあります。
ここで注意したいのが、頭痛薬を「月に10日以上」使う状態が続くと、薬物乱用頭痛と呼ばれる別のタイプの頭痛を引き起こす可能性が高くなるということです。最初は週に1〜2回だったのが、だんだん増えてきて、気づけばほとんど毎週のように薬を飲んでいる…。そんな状況になっていたら、一度立ち止まって見直すタイミングかもしれません。
市販薬を使う目安としては、できれば週に2回程度、多くても月に10日未満に抑えることが一つの目安になります。それ以上の頻度で必要になっている場合は、「市販薬だけでなんとかする」から一歩進んで、医師や専門家に相談することを検討してみてくださいね。
すでに病院で「異常はなさそうですよ」と言われていても、その後の様子によっては再度医療機関を受診した方がいい場合があります。ここだけはしっかり押さえておいてほしいポイントです。
こういった場合は、自己判断で済ませずに、頭痛外来や脳神経外科・神経内科などの専門医を受診してください。まずは危険な頭痛ではないか、薬物乱用頭痛になっていないかを、お医者さんと一緒に確認することがとても大切です。
医師の診断で重大な病気が否定されたうえで、緊張型の頭痛とうまく付き合っていくには、日常生活の中で頭痛を招きやすい要因を少しずつ減らしていくことがポイントです。ここでは、今日から見直しやすいポイントをいくつか挙げておきますね。


まず意識したいのが、デスクワークやスマホを使うときの姿勢です。パソコン画面を覗き込むように顔が前に出ていませんか。イスに浅く座って背中が丸くなっていませんか。スマホを見るときに、うつむいたまま長時間固まっていませんか。こういった姿勢が続くと、首や肩の筋肉に負担がかかりっぱなしになってしまいます。
画面はなるべく目線の高さに近づける、イスの座り方を少し意識して骨盤を立てる、30分に1回は立ち上がって伸びをする。そんな小さな工夫でも、首と肩が感じる負担は変わってきます。完璧を目指すのではなく、「気づいたときにちょっとだけ意識してみる」くらいの気楽さで大丈夫です。
次に大切なのが、睡眠と休息の取り方です。どうしても仕事や家のことが優先になりがちですが、睡眠不足は頭痛を悪化させる代表的な要因のひとつです。理想は7時間前後の睡眠ですが、時間を大きく増やすのが難しい場合は、質を上げる工夫をしてみてください。
寝る前1時間はスマホを控える、寝室を暗く静かに整える、寝る時間と起きる時間をできるだけ一定にする。こうした工夫だけでも、体の回復力は変わってきます。
そして、食事や水分、カフェインの摂り方も頭痛と無関係ではありません。忙しさのあまり食事を抜いたり、パンやおにぎりだけで済ませてしまう日が続くと、エネルギーや栄養のバランスが崩れて、体が回復しづらい状態になってしまいます。
毎日完璧じゃなくていいので、野菜やたんぱく質を少し意識して足してみる、というところからでも十分です。
カフェインは、適量なら頭痛を和らげることもありますが、摂りすぎは逆効果になることがあります。コーヒーやエナジードリンクに頼りすぎると、カフェインが切れたときに頭痛が出ることもあります。1日2〜3杯くらいを上限にしつつ、夕方以降は控えめにしてみると、睡眠の質も変わってくるかもしれません。
ここまで原因や普段の生活で意識したいことをお話ししてきましたが、実際に「どうやって和らげていくか」が一番気になるところだと思います。ここでは、ご自宅でできるセルフケアと、必要に応じて利用できる専門的なサポートについてお話ししますね。


まずご自宅で今すぐできる方法としておすすめしたいのが、深呼吸です。ストレスを感じているときや「なんだか頭が重くなってきたな」と感じたとき、ゆっくりと深い呼吸を繰り返してみてください。
鼻から4秒かけて息を吸い、6〜8秒かけて口からゆっくり吐き出す。このペースで5〜10回繰り返すだけでも、体の緊張がふっと緩んでくる感覚が出てくると思います。
深呼吸には、自律神経のバランスを整える作用があります。特に「ゆっくり息を吐く」ことは、副交感神経を働かせて体をリラックスモードに切り替えるスイッチのようなものです。仕事の合間やお風呂の中、寝る前など、ちょっとしたすき間時間に取り入れてみてください。
首や肩のやさしいストレッチもおすすめです。イスに座ったまま首を左右にゆっくり倒したり、肩を大きく回したりするだけでも、こわばった筋肉が少しずつほぐれていきます。ポイントは、「痛いところまで頑張らない」「気持ちいいところで止める」こと。無理に伸ばす必要はありません。
お風呂でしっかり温まることも、緊張した筋肉をゆるめるのに役立ちます。シャワーだけで済ませている方は、週に何回かでもいいので湯船に浸かる時間を作ってみてください。
38〜40度くらいのぬるめのお湯に15〜20分浸かると、血流が良くなって体の緊張もほぐれやすくなります。
さらに、ウォーキングやストレッチなどの軽い運動を生活の中に少しずつ取り入れていくと、血流改善やストレス解消、睡眠の質アップなど、頭痛に良い影響がいくつも重なってきます。毎日30分歩くのが難しければ、「一駅分だけ歩く」「エレベーターをやめて階段を使う」といった小さな工夫からでも十分です。


セルフケアを続けていても、なかなか頭痛の頻度や強さが変わらないこともあります。そんなときは、医療機関で頭痛のタイプや薬の使い方について相談したうえで、体のバランスを整える専門的なケアを組み合わせるのも一つの方法です。
からだ回復センター京都城陽整体院では、まずしっかりカウンセリングと検査を行い、首や肩の筋肉の状態、背骨や骨盤のバランス、体の使い方のクセなどを丁寧に確認します。そのうえで、お一人お一人の状態に合わせて、首や肩だけでなく全身のバランスを整えていくことを大切にしています。
施術は、強い力で押したりボキボキ鳴らしたりするものではなく、体の自然な回復力を引き出していくような優しい調整が中心です。「整体は痛そうで怖い」というイメージを持っている方も、安心して受けていただける内容だと思います。
実際に、施術後に「頭がスッキリした」「体が軽くなった」とおっしゃる方が多いです。
また、必要に応じて日常生活でできるストレッチや、無理のない運動の取り入れ方、食事や水分の摂り方の工夫などもお伝えしています。専門的な肩書き云々というより、「体のことも食事のことも一緒に相談できる場所」として、少しでも安心してもらえたらうれしいなと思っています。
病院で検査をして「脳には異常ありませんよ」と言われても、頭痛が続くのはとてもつらいことですよね。
でも、緊張型の頭痛には画像検査では写らない原因があって、それは首や肩の筋肉のこり、姿勢の問題、ストレス、自律神経のバランスの乱れといった、生活や体の使い方と深く関係した要素なんです。だからこそ、「できること」はたくさんあります。
まずは頭痛外来などの専門医に相談して、命に関わる病気や薬物乱用頭痛が隠れていないかをしっかりチェックしてもらうことが何より大切です。そのうえで、日常生活の中で姿勢や睡眠、食事、ストレスケアを少しずつ見直していく。
必要に応じて、体のバランスを整えるケアを組み合わせていく。そんな段階的な考え方が、長く続く頭痛とうまく付き合ううえで役に立ってくれます。
全部を一度に変える必要はありません。できるところから少しずつで大丈夫です。
それでも、一人で頑張り続けるのはしんどいときもありますよね。もし「自分だけではどうしたらいいか分からないな」と感じたら、いつでも相談していただけたらと思います。あなたの体の状態を一緒に確認して、無理のないペースでラクになっていく道筋を考えていきましょう。
検査で異常なしと言われた頭痛でも、諦める必要はありません。体も心も少しずつ整えていくことで、「そういえば最近あまり頭痛のことを気にしなくなってきたな」という日常を目指していけます。
一人で抱え込まず、気軽な気持ちで相談してもらえたらうれしいです。
この記事では、緊張型頭痛について、整体の視点からお伝えしてきました。
症状別のページでは病院との役割の違いや、当院での考え方、実際に来院された方の声なども紹介しています。「自分の状態に近いかもしれない」そう感じる部分があれば、参考にしてみてください。


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からだ回復センター京都城陽整体院
からだ回復センター京都城陽整体院には、城陽市・宇治市・京田辺市を中心に、京都府南部にお住まいの方が多く来院されています。
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