
院長:柴田お気軽にご相談ください!

院長:柴田お気軽にご相談ください!


最近、頭痛が続いているなと感じることはありませんか?頭全体がズーンと重だるくて、首や肩もガチガチ。病院で検査を受けても「異常なし」と言われて、でもつらい毎日が続いている。もしかしたら、その緊張型頭痛の背景には、体が緊張状態から抜け出せていないことが関係しているかもしれません。
筋肉のこりや姿勢の問題だけが原因だと思っていた頭痛が、実は体全体のバランスや、普段あまり意識していない神経の働きとも深くつながっているとしたら、改善への道筋も変わってくるのではないでしょうか。


長く続く頭痛には、目に見えない「体の緊張」が隠れていることがあります


頭を締めつけられるような感覚や、後頭部から首筋にかけて重くのしかかるような痛み。これが緊張型頭痛の典型的な症状です。片頭痛のように、ズキズキと脈打つような激しい痛みではなく、どちらかというと鈍くて重い、まるでヘルメットをかぶっているような不快感が続きます。
片頭痛との大きな違いは、動いても悪化しにくいという点です。片頭痛の場合は動くと痛みが強くなることが多いのですが、緊張型頭痛は動いても変わらず、むしろじっとしている時に気になることが多いのが特徴です。
吐き気や光・音への過敏といった症状も少ないため、「我慢できるけど、ずっとつらい」という状態が続きやすくなります。
だからこそ放置してしまいがちなのですが、この「我慢できるつらさ」が積み重なることで、集中力の低下や疲れやすさ、気分の落ち込みなど、日常生活全体に影響が広がっていくこともあります。
緊張型頭痛と聞くと、首や肩の筋肉が硬くなって血流が悪くなるから起こる、と説明されることが多いですよね。確かに筋肉の緊張は大きな要因ですが、それだけで説明がつかないケースも少なくありません。
例えば、同じようにデスクワークをしていても、頭痛に悩む人とまったく平気な人がいます。同じ姿勢を長時間続けているのに、なぜこのような差が生まれるのでしょうか。その答えは、筋肉の緊張そのものが「結果」であり、その背後にもっと根本的な原因があるということです。
首や肩がこるのは、体が何かしらの理由で「力を抜けない状態」になっているからです。つまり、筋肉を直接ほぐしても、その力を抜けない状態が変わらなければ、また同じように緊張が戻ってきてしまいます。だからこそ、なぜ体が緊張し続けているのかという視点が、改善には欠かせないのです。


ここで登場するのが「自律神経」という言葉です。自律神経とは、呼吸や血流、消化、体温調節など、私たちが意識しなくても自動的に働いてくれる神経のことです。
その中でも、体を活動モードにする交感神経と、休息モードに切り替える副交感神経という二つの働きがバランスをとりながら、体の状態を調整しています。
緊張型頭痛の背景には、交感神経が優位な状態が続いていることが関係しているケースが多く見られます。
仕事や家事で忙しい日々、人間関係のストレス、気を張り続ける生活。そうした環境の中で、体は常に「戦闘モード」のままになってしまい、本来休むべき時にもリラックスできない状態が続きます。
交感神経が優位になると、筋肉は緊張しやすくなり、血管も収縮しやすくなります。その結果、血流が低下し、筋肉に酸素や栄養が届きにくくなります。
さらに、疲労物質もたまりやすくなるため、痛みや重だるさが慢性化していくのです。こうした流れが繰り返されることで、頭痛が日常的なものになってしまいます。
ただし、ここで大切なのは「自律神経失調症」と決めつけないことです。検査で異常がなくても、体が緊張状態から抜け出せていない状態は十分にあり得ます。それは病気というよりも、体が今の生活の中でバランスを崩しているサインなのかもしれません。
頭痛が続くと、まずは市販の痛み止めを飲んだり、ストレッチをしたり、マッサージに行ったりすることが多いと思います。それ自体は決して悪いことではありません。
痛み止めは「今の痛み」をやわらげてくれる大切な役割がありますし、マッサージも一時的な緊張をほぐして気持ちよくしてくれます。
ただし、これらはあくまで「今、出ている症状」への対処です。根本的な原因である体が緊張状態から抜け出せないままでは、時間が経つとまた同じ症状が戻ってきてしまいます。
さらに、強い刺激のマッサージは、その場では気持ちよく感じても、体にとっては負担になることもあります。
人によっては、強く揉まれることで筋肉がさらに硬くなったり、かえって防御反応を起こしてしまったりするケースもあるのです。これでは、せっかくのケアが逆効果になってしまいます。
大切なのは、対症療法と根本改善の役割の違いを理解することです。どちらか一方だけではなく、状況に応じて適切に組み合わせていくことが、本当の意味での改善につながります。


緊張型頭痛が長引いている方には、いくつかの共通する生活習慣が見られます。まず多いのが、長時間同じ姿勢を続けていることです。デスクワークやスマホ操作で、気づけば何時間も前かがみの姿勢をとっていることはありませんか。
また、睡眠の質が低下している方も少なくありません。寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める、朝起きても疲れがとれていない。こうした状態が続くと、体は回復する時間を十分にとれません。
そして意外と見落とされがちなのが、呼吸の浅さです。緊張状態が続くと、呼吸は自然と浅く速くなります。深く息を吸うことができていないと、体全体に酸素が行き渡らず、筋肉の緊張も抜けにくくなります。
さらに、「休んでいるつもりでも回復していない」というケースもあります。休日にゴロゴロしていても、スマホをずっと見ていたり、考え事をしていたりすると、体は実はリラックスできていません。本当の意味で休めていないことが、慢性的な頭痛につながっていることもあるのです。
「ゆっくり休めば治るはず」と思って休んでも、なかなか改善しないのはなぜでしょうか。それは、体が「緊張をやめられる状態」になっていないからです。スイッチを切り替えたくても、そのスイッチ自体がうまく働かなくなっている状態と言えるかもしれません。
大切なのは、体が本来持っている「力を抜く力」を取り戻すことです。そのためには、姿勢や呼吸、体の軸といった基本的な部分から整えていく必要があります。
背骨や骨盤のバランスが崩れていると、体はその歪みを補うために無意識に力を入れ続けます。呼吸が浅いと、交感神経が優位なままになりやすくなります。
つまり、体が緊張をやめられる環境を整えてあげることが、根本的な改善への第一歩になります。これは単なる気休めではなく、体の仕組みに基づいた考え方なのです。
緊張型頭痛は、首や肩の筋肉だけの問題ではなく、姿勢の崩れや呼吸の浅さ、生活習慣の乱れなどが重なり、自律神経が緊張したまま切り替わりにくくなっている状態が関係していることが多くあります。
そのため、痛みが出ている場所だけを一時的にほぐしても、根本的な改善につながらないケースも少なくありません。
こうした背景をふまえ、当院では、いきなり施術に入ることはありません。
まずは今の頭痛の出方や生活の様子を丁寧に伺い、姿勢や体の動き、呼吸の状態などを確認します。そのうえで、なぜ今この状態になっているのかを、できるだけ分かりやすくお伝えします。
不安や疑問を残したまま、無理に施術を進めることはありません。気になることがあれば、どんな小さなことでも遠慮なくお話しください。
その場の痛みだけを追うのではなく、「なぜ緊張が抜けなくなっているのか」という原因から見ていくのが当院の考え方です。
緊張型頭痛だからといって、首だけを触ることはありません。首の緊張は結果であり、その背景には背骨全体のバランスや骨盤の歪み、神経の働きが関係しているからです。
施術では、背骨の並びや体の軸を整えることで、神経の働きがスムーズになるようサポートします。また、呼吸が深くできるような胸郭の動きや、血流が巡りやすくなる全身のバランス調整も行います。こうしたアプローチによって、体が自然と「力を抜ける状態」に戻っていくことを目指します。
体を整えていく中で、「食事のことも関係ありますか?」と聞かれることがあります。難しい指導をするわけではありませんが、体の回復を妨げている要因があれば、無理のない範囲でお伝えしています。
「整体と一緒に、日常のことも相談できて心強い」と言っていただくことも多いです。
さらに、体の回復力を支えるために、日々の食事や栄養の状態にも目を向けています。体を支える材料が不足していると、施術による変化が定着しにくくなるためです。体と栄養の両面から整えることで、神経の働きが安定しやすい状態をつくり、より安定した回復を目指します。
ここで誤解してほしくないのは、整体が病院の治療を否定しているわけではない、ということです。むしろ、病院での検査や診断はとても重要です。頭痛の背景に脳や血管の異常が隠れている可能性もゼロではないからです。
そのうえで、「検査では異常がないけれど、つらい症状が続いている」という方にこそ、整体という選択肢を知っていただきたいのです。
病院での治療と併用することで、より多角的に体をケアすることができます。どちらか一方だけではなく、両方の良さを活かしていくことが、本当の意味での健康につながると考えています。
「異常なし」と言われても、あなたのつらさは現実に存在しています。その症状に真摯に向き合い、一緒に原因を探していく場所として、整体院があるのです。
このページをここまで読んでくださった方の中には、「まさに自分のことだ」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
特に、病院で検査を受けても「異常はない」と言われたけれど頭痛が続いている方、薬やマッサージではその場しのぎに感じている方、仕事や家庭で気を張り続けている自覚がある方は、一度、体の状態を丁寧に見直してみる価値があります。
緊張型頭痛は、首や肩のこりだけが原因で起こるものではありません。姿勢や呼吸、生活リズム、そして自律神経の緊張状態が重なり合い、体が「力を抜けない状態」になっていることで、慢性的な頭痛として現れているケースも多くあります。
病院で「異常はありません」と言われても、つらさが消えないまま毎日を過ごしている方は少なくありません。それは、あなたの感じている不調が“気のせい”だからではなく、検査では映らない体のバランスの乱れが関係している可能性があるからです。
当院では、頭痛だけを見るのではなく、「なぜ今、体が緊張をやめられなくなっているのか」「なぜ回復しきれない状態が続いているのか」という視点から、体全体を丁寧に確認していきます。
施術に入る前には、まずお話を伺い、体の状態を一緒に確認するところから始めています。そのうえで、今の状態や考えられる原因を、できるだけ分かりやすくお伝えします。不安や疑問が残ったまま進むことはありませんので、気になることはどんなことでもお話しください。
「この頭痛と、どう向き合えばいいのか分からない」
「薬に頼り続ける生活を、そろそろ変えたい」
「一度、自分の体をきちんと見てほしい」
そう感じているのであれば、整体という選択肢があることを、頭の片隅に置いていただけたらと思います。
あなたの体には、まだ整っていく力があります。その力を引き出すお手伝いができれば幸いです。つらいときは、どうぞ一人で抱え込まずにご相談ください。
この記事では、緊張型頭痛について、整体の視点からお伝えしてきました。
症状別のページでは病院との役割の違いや、当院での考え方、実際に来院された方の声なども紹介しています。「自分の状態に近いかもしれない」そう感じる部分があれば、参考にしてみてください。


――――――――――
からだ回復センター京都城陽整体院
からだ回復センター京都城陽整体院には、城陽市・宇治市・京田辺市を中心に、京都府南部にお住まいの方が多く来院されています。
病院で「異常はない」と言われたものの、体の不調が続いて不安を感じている方や、薬だけに頼らず、体の状態を整えていきたいと考えている方からご相談をいただくことが多い整体院です。
アクセス・通いやすさについて
※京都市内や奈良県からお越しの方もいらっしゃいます。対応エリア外にお住まいの方も、どうぞお気軽にご相談ください。