
院長:柴田お気軽にご相談ください!

院長:柴田お気軽にご相談ください!


こんにちは。からだ回復センター京都城陽整体院の柴田です。毎日頭が重くて、まるで帽子で締めつけられているような感じがする、夕方になると後頭部がズーンと重だるくなる、そんな症状でお悩みではありませんか。首や肩のこりと一緒に頭痛が出てくると、仕事や家事に集中するのもつらくなってしまいますよね。
病院で検査を受けても「異常なし」と言われ、市販の頭痛薬を飲んでもあまり効かない。これって片頭痛なのか、それとも何か別の頭痛なのか、自分でもよくわからず不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
実はそのような症状の背景に、緊張型頭痛が関係しているケースも少なくありません。比較的多くの方が経験している頭痛の一つです。
今回は、緊張型頭痛に悩む方が「これは自分の症状だ」と確認でき、さらに片頭痛との違いもはっきりと理解できるように、症状の特徴や痛む場所、見分け方について詳しくお伝えします。
なお、突然の激しい頭痛や、手足のしびれ・ろれつが回らないなどの症状を伴う場合は、すぐに医療機関を受診してください。


症状の正体がわかるだけで、不安はずいぶん軽くなるものです
緊張型頭痛は、日本で最も多く見られる頭痛のタイプです。命に関わるような深刻なものではありませんが、毎日のように続くことで生活の質を大きく下げてしまうという特徴があります。デスクワークやスマホ操作で長時間同じ姿勢を続けている方、精神的なストレスを抱えている方に特に多く見られます。
頭全体や後頭部、首筋にかけて締めつけられるような重い痛みが続き、肩や首のこりを伴うことが多いのが特徴です。痛みの程度は我慢できる範囲であることが多いため、「これくらいなら大丈夫」と我慢を重ねてしまい、結果として慢性化してしまうケースも少なくありません。
緊張型頭痛の背景には、首や肩まわりの筋肉の緊張だけでなく、自律神経のバランスの乱れや姿勢のゆがみ、血流の悪化など、複数の要因が複雑に絡み合っています。そのため、単に筋肉をほぐしたり薬で痛みを抑えるだけでは、根本的な改善につながりにくいのです。


緊張型頭痛には、他の頭痛とは異なるいくつかの特徴的な症状があります。自分の頭痛がどのタイプなのかを知るために、まずは緊張型頭痛に見られる代表的な症状を確認していきましょう。
最も特徴的なのは、頭全体が締めつけられるような痛みです。ハチマキや帽子で頭をギュッと締めつけられているような感覚と表現されることが多く、ズキンズキンと脈打つような痛みではなく、ジワーッと続く重だるい痛みが特徴です。痛みの強さは、ガンガンと激しく痛むわけではなく、鈍くて重い感じが長時間続きます。
また、緊張型頭痛では首や肩のこりを伴うことが非常に多いのも大きな特徴です。首の付け根や肩甲骨のあたりに強い張り感があり、頭痛と同時にこれらの部位もつらくなります。目の奥が重く感じることもあり、長時間のパソコン作業やスマホ操作の後に症状が悪化しやすい傾向があります。
さらに、緊張型頭痛では動いても痛みが悪化しにくいという点も重要です。階段を上ったり軽く体を動かしたりしても、痛みがひどくなることは少なく、むしろじっとしているときのほうがつらく感じることもあります。
吐き気や嘔吐といった症状も基本的には少なく、人によっては軽度の吐き気を感じることはあっても、強い吐き気に悩まされることはまれです。
緊張型頭痛は、特定のタイミングで症状が出やすいという特徴もあります。朝起きたときから頭が重くすっきりしない、午後から夕方にかけて徐々に痛みが強くなる、長時間同じ姿勢でいた後に頭痛が出る、ストレスを感じた後に頭が締めつけられるように痛むといったパターンが多く見られます。
また、毎日のように頭痛が続く、または週に何度も繰り返すという「反復性」や「慢性化」の傾向が強いのも緊張型頭痛の特徴です。数時間から数日間にわたって痛みが続き、治まったと思ってもまたすぐに症状が戻ってくるということも少なくありません。
「気づくと毎日同じタイミングで出ている」という方ほど、体の使い方や緊張のクセが影響していることが多く見られます。


緊張型頭痛では、痛みが出る場所にもある程度のパターンがあります。ただし、人によって感じ方や場所には個人差があり、日によって痛む場所が少しずつ変わることもあるため、一概に「ここだけ」と決めつけることはできません。
最も多いのは後頭部から首の付け根にかけての痛みです。後頭部がズーンと重く、首筋にかけて張りや痛みが広がります。首を動かすと痛みが増すこともあり、首肩のこりと一体となって感じられることが多いのが特徴です。
次に多いのが、頭全体を帽子で締めつけられるような痛みです。側頭部やこめかみのあたりにも痛みが広がり、頭の表面全体が圧迫されているような感覚を覚えます。目の奥が重く感じることもあり、眼精疲労と同時に現れることもよくあります。
また、額や前頭部に痛みを感じる方もいらっしゃいます。おでこのあたりが重だるく、目の上のあたりに鈍い痛みが続くこともあります。痛みの場所が日によって少しずつ移動するように感じることもありますが、これも緊張型頭痛ではよくあることですので、過度に心配する必要はありません。


多くの方が気にされるのが、「これは緊張型頭痛なのか、それとも片頭痛なのか」という点です。実は、この2つの頭痛にははっきりとした違いがあり、いくつかのポイントを押さえることで見分けることができます。
緊張型頭痛では、締めつけられるような重だるい痛みが特徴です。ジワーッと続く鈍い痛みで、ズキンズキンと脈打つような感覚はありません。
一方、片頭痛ではズキズキ、ガンガンと脈打つような拍動性の痛みが特徴的です。頭の片側だけに強く痛みが出ることが多く、痛みの強さも緊張型頭痛より激しい傾向があります。
緊張型頭痛では、体を動かしても痛みが悪化することはほとんどありません。むしろ軽いストレッチや体操で血流が良くなると、症状が和らぐこともあります。しかし片頭痛の場合は、階段を上ったり頭を動かしたりすると痛みが強くなり、じっとしていたほうが楽に感じます。
片頭痛では、光や音に対して非常に敏感になり、明るい場所や騒がしい場所にいるのがつらくなります。暗く静かな部屋で休みたくなるのが片頭痛の特徴です。一方、緊張型頭痛では光や音に対する過敏さはほとんど見られず、日常生活の中で普通に過ごすことができます。
片頭痛では、強い吐き気や嘔吐を伴うことが多く、食事が取れなくなることもあります。しかし緊張型頭痛では、吐き気を感じることは少なく、感じたとしても軽度にとどまります。嘔吐まで至ることはまれです。
片頭痛は、天候の変化や気圧の低下によって引き起こされやすいという特徴があります。雨の日や台風が近づくときに頭痛が出やすい方は、片頭痛の可能性が高いでしょう。
一方、緊張型頭痛は天候にはあまり影響されず、むしろ姿勢やストレス、疲労の蓄積といった要因で症状が出やすくなります。
ただし、すべての方がきれいに緊張型頭痛か片頭痛かに分けられるわけではありません。両方の特徴を併せ持つ「混在型」の頭痛もあり、緊張型頭痛が続いているうちに片頭痛の症状も出てくるというケースもあります。
どちらか一方に当てはまらなくても、「おかしいのでは」と心配する必要はありません。多くの方が、その中間のような症状を経験しています。
ここまでの内容を踏まえて、緊張型頭痛に当てはまりやすい具体的なケースをいくつかご紹介します。以下のような状況に心当たりがある方は、緊張型頭痛である可能性が高いと考えられます。
これらの項目に多く当てはまる方は、緊張型頭痛の可能性が非常に高いと言えます。痛みが強くないからといって放置してしまうと、慢性化してさらに改善しにくくなることもありますので、早めの対処が大切です。
上記のような緊張型頭痛の特徴に当てはまる場合でも、まだ一度も病院で頭痛の検査を受けたことがない方は、まず脳神経外科や神経内科を受診されることをお勧めします。頭痛の中には、脳腫瘍や脳血管の異常など、命に関わる重大な病気が隠れている可能性もゼロではないからです。
特に以下のような症状がある場合は、すぐに医療機関を受診してください。
病院で検査を受けて「異常なし」と言われた方、診断を受けたうえで薬だけでは改善しなかった方は、そこから初めて整体という選択肢を考えていただければと思います。当院にも、病院で検査を受けた後に来院される方がほとんどです。
安心して施術を受けていただくためにも、医療機関での確認は非常に大切なステップなのです。
緊張型頭痛の症状を理解できたとしても、「痛む場所=原因」とは限りません。多くの方が「後頭部が痛いから後頭部に問題がある」「肩がこっているから肩をほぐせば治る」と考えてしまいがちですが、実際にはそう単純ではないのです。
緊張型頭痛の背景には、筋肉の緊張だけでなく、体が緊張し続けてしまう状態そのものが隠れています。たとえば、骨盤や背骨のゆがみがあると、首や肩に余計な負担がかかり続け、筋肉が常に緊張した状態になります。
また、自律神経のバランスが乱れていると、無意識のうちに体に力が入り続け、血流が悪くなって痛みが出やすくなります。
さらに、呼吸が浅くなっていることや、睡眠の質が低下していること、栄養バランスの偏りなども、体の回復力を低下させ、頭痛を引き起こす要因となります。このように、緊張型頭痛は一つの原因だけで起こるものではなく、複数の要因が重なり合って症状として現れているのです。
だからこそ、痛む場所だけにアプローチするのではなく、体全体のバランスを整え、自然治癒力が十分に働ける状態をつくることが、根本的な改善への近道となります。


当院では、緊張型頭痛の施術において「強く押さない、無理にほぐさない」ことを大切にしています。痛みが出ている場所を強く押したり揉んだりすると、一時的には楽になったように感じるかもしれませんが、かえって筋肉を傷めてしまい、症状が悪化することもあるからです。
私が目指しているのは、体が自分でゆるめる状態をつくることです。脊柱のアライメントを整え、骨盤や胸郭のゆがみを調整し、自律神経のバランスを整えることで、体が本来持っている回復力を引き出します。そうすることで、筋肉は自然にゆるみ、血流が改善され、痛みも和らいでいくのです。
また、当院では施術だけでなく、日常生活での姿勢や呼吸の仕方、体の使い方についてもアドバイスをしています。体の状態を整えながら、生活習慣も少しずつ見直していくことで、その場しのぎではなく、再発しにくい体へと変わっていきます。


緊張型頭痛の症状や特徴、片頭痛との見分け方についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか。自分の頭痛の正体がわかるだけで、不安はずいぶん軽くなるものです。「何が起きているのかわからない」という状態が一番つらいですし、改善の方向性も見えてきません。
もし今回の内容を読んで「自分の症状は緊張型頭痛かもしれない」と感じたなら、それは改善への大きな一歩です。緊張型頭痛は、体の状態に合った対処を行うことで、改善が期待できる症状です。薬に頼り続ける以外にも、体全体を整えることで根本から改善する方法があります。
当院では、20年以上の臨床経験をもとに、一人ひとりの体の状態を丁寧に検査し、あなたに合った施術プランをご提案しています。
病院で異常なしと言われた方、整骨院やマッサージで効果を感じられなかった方も、どうか諦めないでください。一人で悩まず、いつでもお気軽にご相談ください。あなたが笑顔で毎日を過ごせるよう、全力でサポートいたします。
この記事では、緊張型頭痛について、整体の視点からお伝えしてきました。
症状別のページでは病院との役割の違いや、当院での考え方、実際に来院された方の声なども紹介しています。「自分の状態に近いかもしれない」そう感じる部分があれば、参考にしてみてください。


――――――――――
からだ回復センター京都城陽整体院
からだ回復センター京都城陽整体院には、城陽市・宇治市・京田辺市を中心に、京都府南部にお住まいの方が多く来院されています。
病院で「異常はない」と言われたものの、体の不調が続いて不安を感じている方や、薬だけに頼らず、体の状態を整えていきたいと考えている方からご相談をいただくことが多い整体院です。
アクセス・通いやすさについて
※京都市内や奈良県からお越しの方もいらっしゃいます。対応エリア外にお住まいの方も、どうぞお気軽にご相談ください。