肩の痛み

肩の痛み

肩の痛みは、肩関節やその周囲の筋肉、腱、靭帯などに炎症や損傷が生じることで発生します。動かしたときだけでなく、安静にしていても痛みや違和感が出ることがあり、洗濯物を干す・着替える・髪を結ぶといった日常動作がつらくなることも少なくありません。

この痛みは、年齢や性別を問わず幅広い世代に見られますが、特に40代以降の女性に多い傾向があります。厚生労働省の調査によると、肩の痛みを訴える人は全国で約1,000万人とされ、その約7割が女性。30代から増加傾向があり、40～60代を中心に多く見られます。

肩の痛みの原因はひとつではなく、さまざまなケースがあります。たとえば、五十肩（肩関節周囲炎）、ひどい肩こり、石灰沈着性腱板炎、上腕二頭筋長頭腱炎、インピンジメント症候群などが挙げられます。

当院にも、特に五十肩や肩こりなど、こうした肩の痛みに悩む患者さまが来院されています。

肩の痛みを放っておくと、徐々に肩の可動域が狭まり、日常動作がさらに困難になる恐れがあります。

慢性化すると肩関節が固まり、いわゆる「凍結肩（フローズンショルダー）」と呼ばれる状態に進行することもあります。さらに、場合によっては腱板断裂や関節の変形が進み、手術が必要になるケースも見られます。

また、痛みが長引くことで、睡眠の質が低下したり、気分が落ち込んだりと、生活全体に影響が及ぶことも少なくありません。

肩の痛みの原因

開院以来、当院には肩の痛みにお悩みの方が数多く来院されています。これまでの検査や施術の経験からはっきりと言えるのは、肩の痛みの原因は決してひとつではないということです。いくつかの要因が複雑に絡み合いながら、症状を引き起こしているケースが多く見られます。

肩の痛みにはさまざまな原因があり、大きく分けて、「日常生活による負担」と「医学的な疾患」が関係している場合があります。

まず、日常的な背景要因として次のようなものが挙げられます。

これらの負担が積み重なることで、肩まわりの筋肉や関節に炎症や機能障害が生じ、次のような疾患につながることがあります。

肩の痛みは、こうした複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

一人ひとりの生活環境や体質によって原因は異なるため、単に筋肉をほぐしたり関節の動きを矯正するだけでは、根本的な改善にはつながりません。だからこそ、的確な検査によって原因を見極めることが何より重要です。

病院や他の治療院で思うような改善が見られなかった場合でも、どうか諦めずにご相談ください。

病院とはここが違います

医療機関での一般的な対処法。

消炎鎮痛剤や湿布

一時的に痛みを和らげる効果はありますが、根本的な原因の解決にはつながりません。

関節内注射

効果の持続には個人差があり、症状によっては何度も注射を繰り返す必要があることもあります。

リハビリテーション

継続が必要で、痛みが強い場合は途中で中断してしまうケースも少なくありません。

肩の痛みを改善するために

肩の痛みには、原因や病状が非常に多く、人によって背景はさまざまです。だからこそ、まずはあなたの肩の痛みの本当の原因を明らかにすることが大切です。

原因を取り違えたままでは、一時的に良くなったように感じても、根本的な改善にはつながりません。

当院では、肩の痛みに対して多角的な視点から複数の検査を行い、原因を丁寧に見極めます。原因が明確になったうえで、その根拠に基づいた施術を進めていきます。

当院の特徴

20年以上の施術経験を持ち、肩の痛みの改善も得意とする院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、姿勢や筋骨格の歪みだけでなく、自律神経の働き・ストレスレベル・栄養状態といった体の内側の状態まで、多角的に検査・評価を行っています。

肩や腕の使い方といった局所の問題にとどまらず、身体全体を見渡す視点で一人ひとりの体質を正確に把握し、根本的な原因にアプローチする“トータルケア”を実現しています。これは、栄養と施術の両面から自然治癒力を高め、早期改善へと導くという、当院独自のアプローチでもあります。

このように、栄養と身体機能の両面に精通した専門家だからこそ可能な視点で、あなたに必要なケアを見極めていきます。

また、検査から施術まで院長が一貫して対応することで、身体の微細な変化や症状の波を丁寧に汲み取り、その時々の状態に応じた柔軟な対応が可能になります。

この一貫性が、高い治療効果と多くの改善実績につながっています。

痛み止めやマッサージ、整骨院などで効果を実感できなかった方も、どうかあきらめずにご相談ください。

肩の痛みのQ＆A

どれくらいの期間で良くなりますか？

症状の原因や程度によって個人差がありますが、早い方で1〜2回の施術で変化を実感されることもあります。ただし慢性化している場合は、数週間〜数ヶ月かけてじっくり整えていく必要があります。初回に検査を行い、目安となる施術期間をお伝えしますのでご安心ください。

病院と整体の違いは何ですか？

病院では画像検査や薬、注射などによる「診断と対症療法」が中心です。当院のような整体では、原因を体全体から探り、手技や栄養・生活習慣の見直しなどを通じて「自然治癒力を高めて根本から改善する」ことを目指します。それぞれの役割がありますので、併用される方もいらっしゃいます。

肩が痛いときにしてはいけないことはありますか？

無理に動かす・重い荷物を持つ・自己流のストレッチなどは、かえって悪化させる可能性があります。特に痛みが強い時期は安静が基本です。

五十肩と肩こりはどう違うのですか？

肩こりは主に筋肉の緊張によって起こる不快感で、動かしても強い痛みや制限はあまりありません。一方、五十肩（肩関節周囲炎）は関節に炎症が起きて、動かすと痛い・腕が上がらないといったはっきりとした可動制限が出るのが特徴です。

レントゲンで「異常なし」と言われましたが、痛いのはなぜですか？

レントゲンでは骨の異常は分かりますが、筋肉・腱・靭帯・神経の細かな機能異常までは映りません。当院では動作検査や触診、体の使い方のクセなども丁寧にチェックすることで、画像に映らない原因を見つけていきます。

肩以外の不調（頭痛・腕のしびれなど）も関係ありますか？

はい。肩の不調は首や背中、腕の筋肉・神経ともつながっており、関連症状が出ることも多いです。自律神経や血流の影響も考慮する必要があります。当院では身体全体を評価しながら施術を行いますので、気になる症状は遠慮なくお話しください。

栄養や生活習慣も関係あるのですか？

肩の痛みには、筋肉の回復力・炎症のコントロール・自律神経のバランスなどが深く関係しています。これらは栄養状態やストレスにも左右されるため、当院では必要に応じて栄養指導や生活アドバイスも行っています。体の内側からのケアも改善への大切な一歩です。

肩の痛みでいろいろ悩まされていた皆さまも、当院で整体の施術を受けて、このような変化がありました。

脊柱の生理弯曲に働きかけ、体幹を整える当院の脊柱軸整法は、姿勢を整える為、肩の痛みとの相性が非常によく、劇的に改善するケースも見られます。

「脊柱軸整法」は、古武術の身体操作にヒントを得ながら、脊柱の生理的弯曲・体幹の軸・関節のアライメントを整える手技です。神経と運動機能の連動にも着目し、姿勢と動作の質を高めることで、肩の痛みを根本改善へと導きます。

肩の痛みは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなりますので、我慢は禁物です。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。

行って本当によかったです

早く良くなっているように思う

『もっと早く来ればよかった！』と思われるとおもいます