手根管症候群

手根管症候群とは

手根管症候群は、手首の中を通る神経が圧迫されることで、手や指にしびれや痛み、力が入りにくくなる状態です。特に親指から薬指にかけて症状が出やすく、パソコン作業や家事など手をよく使う方に多く見られます。

日本では特に50代以降の女性に多く、推定で100万人以上が悩んでいるとも言われています。

当院にも、こうした手根管症候群に悩む患者さまが多く来院されています。

手根管症候群を放置すると、さまざまな悪影響が生じる可能性があります。

症状が進行するとしびれや痛みが強くなり、物をつかむ力が低下します。日常生活や仕事に支障が出るだけでなく、親指の筋肉がやせて細かい作業ができなくなることもあります。最悪の場合、ボタンを留めたりお箸を使うといった動作が難しくなることもあるため、早めの対策が大切です。

手根管症候群の原因

開院以来、当院には手根管症候群でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験からはっきりと言えるのは、手根管症候群の原因がひとつに限られるわけではないということです。いくつかの要因が複雑に絡み合い、症状を引き起こしているケースが多く見られます。

手根管症候群の原因として次のものが挙げられます。

手根管症候群は、複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

そのため、人によって原因の組み合わせや影響の出方が異なります。

だからこそ、適切な検査によって原因を見極めることが、改善への第一歩になります。

たとえ病院や他の治療院で良くならなかった場合でも、諦める必要はありません。手根管症候群の施術経験が豊富な当院に、ぜひご相談ください。

病院とはここが違います

医療機関での一般的な対処法。

安静やサポーター装着

症状の悪化を防ぐ目的では有効ですが、根本的な改善につながらないことが多いのが実情です。

薬物療法

痛みやしびれの一時的な緩和には役立ちますが、原因そのものへの働きかけは期待できません。

ステロイド注射

強い炎症に対しては即効性がありますが、効果は一時的であり、繰り返し注射が必要になる場合もあります。

手根管症候群を改善するために

まずは、あなたの手根管症候群の「本当の原因」を明らかにすることが、何よりも大切です。原因を見誤ったままでは、たとえ一時的に症状が軽くなったとしても、根本的な改善にはつながりません。

当院では、多角的な視点から複数の検査を行い、手根管症候群の本当の原因を見極めます。その上で、明確な根拠に基づいて、あなたに合った施術を進めていきます。

当院の特徴

20年以上の施術経験を持ち、足底筋膜炎の改善も得意とする院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、姿勢や筋骨格の歪みだけでなく、自律神経のバランス、ストレスの影響、栄養状態といった身体の内側の働きまで含めて、手根管症候群の原因を多角的に検査・評価しています。

手首や指の使い方、前腕の筋肉の緊張にとどまらず、肩・首・背中を含めた全身のバランスや体質を見極める視点で、一人ひとりに合わせた根本的なアプローチを行っています。

これは、栄養と施術の両面から自然治癒力を引き出し、早期改善へと導く、当院ならではの“トータルケア”の考え方です。

栄養面と身体機能の両方に精通した専門家だからこそ、表面的な対処にとどまらない、本当に必要なケアを見極めることができます。

また、検査から施術までをすべて院長が一貫して担当することで、わずかな身体の変化や症状の波も見逃さず、「昨日より楽になった」と感じられるような変化を積み重ねていきます。

この一貫性と丁寧なケアが、高い改善率と多くの喜びの声につながっています。

マッサージや物理療法、痛み止めでは良くならなかった方も、どうかあきらめずに一度ご相談ください。

手根管症候群のQ＆A

手根管症候群は自然に良くなりますか？

一時的に症状が軽くなることはありますが、根本的な原因が残っていると再発しやすく、慢性化することもあります。悪化する前に、早めの対応をおすすめします。

手根管症候群の原因は何ですか？

手首の使いすぎだけでなく、姿勢や体の歪み、ホルモンバランスの変化、代謝の問題など、複数の要因が絡んでいます。人によって原因は異なるため、正確な見極めが大切です。

手根管症候群の方がしてはいけないことはありますか？

無理な手首の使用や長時間同じ姿勢での作業、過度なスマートフォン・パソコン操作は悪化の原因になります。自己判断でストレッチやマッサージを行うのも注意が必要です。

どれくらいで良くなりますか？

症状の程度や原因によって異なりますが、当院では多くの方が1〜3ヶ月ほどで変化を実感されています。早期に施術を始めた方ほど、改善のスピードも早い傾向にあります。

病院と整体の違いは何ですか？

病院では画像検査や投薬・注射などを用いた対症療法が中心です。一方、当院の整体では姿勢・神経・栄養などを全身から評価し、根本的な改善を目指すアプローチを行います。両者を併用することで、まず病院で正確な診断と必要な医療的処置を受けながら、整体で全身のバランスを整え、より早く安定した改善を図ることが可能です。

手術を勧められましたが、他に方法はありますか？

まずは手術の必要性について主治医としっかりご相談ください。そのうえで当院では、整体による姿勢・筋肉・神経の調整や、手首のストレッチ・筋力強化、栄養アドバイスを組み合わせた保存療法で、症状の改善を目指します。

整体で本当に良くなるのでしょうか？

すべてのケースで万能ではありませんが、当院では原因を見極めたうえで、神経・筋肉・栄養バランスなど多面的にアプローチすることで、多くの方が改善を実感されています。

手根管症候群でいろいろ悩まされていた皆さまも、当院で整体の施術を受けて、このような変化がありました。

脊柱の生理弯曲に働きかけ、体幹を整える当院の脊柱軸整法は、手根管症候群との相性が非常に良い施術法です。

背骨のS字カーブを整えることで、猫背などの姿勢不良によって起こる首〜腕の張りを和らげ、正中神経への圧迫を軽減します。その結果、しびれや痛みが劇的に改善するケースも見られます。

「脊柱軸整法」は、古武術の身体操作にヒントを得ながら、脊柱の生理的弯曲・体幹の軸・関節のアライメントを整える手技です。神経と運動機能の連動にも着目し、姿勢と動作の質を高めることで、手根管症候群を根本改善へと導きます。

手根管症候群は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなりますので、我慢は禁物です。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。