腰椎分離症

腰椎分離症とは

腰椎分離症は、成長期のスポーツ選手や若い世代に多く見られる腰の骨の疲労骨折です。背骨の腰部分にある椎弓という骨が、繰り返しの負担によって分離してしまう状態を指します。

特に野球やサッカーなど、腰を反らす・ひねる動作が多い競技で発症しやすく、放置すると慢性的な腰痛や競技復帰の妨げになることもあります。

日本では成長期のスポーツ選手の腰痛の30〜40％が腰椎分離症とされ、特に11～15歳の運動部所属の中高生に多く発症します。

当院にも、こうした腰椎分離症に悩む患者さまが来院されています。

腰椎分離症を放置すると、さまざまな悪影響が生じる可能性があります。

腰椎分離症を放置すると、骨がくっつかず偽関節となり、痛みが慢性化します。さらに腰椎すべり症へ進行することがあり、下肢のしびれや歩行困難、排尿・排便障害などの神経症状を引き起こす可能性も否定できません。

最悪の場合、スポーツや日常生活に大きな支障が生じ、将来の夢を諦めざるを得なくなることも考えられます。

疲労骨折（ひび）なのに整体でよくなるの？

腰椎分離症は、スポーツなどで腰に何度も負担がかかることで起こる疲労骨折（ひび割れ）のような状態です。

特に学生の場合、部活動などでの繰り返しの動きが原因となることが多く、痛みが強い時期はまず安静が大切です。整体で骨そのものをくっつけることはできませんが、回復を助けたり、再発を防いだりするうえで整体が役立つケースもあります。

整体だけで「骨が治る」わけではありませんが、回復が思うように進まない方や、何度も痛みを繰り返している方には、整体による体の調整がとても役立ちます。

「今の痛みを早く良くしたい」だけでなく、「もう一度、思い切りプレーしたい」「再発を防ぎたい」という学生の方にとって、整体は大きなサポートになります。

腰椎分離症の原因

開院以来、当院には腰椎分離症でお困りの方も多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験を重ねてきて、はっきりと言えるのは、腰椎分離症の原因はひとつではない、ということです。いくつもの要因が複雑に絡み合うことで、症状が現れているのです。

腰椎分離症の原因として次のものが挙げられます。

腰椎分離症は、ひとつの原因だけで起こるものではありません。スポーツや姿勢、体のゆがみ、成長期の骨の未熟さなど、複数の要因が複雑に絡み合うことで発症する症状です。

特に、腰椎の後方にある「椎弓（ついきゅう）」という部分に過剰なストレスが加わると、疲労骨折のような状態（分離）が生じます。しかし、そのストレスを引き起こす原因は一人ひとり異なります。

だからこそ、的確な検査と原因の特定が、改善への第一歩になります。

「病院やほかの治療院に通っても変わらなかった」と感じている方も、どうか諦めないでください。

腰椎分離症でお悩みの方は、豊富な施術経験と検査技術を持つ当院にご相談ください。

病院とはここが違います

医療機関での一般的な対処法。

装具療法

長期間の固定が必要となり、筋力低下や日常生活への制限が生じやすいです。

運動療法

正しい方法で継続しなければ悪化のリスクがあり、専門家の指導が不可欠です。

薬物療法

根本的な治癒にはつながらず、長期服用で副作用の心配もあります。

腰椎分離症を改善するために

まずは、あなたの腰椎分離症による痛みの「原因」を明らかにすることから始めましょう。原因を正しく捉えないままでは、たとえ一時的に痛みが和らいでも、再発を繰り返したり、根本的な改善にはつながりません。

当院では、多角的な視点から複数の検査を行い、腰椎分離症による痛みの「本当の原因」をしっかりと見極めます。そして、その検査結果に基づいた明確な根拠をもとに、一つひとつ丁寧に施術と対策を進めていきます。

当院の特徴

20年以上の施術経験を持ち、腰椎分離症の改善を得意とする院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、姿勢や筋骨格の歪みだけでなく、自律神経のバランス、ストレスの影響、栄養状態といった身体の内側の働きまで含めて、腰椎分離症の原因を多角的に検査・評価しています。

腰や骨盤の動き、筋肉の緊張にとどまらず、全身のバランスや体質を見極める視点で、一人ひとりに合わせた根本的なアプローチを行います。

これは、栄養と施術の両面から自然治癒力を引き出し、早期改善へと導く、当院ならではの“トータルケア”の考え方です。

栄養面と身体機能の両方に精通した専門家だからこそ、表面的な対処に終わらない、本当に必要なケアを見極めることができます。

また、検査から施術までをすべて院長が一貫して担当することで、わずかな身体の変化や症状の波も見逃さず、「昨日より楽になった」と感じられるような変化を積み重ねていきます。

この一貫性と丁寧なケアが、高い改善率と多くの喜びにつながっています。

マッサージや物理療法、痛み止めでは改善しなかった方も、どうかあきらめずに一度ご相談ください。

腰椎分離症のQ＆A

腰椎分離症は自然に良くなりますか？

自然治癒が期待できる場合もありますが、状態や症状の重さによって異なります。適切な治療や安静、運動療法が早期改善に重要です。

どれくらいで良くなりますか？

痛みの強さや身体の状態によって個人差はありますが、多くの方は数ヶ月から半年ほどで少しずつ楽になっていきます。焦らず、しっかり治療を続けることで、確実に回復へと近づきますので、一緒にがんばっていきましょう。

病院と整体の違いは何ですか？

病院では、レントゲンやMRIなどによる画像診断のほか、薬の処方や必要に応じた手術の判断が行われます。一方、整体では、身体の歪みや筋肉のバランスを整えることで、痛みの軽減や動きやすさの改善を目指します。病院と整体はどちらか一方ではなく、併用して受けている方も多くいらっしゃいます。医療による診断と、整体による身体のケアを組み合わせることで、より早い回復や再発予防が期待できます。

腰椎分離症の方がしてはいけないことはありますか？

無理な腰の反らし動作や重い荷物を持つこと、激しいスポーツ活動は症状を悪化させる可能性があるため控えることが必要です。

日常生活でできるセルフケアはありますか？

腰椎分離症の痛みを和らげるために、まずは普段から正しい姿勢を意識しましょう。無理のない範囲でできるストレッチや筋力トレーニングも効果的です。疲れを感じたらしっかり休むことも大切です。具体的なセルフケアの方法は当院でお伝えしていますので、一緒に無理なく続けていきましょう。

痛みがひどい場合、どんな対処をすればいいですか？

痛みが強くてつらいときは、まず無理をせず安静にしましょう。炎症があると思ったら冷やすのがおすすめですし、痛み止めを使うのも一つの方法です。もし痛みがなかなか治まらないときは、何かあってはいけませんので、まずは病院でしっかり相談してください。

手術はどんな場合に必要になるのですか？

多くの場合は保存療法で改善しますが、保存療法を続けても症状が良くならない場合や、しびれや麻痺などの神経症状が強く出ている場合に手術が検討されます。

腰椎分離症でいろいろ悩まされていた皆さまも、当院で整体の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の「脊柱軸整法」は、脊柱の生理的な弯曲と体幹の軸を整えることで、腰椎分離症の症状改善に非常に効果的です。姿勢を正しく整えることが、腰椎分離症の負担軽減と回復につながり、劇的な改善が期待できるケースもあります。

この手技は、古武術の身体操作から着想を得ており、脊柱の自然なカーブや関節の位置を整えつつ、神経と運動機能の連動にも着目しています。これにより、姿勢や動作の質を高め、腰椎分離症の根本的な改善を目指します。

腰椎分離症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなりますので、我慢は禁物です。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。