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緊張型頭痛は温める?冷やす?どっちが正解?|病院で異常なしと言われた方へ【自律神経から解説】

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こんにちは。からだ回復センター京都城陽整体院の柴田です。頭が締め付けられるように痛くて、ネットで調べてみたら「緊張型頭痛は温めた方がいい」と書いてあった。でも、冷やした方がラクになる気もするし、結局どっちが正解なのか分からなくて困っていませんか。

このまま我慢を続けて、
また今日も頭痛か…
と、朝から気持ちまで重くなり、毎日が少しずつ消耗していくのはつらいですよね。

実は、この質問はとても多くいただくのですが、答えは一つではありません。多くの場合は温める方が合っているのですが、中には冷やした方が楽になる方もいらっしゃいます。

大切なのは、なぜそうなるのかを理解すること。そして、温める・冷やすよりも、もっと大切な視点があることを知っていただきたいのです。

院長:柴田

温める・冷やすで迷う頭痛ほど、体全体から見直す価値がありますよ

目次

結論|緊張型頭痛は「温める」が基本。でも例外もあります

まず結論からお伝えすると、一般的には緊張型頭痛には温めることが勧められています。首や肩の筋肉が緊張して血流が悪くなっているケースが多いため、温めることで筋肉がほぐれ、血液の流れが良くなって頭痛が和らぐからです。お風呂に入ると楽になる、蒸しタオルを首に当てると気持ちいいと感じる方は、このタイプに当てはまります。

でも、ここで知っておいていただきたいのは、全員がそうとは限らないということ。実際に当院にいらっしゃる患者さんの中にも「温めたら余計につらくなった」「冷やした方が落ち着く」とおっしゃる方がいます。これには理由があって、体の状態によって反応が変わるんです。

温める・冷やすという方法だけで判断するのではなく、なぜそうなるのかを知ることが大切だと私は考えています。

なぜ緊張型頭痛は「温める」と良いと言われるのか

緊張型頭痛でよく言われるのが「デスクワークで首や肩がこり固まって、頭が痛くなる」というパターンです。同じ姿勢が続くと筋肉が緊張したままになり、血液の流れが悪くなります。すると筋肉に酸素や栄養が届きにくくなり、さらに緊張が強まるという悪循環が生まれます。

こうした状態では、体は交感神経が優位になっています。交感神経というのは、緊張しているときや頑張っているときに働く神経で、血管を収縮させる作用があるんです。

だからこそ、温めることで血管を広げ、血流を改善し、副交感神経を働かせてリラックスさせる必要があります。お風呂にゆっくり浸かったり、蒸しタオルを首や肩に当てたりすることで、筋肉の緊張がゆるみ、頭痛が和らぐのはこのためです。

一般的に緊張型頭痛の対処法として温めることが勧められているのは、このような理由からなんですね。実際、多くの方がこの方法で楽になっています。

冷やした方がラクになる人もいる理由

では、なぜ冷やした方が楽になる方もいるのでしょうか。それは、体の中で起こっている状態が少し違うからです。たとえば、頭がボーッとする、のぼせたような感じがする、首を触ると熱っぽいという場合は、冷やした方が落ち着くことがあります。

これは、自律神経が過緊張状態にあるケースです。交感神経が働きすぎて、体が常に興奮状態になり、熱がこもっているような状態なんです。

このタイプの方は、温めるとかえって刺激が強すぎて、余計に不快に感じることがあります。冷やすことで一時的に神経の興奮が落ち着き、楽になるんですね。

ただし、ここで注意していただきたいのは、冷やすことが根本的な解決にはならないということです。冷やして一時的に楽になっても、自律神経のバランスが乱れている状態は変わっていません。

むしろ、冷やしすぎると血流がさらに悪くなり、長期的には悪化する可能性もあります。冷やした方が楽になるという方は、体が何かのサインを出しているとお考えください。

温めても冷やしても改善しない人に共通する特徴

当院にいらっしゃる患者さんの中には、温めても冷やしても変わらない、むしろマッサージを受けたら余計に痛くなった、ストレッチをすると頭痛が出るという方がいます。こうした方に共通しているのは、筋肉の緊張や血流の問題だけではなく、もっと深いところに原因があるということです。

たとえば、病院で検査を受けて「異常なし」と言われたのに頭痛が続いている方。市販の薬が手放せない方。強いマッサージを繰り返している方。こういった方は、刺激の入れ方そのものが体に合っていない可能性があります。

筋肉をゆるめようとして強く揉んでいるつもりが、かえって筋肉や神経を刺激して緊張を高めてしまっているんです。

頭痛が続く理由は一つではありません。姿勢の問題、呼吸の浅さ、首から背骨のバランス、自律神経の乱れなど、いくつもの要因が複雑に絡み合っています。

だからこそ、温める・冷やすという対症療法だけでは限界があるんです。

温冷より大切なのは「緊張の質」と「自律神経のバランス」

ここまで読んでいただいて、もうお気づきかもしれませんが、大切なのは温める・冷やすという方法ではなく、体がどういう状態にあるのかを知ることなんです。

筋肉の緊張といっても、単に筋肉が硬くなっているだけではなく、神経が興奮している状態、呼吸が浅くなっている状態、背骨のバランスが崩れている状態など、さまざまな要素が関わっています。

自律神経のバランスが乱れていると、交感神経が過剰に働いて筋肉が常に緊張した状態になります。こうなると、どれだけ温めても、どれだけマッサージを受けても、一時的にしか楽にならないんです。むしろ、強い刺激を与えることで神経がさらに興奮し、症状が悪化することもあります。

当院では、単に筋肉をほぐすのではなく、神経の働きや呼吸、姿勢、首から背骨全体のバランスを整えることで、体が自然にリラックスできる状態を作っていきます。自律神経を落ち着かせる方向へのアプローチを大切にしているんです。

当院が緊張型頭痛を整体でみるときの考え方

実際に当院に来られる方の多くは、温めても冷やしてもスッキリせず、どれが正解なのか分からないまま迷い続けて来院されています

マッサージや薬で一時的に楽になっても、またすぐに頭痛が戻ってしまい、「このまま頼り続けて大丈夫なのだろうか」と不安を感じている方も少なくありません。

病院で検査を受けて「異常なし」と言われたものの、つらさは変わらない。原因がはっきりしないまま我慢する日々に、どこか納得できない気持ちを抱えて来院される方がほとんどです。

だからこそ当院では、頭痛があるからといって頭だけを触ることはしません。頭痛の原因は首や肩だけでなく、背骨全体のバランス、骨盤の歪み、呼吸の状態、さらには自律神経の働きまで、体全体の状態が深く関わっていると考えているからです。

施術では、脊柱全体を丁寧に整えていきます。

頭だけを触らない理由は、頭痛が体全体のバランスの崩れから起こっているケースが多いからです。また、強い刺激を使わないのも大切なポイントです。強く押したり揉んだりすると、一時的には気持ちよく感じるかもしれませんが、人によっては逆効果になることがあります。体に負担をかけず、自然治癒力が働きやすい状態を作ることを最優先に考えています。

さらに当院では、管理栄養士の資格を持つ院長が施術を担当しています。体のバランスを整えるだけでなく、栄養面からもサポートできるのが当院の強みです。

頭痛の改善には、血流や神経の働きを支える栄養状態も関わってくるため、必要に応じて食事のアドバイスも行っています。体も食事も、どちらも相談できることで、安心して通っていただける環境を大切にしています。

まとめ|「温める・冷やす」で迷う頭痛は、体から見直す価値がある

緊張型頭痛で、温めるべきか冷やすべきか迷っているということは、体が何かのサインを出しているのかもしれません。どちらを試しても改善しない、一時的にしか楽にならないという方は、その場しのぎの対処法ではなく、根本から体を整える視点が必要です。

自分の体に合う反応を知ること、そして繰り返さないために体の状態を見直すこと。それが、本当の意味での改善につながります。温める・冷やすという方法にこだわるよりも、まずはあなたの体がどのような状態にあるのかを確認することが大切です。

「整体が初めてで不安」「どんな施術か聞いてみたい」そんな段階でも構いません。まずは今の状態を丁寧にお聞きします。一人で抱え込まず、つらいときは我慢しないでください。

あなたの体に何が起こっているのか、どうすれば楽になるのかを一緒に整理し、無理のない形で改善への道筋をご提案します。

毎日を少しでも楽に、安心して過ごせるように。そのお手伝いができれば幸いです。いつでもお気軽にご相談ください。

この症状について、もう少し知りたい方へ

この記事を読んで、「自分の頭痛も当てはまるかもしれない」そう感じた方もいらっしゃるかもしれません。

症状別ページでは、緊張型頭痛が起こりやすい体の状態や、当院がどこを見て施術を考えているのかを、分かりやすくまとめています。まずはご自身の状態を整理するための参考として、無理のない範囲でご覧ください。

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からだ回復センター京都城陽整体院

からだ回復センター京都城陽整体院には、城陽市・宇治市・京田辺市を中心に、京都府南部にお住まいの方が多く来院されています。

病院で「異常はない」と言われたものの、体の不調が続いて不安を感じている方や、薬だけに頼らず、体の状態を整えていきたいと考えている方からご相談をいただくことが多い整体院です。

アクセス・通いやすさについて

  • 近鉄京都線「富野荘駅」から徒歩4分
  • 京奈和自動車道「城陽インター」から車で約5分
  • アルプラザ城陽から車で約5分
  • 駐車場2台完備(お車でのご来院も便利です)

※京都市内や奈良県からお越しの方もいらっしゃいます。対応エリア外にお住まいの方も、どうぞお気軽にご相談ください。


院長:柴田

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住所
京都府城陽市枇杷庄島ノ宮5-15
電話番号
0774-55-5488
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