腰椎圧迫骨折後遺症

腰椎圧迫骨折後の後遺症

腰椎圧迫骨折後の後遺症とは、腰の骨である腰椎がつぶれたり折れたりしたあと、骨自体は回復しているものの、腰や背中に慢性的な痛みや不快感が残ってしまっている状態を指します。多くの場合、姿勢の変化や日常動作の制限が現れ、生活の質に大きな影響を及ぼします。

日本では高齢化の進行とともに、圧迫骨折を経験する方が増えており、特に70歳以上の女性では20％以上が脊椎圧迫骨折を経験し、その多くが何らかの後遺症に悩まされていると推測されています。

当院にも、うした骨折後の後遺症に悩む患者さまが来院されています。

腰椎圧迫骨折後の後遺症を放置すると、さまざまな悪影響が生じる可能性があります。

圧迫骨折後の後遺症をそのままにしておくと、慢性的な痛みや背中の変形が進行し、歩行や立ち上がりなどの日常動作が困難になる恐れがあります。さらに、つぶれた椎体が神経を圧迫すると、足のしびれや麻痺などの神経症状が現れることもあります。

悪化すると、歩行障害や膀胱・直腸機能障害といった合併症を引き起こし、手術を余儀なくされたり、日常生活に大きな支障をきたす場合も。痛みによって外出や人との交流が減り、気分が落ち込みやすくなる方も少なくありません。

こうした悪循環を防ぐためにも、早めに適切なケアを受けることが大切です。

圧迫骨折後の後遺症の原因

当院では、圧迫骨折後の不調を抱える方に対して丁寧な検査と対応を行っています。

経験上はっきり言えるのは、圧迫骨折後の後遺症は一つの原因で起きているのではなく、複数の要因が絡み合っているということです。

【主な要因の例】

これらの要因が引き金となり、腰椎関節や仙腸関節の可動域が減少し、腰まわりの筋肉・筋膜・皮膚の緊張が高まることで不調が現れます。

圧迫骨折後に続く痛みや違和感は、「骨が治っていないから」ではなく、姿勢の崩れ・体の歪み・筋力低下などが複雑に絡み合って生じていることがほとんどです。

こうした状態を放置すると、症状は慢性化しやすくなります。だからこそ、「原因を正しく見極め、的確に整えること」が、根本的な回復への近道です。

そのため、単に筋肉をほぐす・関節を矯正するといった画一的な施術では、十分な改善が見込めません。

一人ひとり異なる身体の状態や生活背景を丁寧に見極めたうえで、根本原因にアプローチすることが大切です。

病院で検査を受けても「異常なし」と言われたり、薬やマッサージで一時的に良くなっても、また痛みや不調がぶり返してしまう…。そんなお悩みを抱えていても、どうかあきらめないでください。

当院では、姿勢・骨格・筋肉・神経のつながりに注目し、整体的な視点から体のゆがみと機能のバランスを整えていきます。一人ひとり異なる体の状態を丁寧に見極めながら、不調の根本原因にアプローチし、再発しにくい身体づくりを目指します。

病院とはここが違います

▼病院での対処法

病院での治療は”対症療法”が中心なことも

多くの場合、「骨はもう治っているから、様子を見ましょう」と言われることがあります。しかし、実際は“姿勢の変化”や“体の使い方のクセ”が残っており、それが痛みの原因となっていることも多いです。

そのため、病院での治療が一段落したあとに、整体やリハビリ施設などで“機能の再構築”を進めることが重要になります。

腰椎圧迫骨折後の後遺症を改善するために

まずは、あなたの圧迫骨折後の不調の原因を明らかにします。原因を取り違えていれば、一時的に良くなったとしても、根本から改善することはないからです。

圧迫骨折は整体で「治る」ことはありませんが、症状の改善や緩和は期待できます。整体では慢性的な腰痛・背部痛の緩和、筋肉の緊張の軽減、可動域の改善、姿勢の調整、血行促進による痛みの軽減などの効果が期待できます。

当院は、多角的な視点による複数の検査で、腰椎圧迫骨折後の後遺症の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元に施術を進めていきます。

重要なのは、医療機関での適切な治療を最優先とし、整体はその後の症状管理やケアの一環として位置づけることです。医師の許可を得てから施術を受けることが大切になります。

当院の特徴

20年以上の施術経験を持ち、腰椎圧迫骨折後の後遺症に対しても丁寧に対応いたします。、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

圧迫骨折の後に残る痛みや不調を改善するには、骨の状態だけを見ていても十分ではありません。当院では、姿勢や骨格のゆがみ、自律神経の働き、筋肉の緊張、血流の滞り、さらには生活習慣やストレスの影響まで、多角的に身体を評価したうえで施術を行っています。

特に圧迫骨折の後遺症では、姿勢の崩れや筋力の低下、体の使い方のクセなどが原因となって、長引く痛みや違和感を引き起こしていることが少なくありません。痛む場所だけを処置するのではなく、全身のバランスや動き、循環の状態を丁寧に確認することで、根本的な改善につながります。

また、当院では身体の外側だけでなく、栄養状態や体内環境といった内側のバランスも大切に考えています。特に高齢の方では、回復力や治癒のスピードに栄養や体内循環が大きく関わるため、自然治癒力を高めるためのサポートも重要です。こうしたケアによって、回復がスムーズになったり、再発を予防できたというお声も多くいただいています。

圧迫骨折の痛みや不調が長く続く理由は、画像検査などでは見つからないこともあります。骨がくっついたのになぜ痛いのか、湿布や薬ではなぜ改善しないのか、そういった疑問を一つひとつ丁寧にひも解き、正しく整えていくことが大切です。

当院では、検査から施術まですべて院長が一貫して担当し、身体の小さな変化も見逃さず、毎回丁寧に対応しています。「もっと早く相談すればよかった」「やっと自分の身体を理解してくれる場所に出会えた」といった声をいただくのは、一人ひとりに寄り添う姿勢を大切にしているからです。

病院では異常がないと言われたけれど痛みや違和感が取れない、リハビリを終えてもすぐに痛みが戻ってしまう、湿布や注射では一時的にしか楽にならない、年齢のせいと諦めかけている――そんなお悩みがあっても、どうかあきらめないでください。

圧迫骨折後の後遺症は、原因を見極め、全身を正しく整えることで、きちんと改善を目指すことができます。まずは、お気軽にご相談ください。

腰椎圧迫骨折後遺症のQ＆A

圧迫骨折後の後遺症は自然に良くなりますか？

骨自体は時間とともに癒合しますが、姿勢の崩れや筋力低下、関節のこわばりといった「後遺症」は、自然に改善しないことも多いです。特に慢性的な痛みや動きの制限がある場合は、適切なケアを受けることで回復を早めることができます。

どれくらいの期間で改善しますか？

お身体の状態や年齢、生活習慣にもよりますが、3ヶ月〜6ヶ月ほどで症状の軽減を実感される方が多いです。ただし、長期間放置されていたり、骨の変形が強い場合は、より長期的なサポートが必要になることもあります。

病院と整体院の違いはなんですか？

病院では主にレントゲンやMRIなどの検査、薬の処方、リハビリ、手術といった「医療的対処」が行われます。一方、当院のような整体院では、姿勢・筋肉・関節・神経のバランスを整えることで、体の自然な回復力を引き出し、痛みや動きの改善を目指します。両者を併用することでより効果的な場合もあります。

日常生活でできるセルフケアはありますか？

はい。正しい姿勢を意識すること、適度なウォーキングやストレッチを続けることが効果的です。ただし、動かし方に不安がある場合は、当院で安全なセルフケア方法をお伝えしますので、ご相談ください。

なぜ骨が治っているのに痛みが続くのですか？

骨が癒合していても、骨折の影響で姿勢が崩れたり、周囲の筋肉や関節に過剰な負担がかかることがあります。また、神経の圧迫や血流の悪化、自律神経の乱れなどが関係している場合もあり、こうした原因にアプローチすることが重要です。

他の治療院で改善しなかったのですが、通っても大丈夫ですか？

もちろんです。実際に「他では良くならなかった」とおっしゃる方が多く来院されています。当院では、全身を丁寧に評価し、根本原因に合わせたオーダーメイドの施術を行っておりますので、あきらめずにご相談ください。

再発の予防方法はありますか？

骨粗鬆症の適切な治療と管理、規則正しい生活習慣の維持、定期的な医学的チェックにより、骨の健康を保つことが再発予防の鍵となります。

腰椎圧迫骨折後の後遺症でいろいろ悩まされていた皆さまも、当院で整体の施術を受けて、このような変化がありました。

脊柱の生理弯曲に働きかけ、体幹を整える当院の脊柱軸整法は、姿勢を整えるため、腰椎圧迫骨折後の後遺症との相性が非常によく、早期に改善するケースも見られます。

「脊柱軸整法」は、古武術の身体操作にヒントを得ながら、脊柱の生理的弯曲・体幹の軸・関節のアライメントを整える手技です。神経と運動機能の連動にも着目し、姿勢と動作の質を高めることで、腰椎圧迫骨折後の後遺症を根本改善へと導きます。

腰椎圧迫骨折後の後遺症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなりますので、我慢は禁物です。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。