
院長:柴田お気軽にご相談ください!

院長:柴田お気軽にご相談ください!


起立性調節障害は、いつ治るのか、このまま様子を見ていて大丈夫なのか、不安になることがあると思います。
からだ回復センター京都城陽整体院の柴田です。この記事では、起立性調節障害の改善に向けた考え方と、回復までの期間の見方についてお話しします。
症状そのものについて詳しく知りたい方は、起立性調節障害の症状ページもあわせてご覧ください。ここでは、経過の見通しを中心にお伝えします。
監修・執筆:柴田 孝史 整体師 / 管理栄養士
からだ回復センター京都城陽整体院 院長


焦らず経過を見ていく視点を持ちましょう
この記事でわかること
起立性調節障害は、多くの場合、時間をかけながら症状が落ち着いていく病気として考えられています。まずは改善に向けた基本的な考え方を見ていきましょう。


改善に向けては、日常生活の調整と、医療機関での診療を組み合わせながら進めていく考え方が基本になります。どちらか一方だけで急に良くなるものではありません。
生活面の具体的な工夫については、別の記事でくわしくお伝えしています。ここでは、両面から支えていく方向性があることをお伝えします。
わたし自身は管理栄養士でもあり、食事や栄養が体に与える影響を日頃から実感しています。生活の調整というと運動や睡眠を思い浮かべやすいですが、食事の内容や栄養バランスを見直すことも、体の状態を保っていくうえで大切な視点だと考えています。
症状の重さや年齢、生活背景によって、回復のペースは一人ひとり異なります。同じ診断であっても、経過が同じように進むわけではありません。
「完治」という言葉を目標にしすぎると、経過の途中でつらくなってしまうこともあります。改善の見方を少し整理しておきましょう。
症状が完全になくなることだけを基準にするのではなく、学校や仕事に通える時間が増えるなど、生活が安定していく過程もあわせて見ていくことが大切です。
症状と生活、両方の変化を見ていく視点を持つと、経過を前向きに捉えやすくなります。
良い日が続いた後に、また不調な日が戻ってくることもあります。数日単位の波だけを見て、良くなった、悪くなったと一喜一憂しすぎないようにしましょう。
また、一旦症状が落ち着いたあとに不調が再び現れた場合も、必ずしも起立性調節障害が悪化したとは限りません。ほかの要因や病気が関わっている可能性も考えられるため、気になる変化があるときは自己判断で決めつけず、医療機関に相談しておくと安心です。
回復までの期間は、症状の程度によって幅があります。目安として知っておきたい考え方をお伝えします。


症状が軽いうちは数ヶ月程度で落ち着くこともありますが、症状が強く続く場合は、年単位で経過を見ていく場合もあります。この幅は、症状の重さだけでなく、体の成長や生活環境も関わっているためです。
具体的な目安として、日常生活に支障が少ない軽症の場合は、適切な治療によって2〜3ヶ月程度で改善するケースが多いといわれています。
日常生活に支障が出る中等症では、発症から1年後に約半数、2〜3年後には7〜8割程度が改善傾向に向かうとされます。学校を長期に休むような重症例では、社会復帰までに2〜3年程度かかることもあると報告されています。
思春期に発症した場合は、成長とともに自律神経の働きが安定し、症状が落ち着いていく傾向も報告されています。ただし、これも一人ひとりで経過が異なる部分です。


早く良くなってほしいという気持ちは自然なことですが、焦りが逆に負担になってしまうこともあります。
体調が整っていない時期に無理に予定を詰め込んだり、体を押してまで活動量を増やそうとすると、かえって回復が遅れてしまうこともあるといわれています。今できる範囲を見極めながら、少しずつ生活のペースを整えていく視点も大切です。
起き上がるときにすぐ立ち上がらず、少し前かがみの姿勢からゆっくり動くようにすると、立ちくらみやめまいを感じにくくなる場合があるといわれています。日常のちょっとした動き方を見直すことも、一つの工夫になります。
水分や塩分の摂り方も、症状と関わりがあるとされています。目安として、水分は1日1.5〜2リットル程度、塩分は普段より少し多めに意識するとよいといわれていますが、実際の量は体調や医師の指示によって異なるため、通院先で相談しながら調整することをおすすめします。
管理栄養士としての立場から見ても、朝食を欠かさずとることや、水分・塩分を日々の食事の中で意識して摂ることは、体調を保っていくうえで大切なポイントだと感じています。
症状の変化を感じにくいときでも、自己判断で通院や治療をやめてしまうのではなく、今困っていることを医療機関に伝えていくことが大切です。
薬による治療を行う場合、効果を実感できるまでに数週間程度かかることもあります。その間に「効いていないのでは」と感じて、早い段階で自己判断でやめてしまうケースも見られるため、効果を感じにくい時期であることも踏まえながら、通院を続けていくことが大切です。
症状を我慢したまま過ごすと、日常生活への影響が広がっていくことがあります。
朝の不調が続いたまま治療につながらない期間が長引くと、遅刻や欠席、仕事への影響が積み重なり、生活全体への負担が大きくなっていくことがあります。
症状が強くなってきた、生活への影響が広がってきたと感じるときは、今の相談先だけで抱え込まず、相談先を増やすことも一つの選択肢です。
「治るまでの道のりが見えない」と感じる時期は、本人もご家族も気持ちが疲れやすくなります。今困っていることを、誰かに話すことから始めてみてください。それだけで、気持ちが少し軽くなることもあります。
学校生活への影響については、別の記事でもお伝えしています。からだ回復センター京都城陽整体院でも、日常生活での体の使い方について、体調に配慮しながらお話を伺うことができますので、気になることがあればお気軽にご相談ください。

