肩こり

肩こりの症例報告

肩こりとは

肩こりとは、首から肩にかけての筋肉（主に僧帽筋）が緊張し、血行が悪くなることで生じる重苦しさや痛み、こわばり感などの不快な症状の総称です。

日本では「肩こり」と表現されますが、実際には首や背中の筋肉の問題であることが多く、諸外国では首や背中の疾患として扱われることが一般的です。

厚生労働省による国民生活基礎調査（2015年度）によると、肩こりは女性の有訴者率で第1位、男性では第2位を占める症状となっています。全国47都道府県の30代・40代男女5万人を対象とした調査では、54.6%の人が肩こりを経験しており、まさに国民病と言える状況です。

当院にも、こうした肩こりに悩む患者さまが多く来院されています。

肩こりをそのままにしておくと、さまざまな深刻な問題へと発展する恐れがあります。

例えば、首の筋肉の緊張が頭部にまで影響し、頭痛を引き起こすことがあります。また、筋肉の硬直によって神経が圧迫され、手や指にしびれが生じることも少なくありません。

このような神経の圧迫は、耳や目に関係する神経にも及ぶことがあり、耳鳴りや視覚の異常といった症状が現れることもあります。

肩こりが慢性化すると、やがて肩関節の可動域が制限される「四十肩」や「五十肩」へと進行することもあり、強い痛みや動作の制限を招くこともあります。

さらに、長引く肩こりは自律神経の働きにも影響を及ぼし、気分の落ち込みやうつ状態につながるケースも見られます。

こうした不調を放置してしまうと、症状の慢性化により改善までに時間がかかるだけでなく、日常生活にも大きな支障をきたす恐れがあります。

肩こりの原因

当院には、開院以来、肩こりに関するご相談で来院される方が後を絶ちません。

これまで数多くの検査や施術を通して明らかになったのは、肩こりの原因が一つに限られることは少なく、むしろ複数の要因が複雑に絡み合っているケースが多いということです。

多くの場合、複数の要因が相互に影響し合いながら、症状を引き起こしています。

肩こりの原因として次のものが挙げられます。

肩こりはこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

不良姿勢や運動不足、ストレス、加齢による筋力低下など、日常生活に潜む様々な要因が肩こりを引き起こします。肩こりの原因も一つに限定できるものではなく、姿勢や筋肉の状態だけでなく、自律神経や生活習慣まで幅広く検査・評価することが重要です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。肩こりは豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

医療機関での一般的な対処法。

薬物療法

一時的な症状緩和にとどまり、根本的な解決にならないことが多いです。また、長期使用による副作用のリスクもあり、薬への依存性が生じる可能性もあります。

物理療法

効果を実感するまでに時間がかかることが多く、通院の継続が必要です。

ブロック注射

ブロック注射の効果は一般的に一時的であり、長期的な痛みの緩和には限界があります。また、注射部位の痛みや感染リスクがあります。

肩をこらなくするために

まずは、あなたの肩こりの原因を明らかにします。原因を取り違えていれば、一時的に良くなったとしても、肩がこらなくなることはないからです。

当院は、多角的な視点による複数の検査で、肩こりの原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元に施術を進めていきます。

当院の特徴

20年以上の施術経験を持ち、肩こりを改善するだけでなく、再びこらない状態へ導くことを得意とする院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください

姿勢や筋骨格系の歪みの検査だけでなく、自律神経機能やストレスレベル、栄養状態など多角的な検査を実施しています。

患部の肩や首だけを見るのではなく、これらの総合的な検査・体質チェックにより、一人ひとりに最適な改善プランが提案でき、栄養と身体の両面に精通したプロフェッショナルだからこそ実現できる、根本からのトータルケアが当院の特徴です。

肩がこらなくなるには現在の身体状態を正確に把握することが最も重要であり、だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

この一貫性が、高い治療効果を生み、豊富な実績につながっています。

痛み止めに頼っている方や、整骨院・整体・マッサージで効果が得られなかった方も、どうぞ諦めずにご相談ください。

肩こりのQ＆A

肩こりは自然に治りますか？

肩こりは生活習慣や姿勢の問題から生じることが多いため、原因となる要素を改善しなければ自然治癒は難しいです。適切なケアと生活習慣の見直しが必要です。

肩こりの人がやってはいけないことありますか？

長時間同じ姿勢を続けること、重い荷物を片方の肩だけで持つこと、冷たい飲食物の過剰摂取、ストレスを溜め込むことなどは避けるべきです。また、自己判断での強いマッサージも症状を悪化させることがあります。

肩こりの重症度はどう判断できますか？

簡単なセルフチェックとして、背筋を伸ばして立ち、両肘をつけて合掌し、肘を上げてみてください。肘が鼻の高さまで上がれば良好、口の高さなら軽症、肩の高さなら中程度、それ以下なら重症の目安となります。

肩こりと自律神経の関係はありますか？

はい、非常に深く関係しています。ストレスなどで自律神経が乱れると交感神経が優位になり、血流が悪化して筋肉が緊張し、肩こりが悪化します。また、「内臓体性反射」と呼ばれる現象もあり、内臓の不調が筋肉や関節に影響を及ぼすことがあります。例えば、胃の不調で背中が張ったり、肝臓の疲れが右肩の重さとして現れたりするケースもあります。

デスクワークでの肩こり予防法はありますか？

まず、定期的に休憩を取り、首や肩をこまめに動かすことが大切です。さらに、モニターの高さを目線に合わせるといった作業環境の見直しも効果的です。そして何より、自然体で無理のない良い姿勢を保つことが肩こりの予防には欠かせません。この「自然な姿勢」は自分では気づきにくく崩れがちなため、整体でバランスを整えておくと、より効果的に維持しやすくなります。

肩こりに効果的な運動はありますか？

レジスタンストレーニング（筋力トレーニング）や有酸素運動は、どちらも状況や目的に応じて肩こりの改善に効果があります。ただし、どの運動を優先するか、またその比率は一人ひとりの状態によって異なります。ご自身に合った運動方法を知りたい場合は、ぜひお気軽にご相談ください。

肩こりには温めるべきか冷やすべきか？

慢性的な肩こりには温めるのが効果的です。温めることで血流が促進され、筋肉の緊張が緩和されます。急性の痛みや炎症がある場合は、最初は冷やして炎症を抑え、その後温めるのが良いでしょう。

肩こりでいろいろ悩まされていた皆さまも、当院で整体の施術を受けて、このような変化がありました。

脊柱の生理弯曲に働きかけ、体幹を整える当院の脊柱軸整法は、姿勢を整える為、肩こりとの相性が非常によく、劇的に改善するケースも見られます。

「脊柱軸整法」は、古武術の身体操作にヒントを得ながら、脊柱の生理的弯曲・体幹の軸・関節のアライメントを整える手技です。神経と運動機能の連動にも着目し、姿勢と動作の質を高めることで、肩こりを根本改善し、再発しない身体づくりを可能にします。

肩こりは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなりますので、我慢は禁物です。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。

どんなマッサージも効かなかったのに、不思議でした

1回目の施術でとても楽になりました

先生には感謝しています